コメディ・ライト小説(新)
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- 転生した俺のペットがイケメソ過ぎる
- 日時: 2019/05/13 12:15
- 名前: ミミズク (ID: jBQGJiPh)
2010年6月24日。
俺は車に轢かれて、愛犬のソラと共に死んでしまった。
ソラは即死、俺は数時間意識があった上での死。
辛い、怖い、痛い、苦しい…そんな事を考えた俺が最後に思ったのは。
(ソラって名前今考えると犬につける名前じゃねぇな…)
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「……ッハ!」
さあ、ここまでの回想を頭で流している間、俺は何をしていたと思う?
正解は…現実逃避だ。
こんな感じでふざけていないとやっていられない状況に陥っている。
別にまた死にそうだとか足が一本なくなったとかそういうんじゃない。
どちらかというと平和的な事件だ。ただ、俺にとっては大問題なのである。
「あ、起きたか?頭とか、痛くないか?」
事故で死んだはずで。真っ暗になった視界が急に明るくなった思ったら、全然知らない場所に来ていて。そして、何故か浮いているなぁなんて呑気に思っていたら。目の前に綺麗な銀髪イケメンがいた。
(…ん?待て待て待て落ち着け。えー…これは多分あれだ、地獄での拷問だ)
「…?なあ、本当に大丈夫?まだ、何も思い出せないとか?」
「……や、いやいやいや…待てよ…まずお前は誰だ?そして降ろしてくれ!」
「…あぁ、ごめんごめん。飼い主様はまだ何も知らされてないんだっけ。」
「何の話…?」
「うん、一から説明するゾ!俺はソラ。飼い主様の…いや、小五郎のペットだ!」
「……は?」
このイケメンが?口調とキャラがブレブレなこのイケメンが?あのソラ?
「……ほん、とに…ソラ、なのか?」
「うん。今生こそ、小五郎を守ってみせる!」
「……えぇ?」
なかなか話お通じないワンコだな…いやでも俺も話聞かないもんな…ペットは飼い主に似るっていうもんな…
(……まあでも)
「…小五郎?」
「お前が」
また生きているところ見られて良かった…なんて。
「こ、小五郎?なんで泣いているんだ?どこか痛むとかか?」
あわあわしてるなこいつ。おもしれぇ。
そんな事を考えながら、俺はまた同じ思考に戻ってきた。
(さて…ここどこだ?)
問題は、何一つとして解決できていなかった。
続かん…