コメディ・ライト小説(新)
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- ねこみみ探索記
- 日時: 2020/01/05 10:50
- 名前: 酒井ネコのミコト (ID: kb4VCMbe)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12635
登場猫物
ジル ♂ 茶色の猫。MIX 口元と腹、足、尻尾の先が白い。好奇心旺盛だけど、その割には慎重派。
アレン ♀ 白猫。ターキッシュアンゴラ 全身真っ白の猫。見た目とは裏腹に、実はジル以上の怖い物知らず。
ムーロ ♂ チョコ色のポイント。シャム ジルと反対に、口元と足先、耳、尻尾の先がチョコ色。食いしん
坊で、役にたつ時と立たない時の格差が激しいのんびり屋。
サラ ♀ 黒猫。アメリカンショートヘアー ちょっと珍しい黒いアメショー。泣虫だけど、弟想い。セロの姉。
セロ ♂ クラシックタビー。アメリカンショートヘアー 何事にも冷静なサラの弟。おっちょこちょいな姉を守ろうと必死。
て感じです。舞台は22222年の少子高猫化が進み、猫の知能がニンゲンを超え、二本足で立ったりするようになった日本。乞うご期待!
目次
プロローグ >>1 ※スライドする場合2ページを選択すると見られます
第一章 >>2-3 >>5-9
第一話 >>2
第二話 >>3
第三話 >>5
第四話 >>6
第五話 >>7
第六話 >>8
第七話 >>9
第二章 >>10
第一話 >>10
送って頂いた感想等
友桃さん >>4
- ―プロローグ― ( No.1 )
- 日時: 2019/10/30 20:26
- 名前: 酒井ネコのミコト (ID: 607ksQop)
ここは少子高猫化が進んだ未来の日本。
ニンゲンの知能は悪いと言われまくりの、大逆転社会だ。
これを生き物達は猫子文明という。
猫は大幅な進化をとげ、ニンゲンは知能を追いつかれてしまったうえに、猫は繁殖力があるために沢山増えた。
もう今更ニンゲンがこの文明ほどの文明を取り戻すのはほぼ不可能だろう。
↑
※これは22237年にニャンコ・ド・ニャール氏が書いた歴史書「猫耳少年伝記」を今のニンゲン達に猫の素晴らしさを伝えるために日本語訳して2019年のニンゲン達へ送った資料である。
僕の名前はジル。生後八ヶ月、雄猫だ。ニンゲンの研究によって大幅に進化した僕らは二本足で歩き、ニンゲンがかつて使っていた言葉を使ってニンゲンとコミュニケーションをとっている。もし僕が20000年前の日本に生きていたら、きっと、汚い色をした猫だっていじめられていただろう。でも、今なら誰もいじめられる心配など無い。住む所はいくらでもあるし、ご飯もある。そして何より猫権の意識向上が図られて、猫たちにはマイクロチップ(今あるものより断然高度な性能で、体調管理機能もGPS機能もついている)の所持と猫目線カメラ(別名kubiwa)を首筋につけることが義務づけられた。御陰で僕はのんびり生活出来ている。しかし、義務を破ったら厳しい罰がかせられるから、気をつけないとだ。ん?僕は何をしてるって?友達と待ち合わせだよ。もうすぐ来るはずなんだけどね。暇だったから、タイムスリップ通話で君と話してたんだ。
アレン「おーい、ジルごめーん!!」
ジル「アレン、おそいじゃないか!」
アレン「庭にあいてた穴掘ってたら遅くなった!」
ジル「何やってんだか。で、何か出てきたか?」
アレン「うん!私の抜け毛ボール!」
ジル「何てもん埋めてんだよ(笑)じゃ、行くぞ。」
アレン「いよっしゃ!」
これは僕と友達の冒険物語。
- 第一話 少年少女(しょうにゃんしょうじょ)と友人達。 ( No.2 )
- 日時: 2019/10/26 21:16
- 名前: 酒井ネコのミコト (ID: 607ksQop)
アレン「で、今日どこに行くの?」
ジル「おいおい、アレンお前分からないのか?」
ジル「こっちの道といったら、商店街しかないだろうよ。他のとこにいったら縄張り外だし電波届かなくなるし。」
アレン「あ、そっかー!」
まったく、アレンの天然にはいつもびっくりする。
ジル「今日もムーロ誘っていく?」
アレン「ああ、丁度お腹減ってきたもんな」
ムーロは商店街の中華屋さんでお父さんのお手伝いをしている。
ジル「良いにおいがしてきたな。」
猫だらけになった日本の商店街は猫向きのお店が多いけど、こういうニンゲンの料理を猫向けに改良したものの飲食店もある。
アレン「おーい、ムーいる?」
ムーロ「はいはい、ムーロはここですよー」
汗を拭いながらシャナリとしたシャム猫のムーロが出てきた。
ムーロ「よっ、丁度今日の仕事終わったとこだぞ。」
ジル「じゃあさ、アメショー兄弟もさそって行こうぜ。」
ムーロ「お、楽しそうじゃん!」
猫三匹が仲良く並んで歩く影はふらふらと街を出歩いた。
サラとセロの家はちょっぴりお金持ち。大きな御殿に住んでるんですもの。
アレン「今日遊べるー?」
セロ「あ、あの~、姉は今お飯事に夢中で。付き合ってくれますか?」
弟セロは礼儀が良いことに、誰にでも敬語を使う。
アレン「いいよ!」
勝手にアレンが了承してるし…まあいいか。
お飯事タイムは長いので省略…
つづく
- 第二話 ハジマリトオワリ ( No.3 )
- 日時: 2019/10/30 07:00
- 名前: 酒井ネコのミコト (ID: 607ksQop)
ジル「でさー今日何するの?」
ひげをいじりながら聞いてみる。
皆「え…ジルが決めてるんじゃないの?」
え、まあ誘ったのは僕だけど…みんなはしたいことないのか?
サラ「じゃあ、お飯事!」
ムーロ「さっきやっただろww」
サラ「あそっか。じゃーどうする?」
………………('-' )
人人人人人人人人人人人人
)これ決まんないやつだ!!(
YYYYYYYYYYYYY どうする? ▼
沈黙(´・ω・`)
ジル「あ、そうだ!裏の山行ったことなかったっけ」
ムーロ「言われてみれば…」
サラ「そうと決まれば行くしか無いっしょ!」
セロ「でも、電波圏外では…?」
ジル「大丈夫、家の裏だし。」
アレン「そうそう、何かジルん家薄暗くて気味悪いよね…」
ムーロ「分かるー。何か出てきそうな感じ…(笑)」
ジル「どういう意味だよwやめろよっww」
サラ「さあ、行くザマス!」
アレン「出発でゴザイマス!」
――これが、物語のハジマリトオワリだったのを、僕らはまだ知らなかった。
- Re: ねこみみ探索記 ( No.4 )
- 日時: 2019/10/27 20:01
- 名前: 友桃 ◆NsLg9LxcnY (ID: U7ARsfaj)
- 参照: http://www.kakiko.cc/novel/novel1a/index.cgi?mode=view&no=10985
こんばんは。はじめまして、友桃(ともも)と申します。
作品読ませていただきました。
少子高猫化とか、猫子文明とか、猫権とか、出てくる言葉がいちいち可愛すぎて悶えました← 設定が可愛くておもしろくてとても好きです。
あと猫たちのぐだぐだな(褒めてます)会話が本当にありそうな会話で笑ってしまいました。
敬語のセロくん好きかも^^
ちょうど冒険が始まるところなので、続きが気になっております……!
更新楽しみにしてます。
- 第三話 裏山の秘密 ( No.5 )
- 日時: 2019/10/30 19:02
- 名前: 酒井ネコのミコト (ID: 607ksQop)
友桃さんへ!
コメント有り難うございます!
小説カキコ始めたばかりで投稿遅れると思いますが、コメント頂けて本当に嬉しいです(≧∀≦)
これからも頑張っていきますので、応援の程よろしくお願いしますm(_ _)m
本編
ジル「僕も意外と行かないんだよな~ここ」
アレン「あ、ドングリ」
セロ「あ、そっちは行かない方が…」
アレン「え?」
セロ「ほら、熊が出るそうですよ」
そう言って指さした方には、熊出没注意の看板。
アレン「おっと危ないとこだった。」
アレンが方向転換したそのとき!アレンのしっぽが何かに当たって…
ガサガサッ グルウウウウゥゥゥゥ…
…
ムーロ「俺、ここから帰ったらアレンに婚約するんだ。」
アレン「…?! ありがとう…。」
ジル(おいぃぃぃ~! 死亡フラグだからそれ…!)
そして竹藪から…熊が出てきた!
ギャアアアアアアアアア!
みんなで四つん這いになって猛ダッシュ。その方が早いから効率が良い。
ジル(やばいって!これ明らかにやばいやつ!家が何処かも考えてる暇ねえって!)
アレン(熊って本当に怖いのかな?もしかすると優しいんじゃ…?!)
ムーロ(どうしよ、言っちゃったよ!でも、アレンは僕のことホントに好きなのかな…?)
サラ(やばい!お腹空きすぎてやばい!もっと食べてくれば良かった!)
セロ(お姉ちゃん!もっと速く走って!追いつかれるから!)
アレン「ん?皆見て!」
なんと驚いたことに熊が居なくなっていた。周りを見渡してみる。熊はやっぱり居ないようだ。
ほっと胸をなで下ろしたその時!
ん?
て、わーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー?!
巨大な穴に落ちてしまったようだ。それも皆。いやいや、これは絶ぇぇぇ対におかしい。
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