コメディ・ライト小説(新)
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- 鏡の孤城 original
- 日時: 2019/12/29 15:37
- 名前: sushi (ID: m3TMUfpp)
こんにちは。今回からあの大人気小説、「鏡の孤城」のオリジナルバージョンを書いていきたいと思います。
まあオリジナルなので変わっていないところも存在します。城の設定ですね。そのほかの登場人物などはオリジナルです。
鏡の孤城を読んだことがない人でもわかるようなストーリーにしていますのでどうか読んでください。お願いします。
- Re: 鏡の孤城 original ( No.1 )
- 日時: 2019/12/29 16:20
- 名前: sushi (ID: m3TMUfpp)
今日もまた学校に行かなかった。いや、「行かなかった」のではなく、「行けなかった」のだが。今日でもう学校に行かなくなってから2か月がたつ。
あんなことが______________________
学校生活の中で起きてしまったから。
あれは自分たちが中学に入学してから2か月がたった6月中旬のことだった。
友達がいなかった自分はいつも一人でいて、あまり必要以上のことを喋るような相手はいなかった。ただ一人、浮いている自分なんかに声を掛けてくれた男子。
今までは女子で、コミュ障の自分が身内以外の男子と話したことなんてほとんどなかったのに、対等に接してくれた、「池山 順次」という男子だった。中学1年生とは思えない気の使い方や身の振るまい方はこのクラスでどこか垢抜けていた。
そんな男子のことを、自分は密かに思いを寄せていた。なのに。
教室に行くと自分の机と椅子はどこにもなかった。どこに行ったんだろう。そんなことを思って探しに行こうと思っていると、「おい。」と声を掛けられた。声の主はこのクラスの中心的存在の女子、「山本 真里華」だった。「な、何ですか?」
「何ですか、じゃねえよ。池山にやさしくされてるからって調子乗ってるんじゃねえよ。勘違いすんなよ?誰もお前なんか必要としてないから。」なんて荒い口調だろう。私はびっくりしてなにもモノが言えなかった。
なんでそんなことを言うんだろうか。それから私は山本さんとその仲間から悪質ないじめを受けてしまい、学校に行けなくなってしまった。毎日とまではいかないけど、1週間に一回は必ず家にお便りなどが届いている。味方がいるのに、学校から逃げてしまう。
- Re: 鏡の孤城 original ( No.2 )
- 日時: 2019/12/30 10:30
- 名前: sushi (ID: m3TMUfpp)
ふと顔を上げて時計を見ると、時刻は5時30分。もう少しでお母さんが帰ってくる。なんとなくつけておいたテレビを消してみても、部屋が電気をつけているわけでもないのに明るい。部屋を見渡すと、自分の部屋にある鏡が白く光っていた。「何・・・これ・・・」なぜ鏡が光っているのか。恐る恐る手を出して鏡に触れてみた。すると、驚くことに手が鏡の中に入っていったのだ。
慌てて手を引っ込める。「何・・・この鏡・・・?」訳が分からない。なんで普通の鏡が急に光りだすのか。ふと、鏡の中の世界に入れるのかが気になって、鏡の中に入ってみる。鏡の中の世界は、大広間だった。そこにオオカミのお面のようなものをかぶった少女がいる。
「お前で最後だ、赤ずきんちゃん。もうこの広間をお前たちに開放して30分がたった。ようやく全員が集合したな。」
そういわれて周りをみわたすと、10人くらいの人が大広間のクッションに座っている。逃げたくなったが、ここで逃げたら気になって仕方がなくなってしまう。
「集合したから、説明をしてやろう。」
オオカミの少女がしゃべりだす。かわいらしい声なのに、すごいしゃべり方だ。
「お前たちは今日から3月30日までの間、この城に鏡を使って出入りすることができる。どのように使ってもらっても構わないが、この城にはある「鍵」が存在する。その鍵を見つけたものには1つ、願いをかなえてやろう。」
「おいおい。一方的すぎないか。」
クッションに座っていた一人の男子が喋る。顔が整っていて、長身の男子という感じだ。髪は茶色だ。俗にいうイケメンっていう奴だろう。
「何がだ。私はお前たちに鍵を探すことを強制しているわけではない。
鍵を探す「権利」を与えてやると言っているのだ。」
なぜが鍵を探すことになりました。はい。
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