コメディ・ライト小説(新)
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- 最強(最弱)冒険者
- 日時: 2020/02/01 17:54
- 名前: 帰って来た新人 (ID: OkfG0PhE)
0話 「捨てられた者」
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「おい!起きろ!」
その声でいつも起こされる。
「ぼーっとしてねーでもっと働け!」
毎日強制労働だ。
「お前には価値が無いんだ!俺らに養ってもらってんだから感謝しやがれ!」
何を言ってんだ。
お前らから解放されれば俺は自由だってのに。
こんな日常は、もう嫌だ。
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俺はレイン。15歳だ。
今、俺はこの最低な親の元で働かされている。
普通の家庭に生まれていれば、もう冒険者学校にでも行っていたはずなのに。
嫌なら早く抜け出せば良い、だって?
それが出来ないからここに居るんだ。
ここは深い森の奥。
抜け出せるわけが無いんだ。
しかし、そう思っていた矢先に、大きなチャンスが現れた。
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「おい、レイン!」
例のクソ親が話しかけてくる。
「なんですか?」
敬語で話さないと殺されかねない。それだけは回避したい。
「今日は迷宮に行ってもらう。」
「は?」
いきなり何言ってんだこいつ。
迷宮っていったら訓練された冒険者しかクリア出来ないんだぞ?
俺みたいな弱い子供にクリア出来るような場所じゃない。
こいつ、俺が反抗する前に殺す気だ。
「は?じゃない。今日はなんとしてでも行ってもらうぞ!」
「はい...」
終わった。
短い人生だった。
......
いや待てよ?
中に入ったら速攻で出れば良いんじゃね?
行ける!希望が見えて来た!
「あ、今日行くのは封印迷宮だからな?」
封印迷宮!?
入ったら出られない奴じゃねえか...
もう、俺死ぬんだな。
「わ...かりました...」
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〜封印迷宮〜
「じゃあ、入れ。」
「はい。」
「じゃあな、奴隷。」
さよならだ。
あのクソ親とのさよならだ。
そして、
この世界とのさよならだ。
グルルル...
狼か...
封印迷宮だから、上位種かな?
あぁ、近づいて来た。
こいつに殺されるのか。
さよなら、世界。
キィィン
俺は瞑っていた目を開いた。
俺の周囲には、結界が張られていた。
誰かが助けてくれたのか?
《魔法「逆境特化」取得。》
は?魔法?
それってもしかして...
魔物に対抗出来るんじゃ...?
これさえあれば、魔物を倒せなくても、自分を守りながら逃げるくらいなら出来るんじゃないか?
希望が見えた!これなら行ける!
行くぞ!
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1話へ続く...
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あとがき
どうもこんにちは。帰って来た新人です。
名前は気にしないでください。
ものすごく「なろう系」な小説っぽいですが、あと数話すれば「最弱」の理由が分かると思いますので、どうか続きも読んでください。
不定期更新なので、気長に次回をお待ちください。
それではまた次回!
サラダバー!