コメディ・ライト小説(新)
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- 現実世界より
- 日時: 2020/09/15 21:55
- 名前: 追佐龍灯 (ID: /b8.z0qR)
追佐です。こんちは。コメディライト小説違うんじゃね?ってくらい暗い時がありますが気にしないでください(笑顔)
とりあえず毎週更新で、水曜日くらいに更新しようと思ってます。宜しくお願いします。
プロローグ
>>1
坂倉編
>>2~>>7 (現時点)
九月十五日
「四月五日」投稿しました。
おそらく一か月ぶりくらいになる投稿です。新規さんもどうぞ見てください。古参さんはうん、普通に覚えててくれてありがとうございます。それとごめんなさい。まぁそんな感じで。以上です。次回投稿は早めにします。四月一日から四月四日と比べると短い文章になると思いますがよろしくお願いします。
- プロローグ ( No.1 )
- 日時: 2020/08/06 16:58
- 名前: 追佐龍灯 (ID: /b8.z0qR)
パソコンの画面を開けば、白みを帯びた明かりが光りだす。ここからどこへ旅たとうか?
それか…
誰かとかかわりを持つのもいいかもしれない。
この物語は主人公が一人ひとりの人間を通じて世界の広さや深さを知る物語である。
- 四月一日 ( No.2 )
- 日時: 2020/08/23 05:53
- 名前: 追佐龍灯 (ID: /b8.z0qR)
今日で学校が始まる。 てか始まってる。
the first of April
「アマミヤーー」
うざい。
「おい、アマミヤー。」
…うざーい。
「アマミヤーって言ってんだろぉ!」
「お前…。」
「なんだ?」
「俺はウミヤだぁ!雨宮だぁぁ!」
「まじで?」
このウザい奴は藤宮新堂。
「おいトウミヤ。雨宮虐めてんじゃねぇよ。」
「フジミヤだよ!どこをどう読んだらトウミヤになるんだこのコウミヤぁ
!!」
「タカミヤだ、この脳筋バカ。一年の付き合いだってのによ。」
彼は高宮。俺は雨宮建己。中学二年生の俺たち三人は市立上下田第二十九分中の中でも一二を争う仲良し組だ。故に今回のようになぜ同じ組になれたのは 学校内での権力が強いからだ。同じ組にすることなんていともたやすいことだ。
「そういえばな。」高宮が口を開いた。
「どうしたんだ高宮。もしや恋バナかぁ?」藤宮は高宮の机に身を乗り出した。
「おい何言ってんだ藤宮。高宮がそんな話するわけないだろ。」
「いや恋バナだ。」
「?」 「?」
「俺に彼女ができた。」
::::::::::::::::::::::::::::::::
確かに高宮は美形だし、優しい奴だ。三人組の中では、頭脳労働兼優男係だ。
「おまえぇぇ」
藤宮は声にならない声を上げている。
「ふっ。」
高宮は先ほどの通り優男だが、根が悪い。
「まぁ高宮だったらできるだろ。こんなにも根は腐ってるが顔は超がつくほど美形なんだからヨ。」
「そんなぁぁ、いつできたんだよォ。」
「春休み中だ。脳筋。」
「クソガァァァァ。」
「高宮興奮しすぎだ。脳筋。」
「雨宮…お前までそれ言うのか!?俺の逃げ場はどこだよぉ。」
新学期の始まりは非常にあっけない始まりだったが、藤宮は不満そうだった。
- 四月二日 ( No.3 )
- 日時: 2020/08/20 16:49
- 名前: 追佐龍灯 (ID: /b8.z0qR)
April 2
今日は一日学校で自己紹介だったが、2クラスしかないので、大半が知ってるやつだったので、俺たち3宮は全力で絵しりとりをしていた。
:::::::::::::::::::::::::::::::::
パソコンの画面を開いて、少しユーチューブを見ていたら、一つの広告っが入った。
(本名でも匿名でもOK!今すぐどこかの誰かと雑談ができる!全国で誰かと話すこともできますが、近くの誰かと話すことも可能! 今すぐ始めましょうブラウザオンラインコミュニケーション chattonrineチャットンライン!)
少し気になったので開いてみた。最初に会員登録を言い渡された。メアドはいらなかったが、名前を作る必要があった。もし詐欺にあっても、ぶっ飛ばせる自信があったので、本名にしておいた。
「自分の部屋を作れるのか。」
誰でもは入れてサシで話せる部屋を作れるようだった。
(悩んでる人ドーゾ)
こんな名前にしておいたが、ほんとに悩んでいる人の悩みを解決出来るかどうかは不安だった。
少し(三十分も満たない程度)だけ待つと、誰かが入室した。
「あっカメラ。」
カメラに映ったのは茶髪の女の子だった。齢は自分と同じくらいだと思われる。顔は丸く、カメラの存在に気づいてあたふたしている。
「あの…。」
「あ、ごめんなさい。」
申し訳なさそうに縮こまった彼女はまるで小動物のようだった。
「あのぉここに来たってことは悩みがあるんですか?」
精一杯のやさしさをフルアクセルにして、俺は声をかけた。
「あ、あのハイぃ。そのぉ…あの!……えっとぉ。ワ、ワタシィ。」
「どうぞ?」
「はい。坂倉結子と言います。」
「あの。個人情報大丈夫なんですか?」
「あ。」
「…まぁ。それはいったん置いておいて。で、どうしてここに?」
「あの、私付き合ってる彼氏がいるんですけど。」
「はい。」
「付き合い始めてもう一か月ほどたったのですが、その…。」
「その?」
「別れようと思うんです。」
「あの?」
「雨宮さ~~~ん。」
「あ、ごめんなさい。あの、その…。俺、彼女いないんですよ。だから…」
「あ、そうなんですか。 あの…不快でしたか?」
「いえ、全然。でも、なぜそんなことを?」
「たいした理由ではないのですが、ちょっと過保護というか。」
「過保護…?」
「なんか、」
「なんか?」
「愛情が重い?」
「あ、愛情が…。それはそれで悲しいですね。」
「はい。それで別れようと思うんですけど。」
「うん…。」
「可愛そうなんですよ。」
「そう言うと思ってた。」
その後はテンションが上がったのか、結子さんは興奮してずっと彼のかわいいところを話していた。
- 四月三日 ( No.4 )
- 日時: 2020/08/24 14:05
- 名前: 追佐龍灯 (ID: /b8.z0qR)
April 3
Morning
「おはよう。」
「あらおはよう建己。」
我、雨宮の母は、余り怒らずおっとりとした人だ。
「そういえば昨日夜遅くまで何してたの?」
ギクッ。
「なんか女の子の声がしてたけど。」
ギクギクギクッ
「彼女ができたなら言いなさいよォ。あんな夜遅くまで電話するなんて、早く寝なさいよ。」
何勘違いしてるんだこの女。
「健全なおきつあいは健全な生活からよ。分かった?」
「ヘイヘイ。」
お付き合いだろ。なんだよおきつあいって。
「よーっす。おはよう雨宮ぁ。」
「おはよう藤宮。」
藤宮とオレは同じ最寄り駅で、学校まで一緒になることが多い。俺たちは同じ準急に乗った。
「そういえばさ、最近ユーチューブで変な広告はいるよな。あの、チャッテ…ライ…みたいな。」
ギクッ。
「そ、そうだっけか?」
「おいおいィ…!ユーチューブ星人のお前が見てないなんておかしいだろォ。」藤宮はトンとオレの背中を叩いた。
バカでよかった。
after school
「そういえば今日お前らオレの彼女に会えるぞ。」
さいごのHRが終わった後に廊下を歩いていると、高宮がつぶやいた。
「えっ。」 驚く藤宮。
「マジか。」 驚くオレ。
二人「三次元だったか。」
「お前らオレのことバカにしすぎな。」
校門を出ようとした瞬間、女の子の声が聞こえた。
「高宮さぁぁん。」
「おう遅れてごめんな。」
高宮は先に門の奥に行った。
「さっどんな子なのかな?」
藤宮はワクワクしている。
「期待するほどでもないんじゃねぇか。」
だけどこの声何処かで…
塀の向こうから現れたのは、茶髪の女の子だった。身長は低く、小動物の様な見た目だった。
ちょっと待てよ。この比喩前にもしなかったか?
「あっ。」
小さな声を上げた彼女は、坂倉結子で間違いなかった。
「雨宮さんっ。」
おいバカ。
「おっ何?お前ら知り合い?」
「あの、えっとぉ…。」
ということは坂倉さんが別れたいって言ってた彼氏ってのは…
高宮!?
「結子ぉぉぉぉぉぉ。」
「あのっ…高宮さんっ。」
「どうするのこの後どこ行くの?ねぇどこ行きたいのぉ?」
やばい…
「高宮彼女さんにデレデレじゃねぇか…」
藤宮はさすがに引いている。
「お前らかえっていいぞ。」
雨宮は手で払う動作をした。
「ハァァァァァァァァァァァァァ!」
ついに俺も声を上げてしまった。
「何してんだ頭脳労働!お前ぇ!高宮ぁ!」
「早くお前らは帰れよ。」
高宮はもう俺たちに無関心だ。
「あのっ雨宮さんッ…。」
「坂倉ちゃんと仲良くしとけよこのクソガァァァァァァァァァァァァァ。」
高宮は少しびっくりした顔をして考え込むそぶりをした。
「お前に彼女の名前教えったけ。」
あっ…
「そういえばお前らどういう関係なんだよ。結子も。」
「えーっとぉ。」坂倉さんも隠し切れなさそうだ。
「………お前ら付き合え。」
Night
「で、どういう関係だ?」高宮は暗く重い声で聞いた。
「その前に一ついいか?」オレは言った。
「なんだ?」
「どうして話し合うところがオレの家なんだ!」
「知るか。」
知るかじゃねぇよ。
ドアが開いて、母が入ってきた。
「ゆっくりしていってねぇ。」
「ママもお茶出してんじゃねぇよ。」
「うぅ…。」
坂倉さんは縮こまっている。
隠せそうもないので、二人で最初から最後まで話した。(別れる話以外)一番驚いていたのは藤宮だった。(何故だ。)
「雨宮が嘘つくなんて…。」
嘘はついてないぞ。
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