コメディ・ライト小説(新)

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DOLL
日時: 2019/04/25 19:28
名前: 病んでるツンデレ (ID: .WzLgvZO)

「人はいかにして人なのか。人形はいかにして人形なのか。その境界線はいったいどこなのか。ある人は言った、人間はぬくもりがあり人形はとても冷たいと。しかし、また別の人はこういった。人形には温かみや、魂など作った人のすべてが宿ると。前者の者がネガティブな人間なのか、後者の者がポジティブであり物を大切にする慈愛心の持ち主なのか。はたまた、第三の考えが存在しそれが正しいのか。ここで結論付けるのはやぶさかであるが人も人形も思い出が積み重なっていく、その点においては共通する部分であると言えるだろう。
ここはどこだ…?」
ククラは目覚めた。否、それは正しい表現ではないのかもしれない。しかしそれはククラには記憶がなく、気づいたらここにいたからだった。そしてこの名前はふと頭に浮かんだものである。
ドドド…
恐怖にのまれ声が出なくなる。突如として地面が崩れだした。そして自分が地面だと思っていたのは大量の人形だったのだ。しかも何十億もあろうという人形の一つ一つがすべて壊れていたのだった。その中から妙に愛着のわく人形を見つけた。その人形を拾い上げ先ほどから視界に移っていた小屋へと向かっていった。この人形を拾い上げたのはこの人形にこの不気味な世界からの脱出の糸口があるような気がしたからだ。これが人形だらけの世界初めての夜だった。


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