コメディ・ライト小説(新)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 13日の投稿者
- 日時: 2020/03/18 09:57
- 名前: イレラ (ID: XLYzVf2W)
#1 Hello,new friends!
僕は横地芹斗、市内の蒼蘭中学校に通う中学2年生。今日は4月11日、うちの学校では年度初の授業が行われる。と言っても、午前中だけだけどね。そして何よりもいよいよクラスが発表される。クラスは校内にポスターとして張り出され、「1組」、「2組」、「3組」から自分の名前を探してその教室へ行く。それが「蒼蘭スタイル」。なんかそっちの方がドキドキするんだけど。僕だけかな。そして何故か早歩きで校門を通り、数十メートルの道を歩いていく。やべ、ちょっと疲れてきた。って…ん?いや、きっとそうだ。あれは桜樹だ。後ろ姿でもわかるのは、親しいという証だろうか。早くしないと。もしクラスが別れたら、このままだと一言も話せずに今日が終わってしまう。声をかけよう。
「桜樹ー?おーい。」…いや、気づけよ。でもしょうがないか。僕はより大きな声で言っt…ううん、叫んだ。
「うおーい!おーうーき!」周りがうるさすぎて、これでやっと聞こえるくらいだ。けど、桜樹は声に気づいた様で、周りをキョロキョロ見回している。おし。
「桜樹!こっちこっち!」僕は小走りで桜樹の方へ向かった。桜樹は「あ!」とでも言った顔をしてこっちに笑いながら手を振り返した。その時だった。
「桜樹…っいだ!あ、あ、す、すみません!」誰に当たったのだろう。肩をお互い思いっきりぶつけた。
「って〜。」 「おま…大丈夫か?」桜樹がこっちに駆け寄ってきた。
「うん。なんとか。…!それより、誰かに当たった…」誰かがポンポンと肩を叩いた。焦って振り返るとそこには肩を押さえて痛みをこらえている、男子生徒がいた。髪が長めで顔が隠れ気味だ。うわぁ、暗そう。
「ごめんなさい。」小さめの声で言った。そっか、そんな事考えている場合じゃない。
「いえ、僕は。それより、あなたは…」相手はすぐさま首を振った。そして浅くお辞儀をして行ってしまった。その後、「…陰キャじゃん。」桜樹がポロリと口に出した。おんなじ事思ってたのかよ。でも、
「そんな事、言ってやんなよ〜。な?行こ?」なんていい子ぶった。
校舎にやっと着いた。早めに来ておいて良かった〜。普通に来ていたら恐らく遅れていた。あ!クラスは!?
「お前1組な。」「ちょい、ネタバレだって(笑) 桜樹は?」「俺も1組〜!うぇーい!」
やった!また桜樹と同じクラスだ。僕は一応クラス名簿を見た。
〔2-1 10番 依田桜樹 24番 横地芹斗〕…一緒だ。ラッキー!念のため他の人も見てみた。
天井結河…金城琳弥…榊星舞…日比栄菜……読めないのもあるし、知っている人、知らない人もいる。当然だけど。
「芹ちゃーん?行くわよー。」「んだよ、そのキャラ。」2人でバカほど笑いながら教室へ向かった。って知らねーわ2ー1。…こんなまじまじと校内表見たの初めてだわ。ようやく教室に着いた。うおー!新鮮〜!えっと、席は…ん?どこだ?
「黒板。黒板に書いてあります。」え?女子の声?誰?
#2 天使は照れている
思わず「え?」と声を出した。やっぱ女子。
「前に。前の黒板に…」
「いや、あの〜名前は?会ったことあるっけ?」
「あっ、ごめんなさい!びっくりしました?えっと、外池唯緒です。」
「…なんて呼べばいい?」
「あ、もう普通に“唯緒”とかでもいいですし、皆さんは“いおん”とか“いっちゃん”と呼ばれています。」
「あ、ああ。じゃあ言いやすいし“いおん”で…」
「分かりました!ちなみにあなた様のお名前は…?」
「え、ええと、いいよ?敬語じゃなくて。」そう、ずーっとそれが気になっていた。
「あ、すみません…でも掟、家の掟ですので…」掟!?豪邸なのかなあ?
「そ、そっか。じゃあしょうがないね。」
「すみません…」うつむきながら言った。
「え!いや!こっちこそごめんね?えっと僕はね、横地芹斗。横断の「横」に、地面の「地」、芹斗は…」
「あ、すみませんがもう存じ上げていますので、大丈夫ですよ。」
「へ!?」え、だって初対m…
「横地さんは癒しキャラとして、男女共に支持を受けており、かわいい言葉遣いから弟の様な存在で親しm…」
「わ、わああ〜!すごいね〜!」
「いや、そんな事…」顔が赤みを帯びた。…照れている。なんか可愛い。
「あ、それより席!横地さんは…」
「24番!だから、15番の横だ!」
「じゅ、15ですか⁉︎」
「うん…まさか!」
「はい!私15です!」
「わ!凄い偶然!」ガチでびっくりした。思わず大きな声を出したから桜樹が気づいた。
「お!芹斗〜まさか女子にナンパしてんの〜?」
「ふぇ!?ち、違うよ!席が隣で…」
「もしかして…好きなの〜?」
「え!?」なんかさっき可愛いって思った自分を読まれた気がする。僕は顔から火が出た。そして目をそらして
「別に、そんな事ないし…」あ、チャイムだ。ナイスタイミング!桜樹はそう遠くもない自分の席に着いた。先生は来ない。だから小声でいおんに話す。
「ごめんね。変なことに巻き込んで。」
「いえ、大丈夫です。横地さんこそ大丈夫ですか?」
「うん、僕は…」先生が来た。この人が先生?に決まってるよね。若い男の人だ。みんなが先生に釘付けの時、ちらっといおんの方を見てみた。! いおんもこっちを見ている。目があった。お互い、すぐに目をそらした。…いおん、また顔赤いよ? やっぱ…可愛い。もしかして好きなのかな…?
#3 1年生の嘘 [唯緒side]
みんなタメ口だ。本当はもっと喋りたい。みんなと仲良くしたい。でも変なキャラが固定されたら…それに前みたいになったら…そうして今日も喋れなかった。そう、いつのまにか私は喋ることに恐怖心を抱いていた。発表なんてありえなかった。怖いんだ。人が。そうして知らないうちに私には無口というキャラがつけられた。そうすると余計だ。余計に喋られない。キャラにそった行動をしないと。そう必死になっていた暗黒時代。私に転機が訪れた。
「redemo(レデモ)?」redemoとは一般人でもいつでも投稿できる、無料動画投稿サービス。これなら学校とちがうキャラでも不審に思われない!そうして私は中1、つまり12歳でredemo投稿者、通称redemer(レデマー)になった。親は反対しなかった。好きなことをやればいいと。そして私は《イオリン》として明るいキャラで動画を配信した。そしたらなんと大反響。nice (ナイス)は一週間で990件、再生回数は20万回を超えた。世間的には小さいにしても、初投稿でこの数字は私には大きすぎた。今まで味わったことのない達成感。私はredemerを続けることにした。でも動画の中の私は偽物だ。それだけが気がかりだった。
redemer生活1ヶ月。チャンネル登録者数は11万人を超え、もう少しで12万人だ。私はそういえば見たことのなかった他のredemerの動画を見ることにした。そしてたどり着いたのは日本を代表すると言っても過言ではない超大物redemer集団、「ユニボーイズ」だ。ユニコーンとかけているらしい。見てみる。私は大きな衝撃を覚えた。低評価が3万ついている。なのにこの人たちはずっと笑っている。動画を楽しんでいる。キャラを作っていない、自然な態度だ。そのおかげか低評価の代わりに高評価は41万ついている。41⁉︎自然に楽しんでいるからこその数字だろう。私は思った。私も自然に対応すれば喋れるのではないか。そうして次の日、教室の女の子達に「おはよう。」そういってみた。女の子達は少し驚いたけれどすぐに笑顔で、
「おはよう、唯緒!」と返してくれた。そこからニックネームもつけてもらったしお弁当を一緒に食べるようにもなったし、一緒に遊んだりだってしょっちゅうした。まあ、未だに敬語で喋るけれど。それは勝手に家の掟ということにしている[許可はもらっている]。キャラを固定していたのは私の方だった。みんなは冷たいと思い込んでいた。そこで気になる人がいた。3組の横地さんだ。男女関係なく接する彼には少し尊敬する。2年生になったら話してみよう。そう決心した1年生の修了式だった。
いかがでしたでしょうか?こんな感じで大体3話ずつ投稿していくと思うのでかなり長くなるシリーズです。読み続けて頂くと投稿者の力になりますのでよろしくお願いします。申し遅れました。恵方巻きの方角を北北東だと今朝まで思っていました。イレラです💦しっかり西南西で食べました!皆さんは食べましたか。
さて次回は#4〜#6投稿予定です。タグにはない恋愛要素が入るかもですが、大目にみてください。また、返信で続きのストーリーアイデアを募集します。ざっくりでお願いしますよ!?{唯緒が芹斗を好きになるなど}なるべく話に入れていくので、バシバシ投稿してください。アドバイスもあれば、ご遠慮なくお願いします。それでは!
🐶ありがとうございます!読者様一覧
🐾〇〇さん様 🐾(朱雀*@)様
- Re: 13日の投稿者 *お詫びの言葉(?) ( No.1 )
- 日時: 2020/02/11 19:35
- 名前: イレラ (ID: XLYzVf2W)
こんにちは、こんばんは、イレラです。………すみません!恥ずかしながら僕、目次で>>1などの作り方がわからず、なっがい文章をダラダラつづる形となってしまいました。お読みになられる時に支障が出た方は、本当に申し訳ございませんでした。これからはこのように返信でシリーズ化していきますので、#4からもよろしくお願いします。
- Re: 13日の投稿者 ( No.2 )
- 日時: 2020/02/12 21:45
- 名前: 〇〇さん (ID: K4oL/8Om)
凄いですね!!
やばいですね!!
素晴らしいと思います!!!
以上!!
- Re: 13日の投稿者 ( No.3 )
- 日時: 2020/02/12 23:46
- 名前: イレラ (ID: XLYzVf2W)
ちらっと覗きに来たら初コメント!〇〇さん有難うございます!イレラ感動でございます。
プロの方の足元にも及ばないこの作品でも応援してくださる方がいるなんて!
うおーっ!頑張ってかくぞい!
…という感謝のコメントでございます。本当にありがとうございます😊
- Re: 13日の投稿者 ( No.4 )
- 日時: 2020/02/13 15:07
- 名前: (朱雀*@).゜. ◆Z7bFAH4/cw (ID: 3t44M6Cd)
- 参照: http://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
こんにちはっ 小説読みました!
学園物ですね。早速恋が始まりそうな気配にわくわくします笑
いおんちゃんのキャラ立てが珍しいですね! 動画投稿か~今どきだなぁ~
気になる子と席が隣とか、学生の頃はもう最上級に幸せなことですよね。
今後の展開が楽しみです^^ ではノシ
- Re: 13日の投稿者 ( No.5 )
- 日時: 2020/02/13 16:08
- 名前: 〇〇さん (ID: K4oL/8Om)
めっちゃ感謝してくれた笑
そんな!プロのような小説を書いておいて!!ね?
逆にありがとうございます!
Page:1