コメディ・ライト小説(新)

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かくりよ新生活!
日時: 2020/03/23 10:42
名前: 水無月匣 (ID: xs5T8t9X)


高校を卒業し新生活に心を弾ませる主人公、遠野奏。

彼女は鳥居の近くに立つ男に連れられて妖怪たちが住む世界かくりよに来てしまった。

奏の新生活は色んな意味で「新生活」だった。

Re: かくりよ新生活! ( No.1 )
日時: 2020/03/23 11:46
名前: 水無月匣 (ID: xs5T8t9X)

町に並ぶ桜が満開になっている。この季節は別れもあり新たな出会いもある。卒業式が終われば

入学式がある。奏には新生活が待っている。昔から変わったものはほとんどない。癖毛も性格も

変化はないように思える。否、これから激変する。家に帰る途中には小さな神社がある。夏になると

地区の子どもたちが手作りの神輿を持って地区を回る。奏もやったことがある。そこを通り過ぎる。

「ちょっと話をしてもいいか?」

足を止める。鳥居のほうを見ると腕組をしたスーツ姿の若い男がいた。綺麗な白髪に白い肌。整った顔立ち。

見ず知らずの男は腕組を解き奏の方に歩み寄ってきた。背丈も高い。190㎝ぐらいあるのではないだろうか?

「すまないね驚かせて。でも丁度いい人間を探していたんだ。俺は刹羅。俺はお前にいいものを

提供する。衣食住は必ず確保できる。だからこちら側に来てもらう。拒否権は無いがな」

刹羅と名乗った男は奏の手首を握る。彼より小柄な奏が抵抗しても彼は動じないだろう。

彼に連れ去られた。歪んだ空間に足を踏み入れ目を開けばそこには綺麗な街並みがあった。かくりよ、

そこで彼女は生活することになる。奏のために用意された家は青い屋根の一軒家。

「ここは自由に使ってくれて構わない。俺のところの所有地だ」

「え、もしかしてお金持ち?」

「そうじゃない。…この地の主だ。大まかに東西南北の四つに分けられる地域にはそれぞれ一人ずつ

力を持った妖怪が治めている。ここ東の地は鬼神である俺が治めている。お前は俺の元で働け。

それが家賃だ」


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