コメディ・ライト小説(新)
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- ロールプレイング
- 日時: 2019/04/28 20:59
- 名前: 来海九重 (ID: s00TEuml)
新米冒険家アーサーという少女はあちこちを冒険しまくる。この世界では
冒険家は様々なところを出歩ける。賑やかな良い国である大きな戦いが
起こる。
1.冒険家アーサー・グロリア>>01
2.魔術師マーリンの預言>>02
3.パーティーの襲撃者>>03
- Re: ロールプレイング ( No.1 )
- 日時: 2019/04/28 16:30
- 名前: 来海九重 (ID: s00TEuml)
名前【アーサー・グロリア】
性別【女】
年齢【16】
職業【冒険家】
髪色【黒、金のメッシュ】
髪型【ショートヘア】
アーサーはつい最近、冒険家になったばかりの新米だ。この国アルトリアは
穏やかで住みやすい国だ。そしてその首都ヴィヴィアンをアーサーは歩く。
町の住人たちがパタパタと走っていくのを見て気になり彼女も彼らの後を
追う。この国には白夜騎士団というのがある。きっと見回りだ。その騎士団で
団長をしている彼女の仲間がいる。
女性「ランスロット様よ!」
一人の女性が叫んだ。青い鎧を着た若い男が馬に乗ってやってきた。人混みを
掻き分けアーサーは前に出てきた。それを見つけたランスロットは馬から降り
彼女に声を掛けた。
ランスロット「アーサー、久しぶりだな」
アーサー「ランスロットさん、見回りですか」
ランスロット「あぁ。平和と言えど怠ることは出来ないからな」
騎士「団長、この娘は…?」
一人の騎士が聞いた。
ランスロット「白銀騎士団団長ユーサー・グロリア殿の妹だ」
ユーサー、王家直属で選抜されたのみ入団できる騎士団、白銀騎士団の団長。
白銀騎士団は多くの功績を持つ人物、高い実力を持つ人物しか入団できない
エリート集団だ。そしてその団長をしている彼はアーサーの実の兄である。
騎士「な、なんと!申し訳ございません娘呼ばわりなど…」
アーサー「気にしないでください。それに自由に呼んでくれて
構いませんから」
ランスロットは微笑みアーサーに手を差し出す。
ランスロット「俺と一緒に来るか?」
アーサー「え?いいの?」
ランスロットは頷いた。アーサーはランスロットの手を握り馬に乗る。
名前【ランスロット・キュリオス】
性別【男】
年齢【20】
職業【騎士団団長】
髪色【焦げ茶】
- Re: ロールプレイング ( No.2 )
- 日時: 2019/04/28 17:59
- 名前: 来海九重 (ID: s00TEuml)
数十分して隣町ロットにやってきた。ここには一人の魔術師が住んでいる。
ランスロット「マーリン様、いるか!」
???「あーランスロットか?お、久しぶりだなアーサーちゃん」
白いローブを着た白緑の髪をした青年がニコッと笑った。彼はマーリン、
様々な魔術を扱う彼は変身魔法も得意とする。アーサーとユーサーの
助言者で彼らに様々な事を教えた先生のような存在でもある。
マーリン「ユーサーはどうなんだ?元気か」
アーサー「はい」
マーリン「そっかそっか。で、ランスロットわざわざ俺のところに
来たってことは何かあるのか」
ランスロット「いつも通りだ。何か予知があれば教えてもらいたい」
さっきまで笑みを浮かべていたマーリンの顔が引き締まる。
マーリン「大きな何かが起こるのが見えた。俺も黒幕はちゃんと
見えなくてね。今までの非ではないよ」
マーリンが真剣に語る。
ランスロット「貴方がそこまで言うとは…王に伝えておく」
ランスロットが出ていった後、マーリンはアーサーを引き留めた。
マーリンは彼女に一本の剣を渡したその剣を抜くと眩い金色の光を
放つ刀身があった。マーリンが呪文を呟くと光が最小限まで弱くなった。
マーリン「君にこれを授けとくよ。この剣の力は強い。だからこそ力を
最小限に抑える必要がある。君の声、魔力は全部剣にインプットされて
いるから君にしか扱えない」
頷いた。剣を鞘に納めマーリンに礼を言ってアーサーは家を出た。
マーリン「ユーサー、まだまだ下手だな。否、妹から隠れていたのかな」
アーサーと同じ髪色の青年が姿を現す。他の騎士のような鎧は身に着けて
いない。
ユーサー「俺たちは命令で招集をかけられない限り自由でな」
マーリン「あの剣なら彼女に渡したよ」
ユーサー「…そうか」
- Re: ロールプレイング ( No.3 )
- 日時: 2019/04/28 20:58
- 名前: 来海九重 (ID: s00TEuml)
城に来ていたアーサーは一人の男に声を掛けられた。今日は国の女王
ギネヴィアの誕生日だったため大きな誕生日パーティーが開かれていた。
ギネヴィア「貴方がユーサーの妹ですね初めましてアーサーさん」
アーサー「ギネヴィアさん!」
ギネヴィア「お兄さんソックリねアーサーは…」
ユーサー「ギネヴィア様」
ユーサーは片膝をつき彼女の名前を呼んだ。そんな彼を見てギネヴィアは
クスクスと笑った。
ギネヴィア「こういう日ぐらいリラックスしてくださいユーサー。任務も
多く妹と話す時間が少なくなってきているでしょう」
ギネヴィアはアーサーの手を取りユーサーと手を繋がせる。それから彼女は
二人の元を離れた。久しぶりに実兄の手を握った。6年前まではよく
こうやって手を握ってあちこち歩き回っていた。今になると凄い照れくさく
懐かしい感覚だ。
ユーサー「マーリンから貰ったんだろ。その剣」
アーサー「知ってるの?」
ユーサーは笑いながら頷いた。
ユーサー「あぁ。俺もあの人から特別に見せてもらったことがある。だけど
俺には勿体無いと思ったんだ」
アーサー「ふうん…そっか」
楽し気な声は一変して悲鳴に変わった。その声の変化に驚き二人は
城の入り口のほうを見た。そこには気絶した騎士数名と彼らを気絶させたで
あろう男が立っていた。赤がかった黒髪の男だが得体の知れない何かがある。
???「すまないなぁ楽しいパーティー中に…」
男は視線をアーサーに向ける。
???「その剣…珍しい剣だな。お前、何て言うんだ」
ユーサー「相手に名前を聞くときは先に自分が名乗る、常識がなってないな」
???「それはすまないな。俺はベリアル、改めて聞く。お前は?」
アーサー「アーサー、アーサー・グロリアです」
ベリアルは笑みを浮かべた。
ベリアル「なら少し遊ばせてもらうぞ、アーサーちゃん」
- Re: ロールプレイング ( No.4 )
- 日時: 2019/04/28 21:58
- 名前: 来海九重 (ID: s00TEuml)
ギネヴィア「アーサー、マーリンから聖剣に選ばれたと聞きました。
貴方の力、見せてください。さぁ皆さん、少し離れましょう」
女王ギネヴィアに言われるがまま全員が距離を置く。ユーサーはアーサーに
耳打ちする。
ユーサー「無理はするな。無理だと判断したら剣を鞘に納めろ」
アーサーは頷いた。二人を囲うように白い結界が張られる。それを
ベリアルは微笑みを浮かべたまま見ている。
ベリアル「へぇ唯の人間が張れるような結界じゃないな。天使が扱う
結界だ。人間の力程度じゃあこんなことは出来ねえ」
アーサー「そうなんだ。初めて知った」
ベリアル「まぁそんなことはいいや。伝達も終わったし…俺は捨て駒。
さてやろうぜ」
ベリアルが剣を抜いた。黒い剣だ。アーサーの剣は微かに金の光を
放っていた。二人が同時に床を蹴る。アーサーはまだ剣を握って日は浅い。
相手のほうが強いだろう。その通り、彼女は今、押されている。だが
ユーサーの目には何かが映っていた。
ランスロット「よく耐えているなアーサー」
ユーサー「あぁ…それに俺は引っかかるんだ。だがなんとなく分かった。
あの剣、どうやら今までの経験を使用者に伝えるみたいだ。あの動きは
素人が出来る動きじゃない」
ユーサーが目を細める。
ベリアル「(あー…そういうことか)」
アーサーの剣を受け流しているときベリアルは理解した。剣を握っている限り
彼女は強いと。そしてあの剣は自分たちの天敵だと。
アーサー「行くよ!神気エクスカリバー!!!」
眩い黄金の光が剣を包む。その剣をアーサーは上から下に振り下ろした。
金の斬撃はベリアルを呑み込んだ。そこには消えていくベリアルがいた。
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