コメディ・ライト小説(新)

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嫌いな人は私です。
日時: 2020/01/30 18:26
名前: TIBI (ID: 2gJpuHi8)

私は私が嫌い。世界で一番嫌い。
何万人もの人を苦しめた悪人よりも、クラスで嫌われ者の男子よりも。
私の中の私も私が嫌いだった。
私を好む人はいない。
私が居なければ、色んな事が良くなる。



私はここに必要なのだろうか。

Re: 嫌いな人は私です。 ( No.1 )
日時: 2020/01/30 19:11
名前: TIBI (ID: 2gJpuHi8)

「えーまじぃ?ちょーやばぁーい!」
「でしょぉぉっ??神だよねぇー」
黒のスカートに水色のリボンが付いた白シャツ。
私が来ているのと同じ服の女の子が、そんなお話をしている。確か同じクラスの同じ活動班の明るいお二人。
「、、、朝から元気ですね」きっとお二人には聞こえない声で発してみた。結果、バレなかった。
あの二人はあんなにゆっくり学校に向かってて、遅刻しないのかな?
そう思いながらお二人の前を通る。
私が気にかける必要ないのだけど。
私は彩花ひな。普通の中学一年生。
『なぁーに?普通の中学一年生。だぁって??オメェが普通なわけねぇじゃん。』
心の中で自己紹介したら、誰かにそう言われた。
『ミサキ』さんだ。私の中に居座りこんだ者。
『オメェはっ!バカアホドジ間抜けで誰にも褒められたことのない、そしてこれからも褒められることもなく、それとは逆に人から暴言を浴びせられその人の心を落ち着かせる役目の言葉のサンドバッグなんだよ。』
(私なんかに自分の大切な時間と声を預けて良いのかな、私に物事を言う人は。)
『仕方ないだろ?誰だってお前に時間と声は使いたくねぇと思ってるけど、他に宛がねぇんだから仕方無くやってるだけなんだよ他所の人様は。時間と声は戻ってこなくて待ってもくれない。その時間をお前のために使う(実質その人は自分のためだと思ってるけど)人様は優しいんだぞ?感謝しろよ恩知らずが。』
(そうだよね、、、。感謝しなきゃね。私に向きあう時間なんて、他所の人様にはこれっぽっちも要らないもんね。それでも容赦なく使ってくれるんだ。ありがとう。)
そう心の中で私とミサキさんは話していた。
私は自己肯定感が異常に低い。私は自分が嫌いで仕方なかった。他の人も私が嫌いで仕方なかった。自分はなんの為にこの世界にやって来たのか、神様は私にどうして「命」をくれたのか。それは今まで生きていた中で一番の疑問。私に命をくれるなら、もっと役に立つ人にこの身体を渡してやりたい。そして私はもう誰にも迷惑かけない、誰にも邪魔にならない存在になりたいのが私の一番の夢。
『全く、どうしてオメェの父さん母さんはオメェみたいな奴産んだのかねぇ。生まれてくる奴がどんなにゴミかも分からないのによく子作りするよなぁ。』
ミサキさんがボヤいた事に私は同感だ。どうして私みたいな娘を母さんは産んだのか。神からもらったのか。何なのか。
『人間はもう少し見た目でそいつのくずさを判断できるような生き物にならないのかねぇ?神はそんな能力も持たせて世界に旅立たせてくれなかったのかい。』
(ミサキさん。神様のことを悪く言うのはだめですよ。侮辱するのは私だけです。)
『お、そうだな。』こうやって停めないと、死んだ時神様から罰が下るのではないかと心配だ。いや、まずまず役立たずには罰が下るのは当たり前の事か。私は神様から罰を受けるんだ。痛くて辛くて苦しい物を地獄で一生、何万年も。

Re: 嫌いな人は私です。 ( No.2 )
日時: 2020/02/06 19:49
名前: TIBI (ID: 2gJpuHi8)

そんなことないよっ!って自分を慰める気もない。慰めたくもない。
自分なんかに慰めるのは、こんな自分でも嫌だった。
そんなことを思うと時間が過ぎ、私が人間様に迷惑をかけてしまう時間が始まって
しまうと思うと、胸が締め付けられる。この痛みの原因は、ミサキさんか、神様か。
あ、その人間様に迷惑をかけてしまう時間というのが、学校の時間。
私が学校に行くなんて、学校も、学校に通う皆様も、そして私が学校に行く為に
お金を払うお父さんとお母さんが何より可哀想。私にお金など、使うこと自体
野口さんとか諭吉さんが可哀想で有名人の誇りが悪くなるんではないかと、
遠まわしに何でも私のせいで考えてしまうのがこの私、彩花ひなの癖。
『はぁ??それが癖ぇ?癖じゃねぇ癖じゃねぇwww
その考えが正しいんだよwww自分がダメが存在だって事は自信持てよな!www
あーてめぇが自分の事を0、1%でもよく思ってしまっている所を見ると
笑いがとまんねぇよおいwwwはぁ、、、はぁ、、、、、、。』
(ミサキさん、大丈夫ですか?)
『うるせぇ!!てめぇに心配されるぐらいならしんだほうが全然マシ!』
(すみません。)
この考え、いくら何でもおかしいと思う人は一人、いや沢山いるかもしれない。
ただ、その人達は意味という言葉を知らない。
物事を行う意味。
考える意味。
そして今の私の場合、生きる意味。
この考えがおかしいと思う人は、私が生きてる意味がないという事、そしてまずまず
意味を知らないんだと思う。
それを知っている上であるならば、私が考えてることが正しいとわかってくれると思います。
私はそれ位役立たずで、存在する意味がない。
と、重い話をしながら校門を通る。



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