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コメディ・ライト小説(新)
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- 世界から見放された僕の無眼
- 日時: 2020/05/07 09:55
- 名前: 朱羅 (ID: pKqccoe0)
1.僕は何者なんだろう
ある平民の家に子供が産まれた。
その子は無性だった。
なぜなら《女眼》も《男眼》も
なかったからだ。
家でも学校でも気味悪がられ、
自分の居場所はなかった。
「ハル、早く買い物にいきな! アリスが泣いてしまったじゃない!あー、アリスちゃんごめんね~使えないお兄ちゃんのせいで―ほらっ、早くいきなっ」
僕のお腹に強い痛みを感じる。
僕は無性だ。母さんに兄と呼ばれているが、男と言うわけではない。
見た目に女性の特徴も男性の特徴もない
だが、服を着たら男に見えるからと言う理由で、兄と呼ばれているのだ。
服と言っても奴隷用の服だけど。
今日は10歳の誕生日の筈なのに楽しいとは全く思わない。…当たり前か。
買い物を終わらせ家に帰ると母さんが僕を見て、
「もうアリスちゃんがいるから、お前はいらないのよねぇ~。早く出ていけ!」
と、扉を閉められた。
僕は、時間が止まったようなきがした。
何か悪いことをしたの?
僕は一生懸命に働いていただけなのに。
森に向かって走った。2日なにも食べてないせいで、ふらふらだけど。
着いたら気が抜けて今まで我慢していた涙が溢れでた。
誰もいないこの森で僕は死ぬんだと考えていた。
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一話終わり!はー、疲れた!
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