コメディ・ライト小説（新）
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- ぷちデビルとの契約【切ない恋愛】〔終了〕
- 日時： 2019/04/29 13:03
- 名前： 闇夜 （ID: QDgN7dji）
俺のメイドは龍神様!!の番外編を作成するつもりでしたが、内容がネタバレを含むので新シリーズを作成することにしました。
内容は少女の切ない恋愛物語です。最後は一体どうなるのでしょうか。
登場人物
・黒衣佳奈 くろいかな 13歳 中1
自殺をしようとする少女。彼氏を奪われた恨みで、あんなやつ消えれば良いと願う。そして契約の悪魔との契約を結ぶ。
・神堂輝 しんどうひかる 14歳 中3
元佳奈の彼氏。後々幼馴染と付き合う。勉強も運動も出来る完璧イケメンボーイ
・月夜藍菜 つきよるあいな 14歳 中3
佳奈のライバル。輝とは幼馴染で、後々付き合う。佳奈を異常に嫌う。
・明 あかり 14歳 中2
佳奈と契約するぷちデビル。偽名で「星野明」と名乗る
・坂田千聖 さかたちさと 13歳 中1
運動完璧のボーイッシュな少女。佳奈と輝の関係を壊した。
・平木氷空 ひらきそら 13歳 中1
佳奈に告白した少年。優しいがいじられ役。佳奈に好意を寄せるが、彼氏が居ることを知り、控えめな性格になった。
- Re: ぷちデビルとの契約【切ない恋愛】 ( No.13 )
- 日時： 2019/04/28 14:16
- 名前： 闇夜 （ID: NhdLCYtX）
彼女は、とても良い子だった。今までの中で一番に。
『明日も来ていいですか?』
『勿論です』
その言葉が嬉しかった。
次の日も次の日も彼女は来てくれた。委員会にいる佳奈とも次第に話すようにもなった。
そんなある日。とある話を聞いた、
「今日、一緒に帰れるか?」
「今日、街合わせしてるので……」
「分かった」
「それでは」
彼女にも好きな人が居るのだろうか。彼女ははや歩きで道を歩いて行った。
その夜も彼女は来てくれた。そしていつも通りチャットを行った。
「好きです」
ついに言ってしまった。彼女への告白。彼女の返事は「考えさせてください」だった。
この夜もチャットに行った。
『で…振られちゃいまして』
『私もさっき告白されまして……』
この言葉に違和感を抱いた。次の日、聞いてみようかな。
委員会が終わった後彼女を探した。廊下を歩いている佳奈を見つけてあとを追った。
「佳奈さん」
「先輩。どうされました?」
「佳奈さんって、チャットやってたりします?」
「やってますが?」
予感的中。彼女はやはり彼女だった。質問にも答えてくれて言っていることも一致した。
「そ、そうだったのですか？」
「はい…すみません」
「なら……返事は…お願いします。お付き合い」
この日から、彼女と付き合った。7月8日に。
黒衣佳奈と。
- Re: ぷちデビルとの契約【切ない恋愛】 ( No.14 )
- 日時： 2019/04/28 15:26
- 名前： 闇夜 （ID: NhdLCYtX）
そんな幸せな毎日が永遠に続くわけなかった。
委員会帰りに彼女を探していた。
「あ、佳n…」
その時俺は一瞬時が止まったように感じた。
佳奈が、他の男と歩いていた。彼女の表情は、見えなかったが男は楽しそうだった。浮気。
俺はすぐにその場を去った。
- Re: ぷちデビルとの契約【切ない恋愛】 ( No.15 )
- 日時： 2019/04/28 15:33
- 名前： 闇夜 （ID: NhdLCYtX）
この日が一番傷ついた。あの時の約束も愛も全て嘘。なんで…?
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彼女と付き合って1ヶ月が経った。そんなある日。幼馴染から呼び出された。
「ひっくん……」
「急にどうかした?」
「私と付き合って」
「…………ゴメンな。もう居るから」
幼馴染が告白してきた。だが断った。俺にはもう大切な人が居るから。
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あの時の自分が馬鹿だった。今なら。間に合う。
俺は、彼女を見捨てすぐに幼馴染の元へ向かった。
付き合って1年で彼女に裏切られた。
- Re: ぷちデビルとの契約【切ない恋愛】 ( No.16 )
- 日時： 2019/04/28 16:21
- 名前： 闇夜 （ID: NhdLCYtX）
明と契約をして、一晩が経った。明は「先学校行ってる」と言い先に行ってしまった。
登校中に墨縄先輩と会った。
「おはよう!」
「おはようございます」
「明ちゃんどう?良い子でしょ?」
「はい。仲良くなりました」
「え?!もう!?」
墨縄先輩は凄い驚いた表情を見せた。私は、苦笑いをした。
学校についた後、支度を済ませて明の所へ向かった。途中3年の教室の前を通ったため、輝と会った。彼は私を睨んですぐに立ち去った。何となく傷ついた。
「さっきぶり」
明はニッと笑った。私も軽く微笑む。
「それじゃあ。君の願いは?」
「輝と縁を戻したい」
「分かった」
明はすぐに返事をした。困る表情も、間も空けずに。明は、私の頭を優しく撫でた。
その後、私はすぐに教室ヘ戻った。
- Re: ぷちデビルとの契約【切ない恋愛】 ( No.17 )
- 日時： 2019/04/28 16:26
- 名前： 闇夜 （ID: NhdLCYtX）
教室に戻ると、さっきよりも人が増えていた。席に座ると隣に視線が移った。坂田千聖。
彼女もこちらを見るとすぐに目を逸した。
別に恨んでなんかない……いや。嘘だ。恨んでる。
「佳奈…」
小声で彼女が話しかけてきた。
「ん?」
「ゴメンな……」
「もういいよ。謝っても輝は帰ってこないから」
無意識に冷たい声が出ていた。千聖は俯いて視線を外した。
彼女が私と輝の関係を壊した。