コメディ・ライト小説(新)
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- 魔法学園
- 日時: 2021/09/07 21:19
- 名前: 鈴音 (ID: 0LEStScZ)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12831
⚠︎attention⚠︎
上のプロフィールは前の名前でのプロフィールとなります。
現在のプロフィールに関しては雪見餅と検索頂ければ幸いです。
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世界最大の学園都市ー庭園ー
庭園内部は数多の魔法学園が位置している。
第1階級魔法学園、とても身分が低い人や貧しい人が通う最低限の魔法教育を施す学園。
第2階級魔法学園、ごく普通で一般的な人が通う普通の魔法教育を施す学園。
第3階級魔法学園、身分が高い人やお金持ちが通う素晴らしい魔法教育を施す学園。
第4階級魔法学園、身分もお金も関係無く、能力者だけが招待される特別な魔法教育を施す学園。
【投稿の進め方】
本編やら外伝やら何やらをやった後に、その章の登場人物(一度違う章で出た人は出ないと思われる)や、建物、世界観などを紹介するリザルト回を入れる。章の最後。
【目次】
第1章 >>01
プロローグ「ようこそ魔法学園!」>>1
【1話】入学式>>2 【2話】奇跡の出会い>>3
【3話】能力の確認>>4 【外伝】夜霧一家の事情>>5
【4話】初めての魔法>>6 【5話】侵略>>7
【6話】怪物>>8 【7話】怪しい学園長>>9
【8話】禁書庫の封印>>10 【9話】存在意義>>11
【10話】ただの怪物>>12 【11話】いかないで>>13
【12話】世界の秘密>>14【13話】魔人退治作戦開始>>15
【14話】暴食という者>>16
- Re: ☆✳︎魔法学園✳︎☆ ( No.1 )
- 日時: 2020/09/01 19:08
- 名前: 鈴音 (ID: 0LEStScZ)
【プロローグ ようこそ魔法学園!】
朝目が覚めて机の上を見ると、そこには一通の手紙があった。
『第4階級魔法学園 招待状。夜霧 滴紅様へ。』
この手紙が、私の物語の始まりだった。
私は手紙を見た瞬間、端末を手に取った。
端末は、庭園内部で推奨されている魔導具の一種だ。
通信魔法や映像魔法が使える。
庭園にある施設専用機能もある。
それについては魔法は余り使われていない。
今持っている最先端の科学技術でようやく作り上げたらしい。
端末の映像魔法で手紙を映し出し、親に送った。
手紙の詳しい内容は…
『先日行われた試験により、夜霧 滴紅様は能力者だと判明しましたので第4階級魔法学園に招待いたします。尚、今期入学式は2週間後に行います。学園は寮生活となっていますので荷物の方をまとめ、中央魔法学園正門前にお集まり下さい。』
再び手紙の内容を確認していると、母親から連絡が来た。
『能力者?凄いわね〜!家の事は気にせず入学しなさい。』
と連絡が来た。
母親は科学について研究する仕事をしている。
その為、家に帰るのは1年に2回くらい。
家族皆が揃う時は決まってケーキを食べていたな〜。
すると今度は父親から連絡が来た。
『立派な魔法使いになれ。』
と冷たい連絡が来た。
父親は王家に仕える者達の中でとても高い権力を持っていて、とにかく厳しかった。
もっと幼い時は一時休暇を取り、スパルタ教育が行われた。
父親が居なくなると私はいつも安心した。
結局、入学する事になった。
私は不安を抱えていた。
能力なんて身に覚えは無いし、もし勘違いだったら笑われるだろう。
貴族に馬鹿にされるだろう。
そんな不安ばかりが心を埋め尽くした。
そして2週間後。
人混みの中を通り抜け、中央魔法学園に辿り着いた。
正門前には沢山の人が居た。
私は改めて実感したのだ。
「今日から私も、この魔法学園の生徒なんだ。」
- Re: ☆✳︎魔法学園✳︎☆ ( No.2 )
- 日時: 2020/09/02 17:54
- 名前: 鈴音 (ID: 0LEStScZ)
【1話 入学式】
学園の校舎をじーっと見ていると、突然声を掛けられた。
「よっ!お前も能力者か?」
突然話し掛けられたのですぐに反応出来なかった。
返事に困ってどう答えればいいのか迷っていると別の人が先程の人の頭をこつんと叩いた。
「おーい。初対面の人に無礼だぞ。友哉。あー、先程は大変申し訳ございませんでした。」
「あ、い、いえ。」
「僕の名前は長山 響夜。で、こっちが伊月 友哉。」
長山さんは爽やかでイケメンで冷静だ。溢れ出る青年感。
それに対して伊月さん?はとてもヤンチャな印象を受ける。
元気いっぱいのいかにも男子な性格だ。
「あ、私は夜霧 滴紅です。」
「んで、結局お前は能力者なのか??」
「えーっと、あのー、私、手紙で能力者って言われて、私が本当に能力者なのか、何の能力を持っているかも分からないんです。」
「そうか。まぁ、招待されたと言う事は何かあるんだろう。それについては説明されてからの方が良いかもしれない。」
そうなのかー。と軽く思った。
というか、いつまで正門前で待たなければいけないのだろうか。
正直足が疲れる。椅子とかあれば良いんだけれども。
その時、学園の校舎の方から鐘の音が鳴った。
丁度12時になったので12時の鐘的な物だと思う。
「皆様、ようこそ中央魔法学園へ。人員は揃っていますか?」
突然現れたのはとても整った顔をした女性で、どうやら魔法学園の関係者っぽい。
「揃っていますね。それでは、入学式の方へ案内させて頂きます。」
と言い、スタスタと歩いて行った。
正門で待っていた入学者は全員付いて行った。
しばらくして、入学式の会場なるところに着いた。
「こちらが今夜の入学式会場です。今の内に学園内の地図を配布します。どうぞ。」
そう言って地図を渡してくれた。
正門から見て正面。北校舎は教室、職員室、事務室、学園長室、保健室、放送室などがある。
正門から見て左隣、西校舎は教室、講堂、食堂、購買がある。
正門から見て右隣、東校舎は生徒会室、図書室、禁書庫、空き教室がある。
空き教室はユニオンと呼ばれる複数人で組むチームの活動拠点となる事が多いらしい。
学園の中心には広場もあってとても綺麗だ。
どうやら、もう少しで入学式が始まるらしい。
「これから、今期入学式を始めます。」
- Re: ☆✳︎魔法学園✳︎☆ ( No.3 )
- 日時: 2020/09/04 16:54
- 名前: 鈴音 (ID: 0LEStScZ)
【2話 奇跡の出会い】
魔法学園の制服を着た女性がそう言った瞬間、派手な演出が実行された。
どうやら魔法でやっているらしい。
「今日は我が親愛なる魔法学園に新しき人々がやって参りました!心を込めて歓迎しましょう!」
その後、食事やらをしたりした。入学式というよりも歓迎会の様な入学式が始まったのだった。
私は食事スペースに飾られた食事の中で蜂蜜を使った甘い菓子を取ろうとした。
その瞬間、手が重なった。
「あ。」
「あ。」
手が重なったまま、互いの顔を見つめ合ってしまった。
ふと、こんな事に気付いた。
「え?もしかして、紫音ちゃん!?」
「え?僕の名前を知ってる?もしかして、滴紅ちゃん!?」
目をぱっちりと開いてそう言った。
華月 紫音。近所に住んでいた友達である。
まさか、能力者で招待されていたとは…
「やっぱり!紫音ちゃんだ!」
「いや〜こんな所で会えるなんて僕達ラッキー。」
「あ、それよりも、紫音ちゃんも能力者なの?」
私がそう言うと、斜め下を向きながら少し暗い顔でこう言った。
「能力者?なのかな。多分。僕は招待状で言われただけで何も分からないんだ。」
「あ、それ!私も同じ!」
「え?あ、そ、そうなの!?良かった〜!僕本当は能力なんて無いんじゃないかなーって思ってたから。」
その後、菓子を半分に分け、久しぶりに会ったのでそれまでの日常の話を話していた。
それから時が経ち、夕暮れになった時にステージにあるマイクから再び声が響いた。
「新入生の皆様!そろそろお時間となります!説明や荷物の整理が整った後なら、深夜1時まで来て頂ける事が可能になっていますので来たい方は是非ご来場下さい!」
「それでは、寮の方に行かせて頂きます。」
案内をしてくれた女性が言った。
そういえば、まだ荷物の整理さえもしていなかった。
慌てて荷物を持ち、入学者全員が付いて行った。
「中央魔法学園の裏門から出て、少し森を抜けますと寮となっています。着きました。こちらが寮です。手前が男子寮、奥が女子寮となっています。寮の部屋は2人一部屋となっています。」
少し歩いて女子寮に着いた。
寮の1階にどの部屋か誰とかが記されていた。
紫音ちゃんと一緒だ。
緊張せずに済むなと思った。
「一緒だね。奇跡と言っていいんじゃ無い?」
「うん。そうだね!」