コメディ・ライト小説(新)

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記憶テスト
日時: 2020/05/11 11:54
名前: 亜美 (ID: 1tY8Y./l)

 「今から、月に3回の記憶テストをするぞ!準備はいいか?」
 「はーい!」

記憶テストというのは、将来の未来を築いていくといっても過言ではない。ここは、2050年のとある小学校。今では、どこの学校でも記憶テストは存在する。
 記憶テストには、いくつかの科目がある。
一、国語の教科書に載っている物語の文章を暗記する。
二、算数の公式の意味を暗記する。
三、理科で使う実験の道具の説明をする。
四、社会地図を描けるようにする。

 そんなテストだ。難しそうに聞こえるかもしれないが、子供たちは普通にすらすらと解ける。難しくはないとも言う。特に、国語と社会は、子供たちは全員、満点を取ることができていた。

 一体、どうしてこんなことになったんだ?校長室で校長が一人で悩んでいた。少し前までは、この学校に通う生徒は、賢い子もいたし、勉強が苦手な子もいた。そんな学校にどうして、賢い子ばかり増えたんだ。むしろ、バカな子なんてこの学校にいるのか?校長は記憶テストを受けたことがなかった。この学校の教員もみんな受けたことがない。

なぜなら、記憶テストが考案されたのは、2年前だからだ。もうそのころには、校長も教員も大人だ。だから、どういう形で問題が出されるのか、大人はみんな、知らなかった。校長は言った。
 「記憶テストを一枚、わしに、くれ」
教員は、驚いた。いきなり校長が記憶テストを解きたい、というからだ。教員は、大急ぎで記憶テストをコピーして、校長に渡した。
 「じゃあ、今から、わしは記憶テストに挑戦する」

校長はそう言い切った。教員は、校長の邪魔にならないように校長室を出て隣にある職員室に集まった。そして、校長が出てくるのを待った。だが、一向に出てこなかった。教頭が、校長室を見に行くと言い、校長室に入っていった。そしたら、すぐに笑い声が聞こえた。
 「なんだ、そういうことだったのか(笑)わははははは」
校長の笑い声も聞こえてきた。職員も教頭に続き、校長室に入っていった。そのテスト用紙には
「国語の物語の文章のはじめの文を書きなさい」
という問題だ。つまり、物語の文章を全部、覚えないといけないのではなく、はじめの部分を覚えるだけでよかったのだ。だから、生徒も全員、正解できたのだ。それから数年後、この世界から、記憶テスト、というテストはなくなった。理由を聞けば、勘違いする親が増えてきたからだと言う。


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