コメディ・ライト小説(新)

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平均少女の恋。
日時: 2020/07/12 07:08
名前: ミム (ID: q9W3Aa/j)

挨拶

クリックして頂きありがとうございます!


ミムと申します(*^-^*)

これから宜しくお願いします!
仲良くしてくださると嬉しいです。


目次

登場人物>>1

1章>>2

Re: 平均少女の恋。 ( No.1 )
日時: 2020/07/12 07:03
名前: ミム (ID: q9W3Aa/j)

登場人物


渡辺三紗/ワタナベミサ 高1
まさしく「平均」という言葉が似合う女の子。
顔、スタイル、成績、歌、絵―――
それらがすべて平均。
だけど性格だけは平均外!?


坪井瞬/ツボイシュン 高1
学校一のモテ男。
顔はイケメンだが、性格は俺様でドS。


坂梨乃/バンリノ 高1
三紗の友達。
性格が変わっている、不思議ちゃん。


椎名竜/シイナタツ 高1
見た目が厳つい為、周りから恐れられている。
だけど本当は誰よりも乙女心が強い男。


※他にも出てきます。

Re: 平均少女の恋。 ( No.2 )
日時: 2020/07/12 07:07
名前: ミム (ID: q9W3Aa/j)

1章


「顔、スタイル、成績、そして名前までもが、全て平均なロボット、ミサ吉で~す!」

「…っと、何でよ!?」


こんちわ。
私、渡辺三紗です。

あ、ちなみにロボットじゃないからね。
これは私の友達が、ただからかって言ってるだけだから。

ちなみに友達は坂梨乃。
さか』で『バン』って読むんだって!

あぁすみません。
話がそれちゃいました。
私は――って1回言ったか…

とにかく友達にこう言われても仕方がないの。
本当にすべて平均だから。


「お前ら、うるせぇ」

「!」


突然聞こえた声に吃驚した私は振り返ってみると、もっと吃驚した。

理由?
それはこの国に漫画以外にこんな顔が整っている人がいるんだって思ったから…

まるで白馬に乗った王子様みたい…
んんっ!?
でも王子様は「お前ら、うるせぇ」みたいなことは言わないぞ…!

て言うか、その前に――――


「どなた様ですか?」

「は…?俺を知らない?」

「はぁ…」


私はいきなりその人に肩を組まれると、綺麗な口を開いた。


「今日からコイツ、俺の女だから。」


―――キャーーーー!!


女子の声が響く。


彼女かぁ~
そう言えば、彼女と彼氏ってあんなことしたり、こんなことしたりするんだよねぇ~
よく王子様を夢見て妄想したわー

…っえっ…


「わ、わわわわわ私が彼女ですか!?」


思わず何度も噛んでしまう。

だって私がこの人の彼女とか有り得ない。
この人だったらもっといるでしょ!
ほらっ、こう綾○は○かみたいな人が!
なのに何で私!?
絶対裏があるわ!


「そうだ。お前が俺の彼女だ。何か文句あるか?」

「それはありますよっ!お断りです!ごめんなさい!」


そうだ…、こんな男を彼氏にしたら、私はきっと奴隷扱いされ、過労で死んでしまうだろう。
この男相当『俺様!』って感じだし…


「はぁ?どこが不満なんだよ?この顔が見えないのかぁ?」


そういうと男は私の顔に自分の顔を近づけた。
あと2㎝近づけば、肌と肌は触れ合うだろう。

それにしても綺麗な顔だなぁ…

細長の切れ目、シュッとした輪郭、鼻筋の通った鼻、形の綺麗な唇、顎。

こんな顔、見たことない。
もしこの人が芸能界に入ったら。すぐ人気が出てしまうだろう。


「そ、それは綺麗なお顔ですけど…」

「ならどうして付き合えない?」

「だってそんなのおかしいじゃないですか!?まだ私達あったばかりなんですよ!それに何で私が貴方の名前を知らないことくらいで付き合わなければならないんですか!?絶対何か企んでますよね?」

「別に企んでなんかねぇよ。俺はあの日からお前の事がす、すすす」

「す?」

「するめに見えたんだよ!」

「はぁ?」


一瞬空気が凍った気がした。
いや確実に凍った。
北極並だ、いや南極並だろう。

するめ……
何で私がするめなんだーーーー!?


「もう失礼します!」


私は男の顔を睨みつけると学校の庭に向かった。

それにしても綺麗な顔だった…って私惑わされるな!
何で私がするめなのよ!
せめて干す前のイカにしてくれ!!


「しかし何で、こう私は平均なのかねぇー」


―――ドンッ


「いててて…」


ボーっとしていた私は誰かとぶつかってしまった。
これは確実に私が悪い。


「あのっ、すみま―――」


思わず言葉を失った。

そこにはいかにも厳つい男がいたのだ。

や、ヤンキー!?


「ッ………!」


男は私を睨みつけると近づいてきた。

もう私の人生はここで終わるだろう。
あぁ、お母さんお父さん、私平凡だったけど楽しかったよ。
ありが―――


「お前…」


せめて、せめて最後の「ありがとう」くらい言わせて―――


「は、はひっ…!」

「最高だなーーーー!!」


は?

思わず目をパチパチしてしまう。

何でヤンキー男が私の携帯に付いているウサギのストラップを握りしめているのだ?
しかもとても目がキラキラしているじゃないか!


「あのぉー……」

「あぁ、すまん…!俺は椎名竜だ!」

「は…はぁ…その先程はすみませんでした!」


思い切り頭を下げるとヤンキー男、椎名は私の肩をつかんだ。


「!」

「そんなことは別にいいんだ!かまわない!でもお詫びにと言ってこれをもらっていいか?」


椎名は私のウサギをまだ握りしめていた。


「どうぞ…」


そう言っとかないと殺されそうな気がするのだ。
気に入っていたけど仕方がない。


「うっしゃあああ!!」

「!」

「じゃあまたな!」


そう言うと椎名は私の目の前から消えた。
そしてその場から数時間、放心状態で固まっていたいた私は何だったのだろうか…


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