コメディ・ライト小説(新)

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霊と影
日時: 2020/01/11 14:21
名前: 真蓮 (ID: OLpT7hrD)

クリックありがとうです!
そして初めまして、真蓮と申します。

小説投稿は初めてなので、温かい目で見守って頂ければ嬉しいです。


⚫︎補足!

・文才能力はまばら!下手だったら申し訳ございません!

・ファンタジーです。中盤あたりからシリアスになってく予定です。(ドシリアスはなりませんが!)

・その他、ご意見もお待ちしてます!



[プロローグ]


それは1年に1度。毎年見える、天の川…。
星屑が灯火を生む景色にその下で人々は末長くと事を願う…。

…そして、今日目の前に佇んだのは…戦火。
赤い世界が視界を遮って、行きたくても行けない。
思いなんて、届かない。

「…嘘、でしょ…。」

目を向けた先には、火花に包まれた見慣れた顔。
大切なもの全てが戦火が奪われて、何度も抗ったって…塵に消える。

陽炎で揺らいだ魂が、虚しく散っていく目の前。

…織姫様、彦星様…どうか、私の故郷を…救ってよ…。今日は…七夕…でしょ…?

自然と頬に涙が伝う中、無能な私はただただ人任せに、願いを浮かばせるしかなかった。

…そして、いつの日か。私がこの故郷を見ることは2度と無いだろう…。

紅蓮の如く、冷酷に燃える火の世界を目を黒くしながら私は悲しみをにじませた…。


…薄れゆく景色の中で、私は微かに感情を捨てようとした。



スレ作成日:2020年1月5日


 登場人物 >>01 キャラ秘話 >>04

1話 Sチームの陰謀

(1) >>02 (2) >>03

Re: 霊と憂鬱 ( No.1 )
日時: 2020/01/07 12:55
名前: 真蓮 (ID: D.48ZWS.)


[設定!]

舞台は、『アルストロメリア地方』の『ウィステリア魔法学院』。
そこの新入生『アヤメ』は、晴れて一流の魔霊師になる事を夢見るが、まだアヤメは知らなかった…。

学校の中で、壮絶な落とし合いがある事を…。



[登場人物 一章]

♤アヤメ

我らが主人公。茶髪でセミロング。

♤カオル

アヤメの幼馴染み。独特の方言を話す。

♤レン

アヤメの幼馴染み。自分より実力があるアヤメに憧れを持つ。

♤ダイアナ

どっかの令嬢。いつも周りには取り巻きが付いている。

♤ロニカ

姉御肌の機械オタク。たまにホウキを改造するらしい。

♤アネモ

学院内でトップ。ウィステリア四天王の1人。後にアヤメのライバルとなる。

♤カレン

精霊が見える。低身長。

♤ガレット

意外と口が悪い。よくズボンの裾がヨレヨレになっている。

♤ヒメ

根っからの陽キャ。笑顔がチャームポイント

♤ミモザ

名前は女子っぽいが、男子。

♤カルタム

先祖代々魔霊師。

♤カエノメ

少しキザだが、意外と頼れる。

♤マトリ

表情はあまり出さない。ロニカとは友人であり、助手関係でもある。魔術科出身。

♤モクレン

魔霊科1年A組の担任。髪が長すぎる。

♤ルピナ

A組の学級委員長。どんな約束も遅れないらしい。

♤アストラ

A組学級委員。実家が農家。

♤トリス

小柄だか、特技は持久走。

♤ドロン

ドジだが、技能はピカイチ。

♤ランジア

ウィステリアの風雲児と呼ばれる。ウィステリア四天王の1人。アヤメ達の1年先輩。

[Sチームの人々]

♤エレク

S(サイコ)チームのリーダー。魔霊師としての将来を期待されている。

♤マリーゴ

男気入った姉気分。目力が強い。

♤アイリス

筋金入りの占い師を母に持つ。魔術科出身。

♤ロジー

ウィステリア四天王の1人。大人しいが実力あり。

♤ガーベラ

カールが特徴。男子達から人気No.1。

♤グラン

the 不良。推薦入学らしい。

♤パウロ

学生でありながら、使い魔を操る。魔術科出身。

♤クレマ

ウィステリア四天王の1人。知らないうちに女子ファンがいた。






Re: 霊と憂鬱 ( No.2 )
日時: 2020/01/07 14:22
名前: 真蓮 (ID: D.48ZWS.)

____魔霊師…

この世界に蔓延る悪霊を退治する術師。ホウキで空に羽ばたき、優雅に呪文を零す…。
その姿を見て、感動を秘めた者は数知れず。 
今や魔法使いに並び、子供達が憧れる職業とされている。
…そしてアヤメは、幼い頃悪霊に駆逐された故郷から1人の魔霊師に救われ、今でも記憶の傍は滲みを出しながら残っている…。


ここは『ウィステリア魔法学院』。
偏差値は常人では歯が立たない程のこと。
そこでは毎年の如く一流の魔霊師・魔術師達が羽ばたいていきこの世界の平和を担っている
…しかし、厳しい校則によって途中脱落する生徒は細胞を数える程。卒業できるのはわずか少数の一流術師だけ。果たして、今年の新入生に、そのようなものは現れるのだろうか…。

そして今日、『アルストロメリア』の民達が待ちに待った入学式。
桃色の桜に乗って、見えてくる新生活の光陰。
全てが皆んな緊張を出した顔で、紺色のローブを振るわせている。



「新入生諸君、入学式おめでとう。私はヴィオラ。…この学院の長と覚えておいてくれ。
知っての通りここは、『ウィステリア魔法学院』。ただの学院では無く、一流の術師を振るいにかける場だ。今、この世。このアルストロメリアの地にも悪霊は蔓延っておる。この現状を新しいものへ誘う者、それが魔霊師・魔術師なのだ。全員が皆、根気に満ちているが…一つ言わせていただきたい。万が一校則を破った者は、その日付でウィステリアを辞めてもらう!」


周囲が急に騒めく。
濁った歓声のハーモニーを奏でる生徒達を見ても、ヴィオラは平然と威厳を見せている。
その肝が据わった様子に、発言を飲み込んだ生徒は人知れず…と。

新生活とあってか、新入生達は熱い塊を宙に浮かべていたが、それは一気に崩れた。
…そして、その冷酷さに生徒達は悪寒を覚えた。

Re: 霊と影 ( No.3 )
日時: 2020/01/08 14:53
名前: 真蓮 (ID: D.48ZWS.)

「みんな揃ってる?これからホームルーム始めますよぉ?」

細長い髪を緩めたのは、モクレン。
アルストロメリア地方で数少ない魔霊師の1人である。
まだ若々しい歳だが、術師の勘が散りばめられた目からは誰もが慈愛を引き出してくる。
さらに銀河色のホウキの持ち手は、特別目を引くものではなかったが、教壇に彼女が立つとそれは美人に添えられた1輪の華のように見ることもできる…。

1年A組の教室…いや、大講堂と言っても過言では無い…の教壇に彼女が立ち、澄んだ目で生徒を見つめると、それはそれは、生徒達の国語的感情を擽るようにも感じる。

「ええっと、1年…A組!まずは自己紹介かな?それでは初めましてっ。今日から1年間A組の担任です!“モクレン”と申します!みんな魔霊師目指しているんだよねっ、みんなで一流の魔霊師になれるように、頑張りましょおー!」

楽に拍手が飛び交うと、すぐに防音壁に吸い込まれる。
まだ幼さが残った声で話すモクレンに呆れが付いた生徒もいれば、見惚れた生徒だって…。



____休み時間……


隣にいたカオルがアヤメにジリジリと椅子を動かして迫ってくる。

「アヤメ、あの先生ど思うね。あれ絶対緊張しとって。」

「ええっと、さあ?ただ単に天然じゃないの?ああいう人も結構いるさ。」

羽ペンをくるりと一回転しながら、眉を細めるカオル。 
今にもインクを溢しそうでヒヤヒヤするが…。
隣の席、言わばペアとも近い環境で不安と不満を一気にぶつけられたアヤメは少し声を弱くして制服の裾を正した。

「と言うか、アヤメ。さっきから早々どうした?なんか焦りも見えるけど…? 」

カオルが頬に肘を突くと、何故か焦ったようにアヤメは答えた…。



Re: 霊と影 ( No.4 )
日時: 2020/01/11 11:32
名前: 真蓮 (ID: OLpT7hrD)

〈キャラクター秘話〉

①アヤメ

誕生日: 3月6日日
趣味:ホウキに乗る
身長:165cm
苦手なもの:薬草学など




我らが主人公アヤメ!この子は一番最初に思いつきました。
魔霊師では珍しいまともな性格で、本作では一番まともかもしれません(笑)


名前のは植物の『菖蒲』から取ったんですが、他のキャラクターも花の名前を使ったんですが、気づいていたら嬉しいです〜。

ちなみにこのモデルは私と私の友人です!
(とか言っても誰?ってみんな思うか…。)
大人しめだけど、明るい性格。アヤメはもはや私達の合体形って感じですね。
合体形ってちょっと怖いけど…。

他にも魅力的(個人的に)なキャラクターがたくさんいるので、ぜひぜひ見ていただければ嬉しいです♪
文才能力はまばらですが、これからもよろしくお願いいたします!

Re: 霊と影 ( No.5 )
日時: 2020/01/13 20:06
名前: 真蓮 (ID: D.48ZWS.)

____実習…。

「はあい、皆さん実習なので、安全装置外して下さあい!」


「今日は実習かよ…。あんまりしっくり来ねえし。」

不満なホウキを片手に携えた生徒。
…特に不満が募っていたのは、ロニカらしい。
この学院に入って早々、自家製の『安全装置』…簡単に言えば、実習をサポートする器具…
を着けたかったのだろうか、自慢したかったのだろうか。
表情がいつもより分厚くなっている。

 ウィステリアでは、特に実習に力を入れているらしい。
どうやら1年の中で、半分くらいもあるとか無いとか。
しかし、それはただただストイックなもので、疲れ果ててウィステリアを辞める生徒は続出しているらしい。

「それではみんなぁ!今日はホウキの実習でーす。じゃっ、準備ができた人から飛び乗ってね!」


「もう、始めなきゃなのかぁ…よっし、4人とも準備できてんか?」

振り向くと、カオルの方言口調がたなびく。
それに乗せられたのか、呆れ顔も抑えて4人は話し出す。
…ふと空想が過ったロニカ。彼女は何か、提案をしだす。

「よし!やるからには競争だな。まっ、絶対に私が勝つからな!」

「えっ、いきなり!?まったくロニカは破天荒だよな…。これだからいろいろとミスしやすいんじゃないか?」

レンが眉を曲げる。
どうやら少し怠慢な性格が、表に出てしまったらしい。

…やっぱりお互い似たもの同士。何かを感じ取ったロニカは反論を溢す。

「うるせえぞレン!アンタも一応ドジっ気凄いからな!まぁとにかく、お先な!」

彼女はむすっとする。
…そしてその瞬間、ロニカが勢いよく飛んだ。
青色の澄んだ空に照らされて、ホウキの縁が少し踊っている。
少し方向転換した矢先、彼女は幼く微笑む。
さらに足を自由に動かして、下にいるレン達を見下ろしているようだ。

そして、周りを見ると次々に飛び立っていく生徒。
初めてだから仕方がないが、どれも不格好に振り回されている。

「アヤメ!そろそろ俺らも、次の風で飛び立つぞ。」

なんの変哲もないレンの一言も、アヤメを戸惑わせるものであった。


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