コメディ・ライト小説(新)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- くにらんっ2
- 日時: 2020/05/05 10:38
- 名前: QNILAN (ID: BZFXj35Y)
2日目 紀久のターン
突然だが僕は今かなりめんどくさい状況と対面している。
どんな状況かというと
「やっぱ目玉焼きにはソースだって‼きっくんもそう思うよね‼」
「いいや目玉焼きには絶対醤油だよ‼少なくとも私の家ではそうだった‼」
こういう感じだ。
さっきまでもう一人いたのだが用事があるといって逃げた。そいつはゆるさない
ついでだがソース派の彼ははじゃ、醤油派の彼女はラン、逃げたやつはやこーというあだ名がついている。
3人とも一応先輩なので緑先輩、夜先輩、ラン先輩とよんでいる。
そんな説明をしているうちに戦いはヒートアップしていく。こっちに来る前に逃げなくてはいけない。
「戦い終わったー?」
チキン先輩が帰ってきた。
「あ、おかえりなさい」(帰ってこなくてもよかったのに)
「きっくんただいま。あとかっこの部分読めてるからね」
「っち」
「(´・ω・`)」
顔文字うっざ
「なんか酷いこと言われた気がする」
「ヤダナーヒドイコトナンテボクガイウワケナイジャナイデスカー」
「言ったよね‼絶対言ったよね‼」
「まあそれは置いといて。ちょっとお願いしたいことがあるんですけど」
「なにー?なんでもいってー」
「僕を逃がしてください」
「は?」
「だから、僕を逃がしてください‼」
なぜこいつのために2回も言わなければいかんのだ。
「え?いや無理無理あの2人からきっくんを逃がすなんて無理だって‼逃がせたとしても俺が死んじゃうよ‼」
「僕を置いてここから逃げたのは誰ですか?命を懸けて僕を逃がしてください」
「命懸けんのは無理‼」
「あ、やこー帰ってたんだ。ねえやこーは醤油派?ソース派?」
「うるさいな今それどころじゃないの‼醤油かソースかなんてどうでもいい‼」
「あ」
やってしまったな
「い、いやーどうでもいいとかじゃないんすけどーあのーそんな怖い顔しないでランさん‼ごめん‼謝るから‼」
これは夜先輩、死んだな
「あ、ちょ、待って。痛い痛い‼まがっちゃいけない方に曲がってるって‼ほんと痛い‼ちょ」
あ、これ逃げるなら今なのでは
「痛いって‼きっくん助けて‼見てないで助けて‼」
「健闘を祈ります」
「あ、ちょまって‼逃げないで‼って痛い‼死ぬ‼」
脱出完了、あとは
「夜先輩、安らかに眠れ。」