コメディ・ライト小説(新)
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- 4月28日 公園にて
- 日時: 2020/04/28 11:32
- 名前: 猫人 (ID: Vy4rdxnQ)
陽の光が暖かい。
遠くに、子供の遊ぶ声が聞こえる。
今日はどんな物語が生まれるのだろう。
目を閉じた。
「おにいさん、なにやってるの?」
さっきの子供だろうか。
目を開けると、少女がいた。
「新しいお話を考えていたんだよ。」
「どんなの?ききたい!」
小学校低学年くらい、か?
無防備に近づいてくる
..連れが見当たらない。
「君、お母さんやお父さんは?」
「どっかいっちゃったの。ねぇ、おはなしして?」
こんなに小さい子を一人きりにするだろうか。
「...二人が帰ってくるまでだよ。」
僕は知らなくてもいいことだろう。
それに昔から考えすぎる癖があった。
「やったぁ!」
「君、名前は?」
「ゆこだよ」
「さて...始めるね?」
「うん!」
「ここから遠い国のお話
────────────
二人の村人が、家に帰るところだった。
そのうち片方が、後ろをしきりに振りかえる
「どうしたんだ、季太郎」
友人の不審な挙動に声をかけた
「何か、後ろから気配を感じるんだ」
「きっと、気のせいだろう。最近忙しいから」
「さっきの猫...」
ふと、さっきまで抱いていた猫を思い出した
川に置いてきたときの鳴き声と共に
「言うな!関係ない!元々あれは夏朗(なつろう)達のものだったんだ!俺達は何も悪くない!あれは..」
首筋に冷や汗が光っている。取り乱している様子で、怖がっているように見えた。
「落ち着け!二朗吉!二朗吉!!しっかりしろ!もうその話はしないから!」
「俺は..悪くない..俺は..」
村で気味悪がられていた猫を、遠くへ置いてきただけ。
しかし、「それだけ」と言ってしまえることではないと、二人は理解していたから恐れていたのだ。
その日の夜 村の若者二人が奇妙な行動をとったらしい
それぞれが家の玄関先で
何かにとりつかれたように 泣きながら言ったという
───────────
「おーい!みこ!!」
「みこ!どこにいるの!!みこー!」
「さぁ、君は帰る時間だ。迎えが来たよ」
「つづきは?ふたりはなんていったの?」
「私を連れて帰って、だったかな。その猫には帰る場所がなかったんだよ」
「かわいそう..」
「ほら、約束したよね二人のところへ行って。君は帰る場所があるんだ。」
「うん!またね、おにいさん!」
「うん。ばいばい。みこちゃん」
いつのまにか陽は沈みきっていた
「さて、僕も帰ろうか」
あの少女も、多分君も
猫ではない。
ほら、もう帰る時間でしょう?
- Re: 4月28日 公園にて ( No.1 )
- 日時: 2020/04/28 11:51
- 名前: 猫人 (ID: Vy4rdxnQ)
はじめまして。 猫人、といいます。
私の文章力では伝わらないところがあると思いますので
このスレッドで補足させてください。
この話の主人公は、
出会った人から話を作るのが趣味なんです。
今日であったのは「みこ」という少女。
名前を聞いたときに『猫』っぽいと
「連れがいない」というところから、『置き去り』にされたと
2つの設定を思い付きました
そこから、村人の話ができました。
村にある日やって来た猫を、川へ置き去りにする村人。
猫の生き霊か何かにとりつかれた、と思ってください。最後のところね。
まぁ、結果的に女の子は置き去りではなかったので、
ライトなお話、ということで。
親二人は何してたんだ、ってなりますがその辺は見ないふりを
意味がわからないところ、誤字脱字、その他何でも
ご指摘お願いします
- 4月29日 ベンチ前にて ( No.2 )
- 日時: 2020/04/29 12:03
- 名前: 猫人 (ID: Vy4rdxnQ)
空が雲に覆われている。
今日は日向ぼっこはできないな、とため息をつく。
かといってやることもないので
いつも通りに、人が来るのを待つ。
人通りが多いこの場所は、あまり好きではない。
人の波から外れて、座っている自分が「変わっている」「おかしい」と、嫌でも考えてしまうから。
やっぱり場所を変えよう。
あっちのベンチは、人通りが少ないように見える。
すぐに移動した。
あとでかきます
メモ
・青年
・待ち合わせ
・嫌いな場所にいた理由
- Re: 4月28日 公園にて ( No.3 )
- 日時: 2020/05/03 09:58
- 名前: torp ◆TE82oYFDFE (ID: MTNmKKr2)
お?設定が面白いじゃあありませんか。主人公は物語を考えるのが好きなんですね、斬新なアイデアですね・・・次回も楽しみにしてます!!!投稿頑張ってください!
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