コメディ・ライト小説(新)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- memory ♪10/26更新♪ 短編
- 日時: 2019/10/26 13:31
- 名前: みかん (ID: RnkmdEze)
☆どうもみかんです☆
舞台は(まさかの)図書館!!最後にはどんでん返しでスカッとします(多分)
日常編・学校編と交互に執筆して行くので、これからもご覧くださいませ♪
それではどーぞ!
……………………………………………………………………………………………………………………………………
1話 クレーマー
日が差すその街…日向町町では、ある図書館
ーいやオンボロと言っても良いかもしれない。
町で有名な建物があった。古くから続き、アンティーク調の建物には、沢山の市民が集まってくる。
「あーもー!今日もクライアント多すぎ!!そろそろ“働き方改革”どうなの!?」
ザワッ
不満そうに、お嬢様の『宝城 マリカ』が叫ぶ。
「おいマリカ。ここは図書館だから静かにしとけ。」
「何ですって!?“ヨミ”はいちいち固い!そんなだったらクライアントに嫌われるわよ!」
「マリカ。他人の事をけなすな。」
この図書館の館長…まだ高校生である『古館 ヨミ』が呟く。
…だか、この図書館は普通の図書館では無い。 人々の記憶の図書館なのだ。
そんな不思議な図書館は、代々“古館家”に継承されている。
しかしそんな話をしているうちに、またまた新しいクライアントがやって来た。
ドンッ
「おい!俺の本はどこだ!今すぐ出せ!」
「うっわ〜、またやばいの。」
マリカが耳元で囁く。なんだか嫌そうな顔をしている。
「マリカ、いいから何も口はさみするなよ。お客様お探しの本はございますか?」
すると、
「ああん!?女の粉砕が何言ってやがる!」
「ですから…」
「ざけんな!俺はお客様だぞ!手際が悪りぃな。早く出せ!」
そのトラブルはとんでもないものになるとその場の全員が思った。
…が、そのトラブルは一瞬にして終止符を打たれた。
「お客様、名前を言って頂かないと困ります。」
- Re: memory ♪10/26更新♪ 短編 ( No.2 )
- 日時: 2019/10/26 13:31
- 名前: みかん (ID: RnkmdEze)
第2話 恋愛
キーンコーンカーンコーン
部活の終業チャイムは、学生にとって一番大切な存在(?)なのかもしれない。
…この二人の人間を除いては。
「あ。古舘さん、まだいらっしゃったのですか?」
クラスの学級委員長の『華野 雅』が話しかけてくる。
「ああ。家じゃマリカが『女子たるものショッピングよ!』とか、『外出るわよ!』とかうるさいからな。』
「へ、へえ。そうなんですね。あの…実は また依頼したいのですが…。」
「クラス全員分の本…だろ?」
ヨミが察したように問いかけると、
「いえ、今回は高崎くんのだけです。」
「高崎 涼司のやつか?私のロッカーの中に、クラス全員分がある。…でもあいつ結構優等生だぞ?もしか…」
「いえ!今回も皆さんの生活態度を調べるためです!高崎くんのは前回身損ねただけです。では、古舘さん。
下校時刻です。」
きずけば、時計は5時30分を指していた。
「はあ。」
ヨミは、ため息を尽きながらも、オレンジ色に染まった教室を後にするのだった。
その頃、学級委員長の雅は、高崎の本を読んでいた。
勤勉で真面目な雅は、クラスメイトの生活態度を調べるため、定期的に本をチェックしていた。
一見大変そうだが、彼女自身は、楽しいようだ。
翌日…
「古舘さん。、この本どうもありがとうございました。」
「お礼は結構だ。…でも、そろそろ自分の思いを認めたらどうだ?」
「ど、どういうことですの?」
すると、ヨミは呟いた。
「1ヶ月間の履歴を見たら、他のクラスメイトは1回しか読まなかったけれど、見ろ。」
「?」
「高崎の本の履歴は、10回もついてるぞ?」
Page:1