コメディ・ライト小説(新)
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- バーベッキュの冒険〜紅蓮の炎〜
- 日時: 2019/04/30 21:52
- 名前: 勇者の日記 (ID: q6B8cvef)
これは、
遥か古の時代、
剣と魔法、
怪物と人とが共存する世界でのお話です……。
まさに最終決戦に相応しい。
雷雨の中。
古びた神殿の前に佇む、4人の冒険者達。
いや、もう1人の小さな影……。
いや、もう1匹といったところか……。
それは、
人型の小動物。
長い尻尾をくるりと振る。
猿だ。
アラジンパンツにジレ(ベスト)を羽織り、
脇差しにカタール(湾曲刀)を装備している。
決して人には懐かないであろう、生意気な顔つきだ。
そして、
その飼い主であろうか?
短足だが屈強な戦士風のオッサン。
胸に手を当て、ワールドカップ代表選手さながらの気持ちの入れ込み様だ。
残念ながら、低身長の、この漢がこの物語の主人公らしい。
顔がでかい。
5頭身。
まるでギャグ漫画。
(イケメン好きの女性の方は、大概ここでチャンネル変えました。)
オッサン戦士は、ぶつぶつと独り言を言いながら精神統一をしている。
その隣には、細身の長身の優男。
マントを羽織り、レイピア(細身剣)を装備。
身につけた鎧と装飾品は、随所に[ルーン文字]が刻まれている。
さしずめ、魔法剣士といったところだ。
そして、後方に並ぶ2人。
汚れた白いローブに身を包んだ、こ綺麗な老婆と健康的な女。
老婆が健康的な女に尋ねる。
老婆「マッパーちゃん、ここでいいのね?」
マッパー「はい、間違えありません。ベリーグラスさん。」
マッパーと呼び名された探検家の様な風貌の、眼鏡をかけた女は、
布地に緻密に描かれた古い地図を広げ、眼鏡についた水滴を手で拭き取り、
慌てて確認する様に、そう答えた。
ベリーグラス(老婆)「ここが……、ケルベロスの魔窟……、」
ピカーン
ゴロゴロ……。
遠くで落雷が鳴り響く……。
そして、
物語は少しばかり遡る。
___ちょうど一カ月前……。
つづく。
次回【戦士バーベッキュ誕生秘話】