コメディ・ライト小説(新)

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俺のクラスの美形三人組について。
日時: 2020/10/12 20:20
名前: ドナドナ (ID: vDb5uiaj)


どうも、こんばんは初めまして。
ドナドナと申します。

皆さんが小説を書かれているのを見て、楽しそうだなと思い、調子に乗りスレッドまで立てた次第です。

今回の話はさらっというと、ある平凡極まりないモブ男子高校生のクラスのちょっと頭のおかしい美形三人組の話です。視点がちょこちょこ変わるかもしれないですし、まずまず小説を書くのが初めてなので面白くないと思います。ですが、そう思っても、そっと見なかったことにしていただきたいです。面白くないとかいわれたら、私のお豆腐どころか、シャボン玉のメンタルが弾けてしまいます。

独り言のように書いていきますが、コメントくると死ぬほど喜びます。

【キャラ紹介】


平凡極まりないモブ男子高校生、美形三人組の観察が日課となっている。実は家はまぁまぁ裕福。

蜂宿(はちやど) 観世(かんぜ)
名前から強い。地毛の茶髪は毛先に向かうほど明るいピンクのグラデーションになっている。口元と肩に黒子のある、少し色気のある美人。睫毛はめっちゃ長くて、爪楊枝三本乗る。サングラスが死ぬほど似合う女。
自分が美人ということを自覚している美人。頭おかしい。女の子が大好きですぐナンパするし、浮気してビンタされる。

西園寺(さいおんじ) 雅(みやび)
俺は知っている、お前は金持ちだ。
名前滅茶苦茶かわいいけど、ムキムキゴリライケメン。所謂遊んでそうな顔で、「西園寺って女の八人と同時で付き合ってるらしいよ」「えぇ~、まじ? 女の敵じゃん」など、根も葉もない噂が立ち今日まで彼女無し=年齢。身長は194センチで、クソデカい。髪は銀髪。

雛月(ひなづき) 那由汰(なゆた)
少しカールした姫カットの金髪で、顔も滅茶苦茶かわいいけど男。名前も可愛いけど、男。男でもいい、性別なんて関係ない付き合おうという男子が後を絶たない。別に那由汰の恋愛対象は男という訳でもない。


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Re: 俺のクラスの美形三人組について。 ( No.1 )
日時: 2020/10/15 23:22
名前: ドナドナ (ID: vDb5uiaj)

【蜂宿 観世という女】


ガララッ

年季の入った引き違いドアが悲鳴をあげる。奥から出て来たのは、その端正な顔を眉をひそめ、口をへの字にした蜂宿 観世である。何より目を引いたのは、彼女のその白くまろい頬が赤く腫れていることであった。彼女のことをよく知らなければ、「大丈夫?」「痛そうだね」「保冷剤持ってこようか?」なんて声をかけてしまうだろう。

「またかよ」

呆れたような声を上げたのは、クラス一スペックが高い男で定評のある、西園寺 雅だった。顔面偏差値高い、学力高い、身長高い、家のマンションの階数高い。もう、どれだけ人を見下せば貴様は気が済むんだと、俺はそのご尊顔に一発いれてやりたい。どうせ、あの58階の家から夜景を見て、人がゴミのようだとか嗤うんだろ、俺は知ってんだからな。

「やばいよー、またバレちった」
「はぁ……もうちょい、うまくやんなよ」

ヘラヘラと笑う蜂宿に溜め息を着いたのは、この学校一の【美少女】の雛月 那由汰。もう名前から可愛い。もう付き合いたい、出来ればそのままゴールインして、家帰ってきたら雛月さんから「お帰りなさい、あなた♡」って言って欲しい。そう思っていた、入学式で彼女を見つけたときは。今更訂正するが、彼女ではなく彼だ。そして、学校一の美少女ではなく限りなく美少女な美少年であった。相手と一言も喋ること無く、いや、相手に認識されることすらないまま俺の恋は砕け散ったのである。

「いった、めっちゃヒリヒリするわ。流石、愛情の篭もったビンタ」
「いや、憎しみと怒りしか篭もってねぇだろ」
「うわー、手跡で赤くなってる」

まぁ、彼女の頬にこんな怪我を負って来たのかは、なんとなく理由が判る。

「いやぁ、流石に五股は駄目だったよ。昨日はファミレスでファンタぶっ掛けられたし、今朝は家の前に待ち伏せされて、ドア開けたら秒でビンタ」


はぁ、もう。
これだから、うちの美形は。


Re: 俺のクラスの美形三人組について。 ( No.3 )
日時: 2020/10/25 01:24
名前: ドナドナ (ID: xZ7jEDGP)


蜂宿 観世。
この女、無類の【女好き】である。

「せっかく、可愛い子達だったのに。しくったなぁ」

白雪の如く白い肌に、女性らしく美しいラインの体、ぽってりとした唇の下のほくろは彼女の色気をより引き出す。
女子高生にして、今まで俺の見たグラドルの色気を超越している。彼女が愁いを帯びた瞳で溜め息をつけば、誰もが慰めたくなるし(勿論色んな意味で)、周りに花が咲きそうな嫣然としたその笑みで俺の前の席の沢田君が胸を押さえて吐血したのは記憶に新しい。

ようは、彼女の見た目は確実に男受けが良いのだ。特に健全な男子高校生には、刺激が強すぎるくらいに。

そんな彼女はその神に愛され授けられたような見た目を突っぱねるように、学校の女子を片っ端から口説いていった。

「やぁ~、お嬢さん可愛いね」
「そこの綺麗なお姉様方、ちょっとご飯行きません?」
「先生、彼氏いないんですか!? 私も丁度恋人がいないんですよ~。え? 恋人はいないけど旦那さんがいる? あ、じゃあ、愛人はどうでっ──」

彼女の学校の女子の中には勿論、32歳既婚者の三島先生も入る。そして、最後の彼女のセリフが途切れているのは、言い終わる前に三島先生が頗る笑顔で「どうやら蜂宿さんの頭が大丈夫じゃないみたい。保健委員の山下君、連れて行ってちょうだい」と、言い放ったからである。

まぁそんなで、彼女が女を口説いた話ならいくらでもある。そして、今日の彼女はその多くの話の中のほんの一つになるくらい小さい出来事であった。先程も言っていたとおり、他校の女子に五股をかけて、案の定バレてぶん殴られたってところだろう。

引っ掛けられた女子達が不憫でならない。
きっとその整った顔に微笑まれ、籠絡され、愛を囁かれ、悪気のない笑みで裏切られたんだろう。

されど、決まって彼女に裏切られた女子達は決まってこう言うのだ。

『最低だったけど、いい恋愛だった。裏切られたのは悲しかったけど、付き合っていたときの私は世界一幸せだった』と。

元来、彼女達は同性愛者だったわけではない。蜂宿 観世という女に口説かれて、蜂宿 観世だからこそ惚れたのだ。


一度、彼女に訊いたことがある。

「蜂宿さんはさ、女の人が好きなの?」

その言葉はポロリと口から溢れた。
デリケートな話題だと思っているし、嫌な思いをさせるかもしれない。でも、気になっていた。だからこそ、この締まりの悪い口は己の好奇心のままに訊いてしまったのであろう。

訊かれた彼女はう~んと少し考え、

「勿論可愛い女の子は大好きだよ。だけども、それはきっかけであり、彼女達の素敵な『一部』だからそれだけで好きな訳じゃない。同性愛者って訊かれれば、その答えはまだわからないな。確かに私の親友は男だし、恋人は女の子だ。だけども、これからの人生長いし男の子も好きになるかもしれないしね」

奔放に見えていた彼女の考えは実に達観していた。
名の通り、世を一通り観てきたかのような話し方だった。

「そういえば、なんで女の子が好きなんだろう。葵ちゃんはお箸の使い方が綺麗で一緒に食事をしていると、見惚れてしまうんだ。里奈ちゃんは私とデートに行くたびに一生懸命可愛くなってくれてね。化粧もコーデの合わせ方も上手で、私にも色々アドバイスをくれたりして面倒見もいいんだよ。それからね……」

話出すと彼女の話は止まらなくなった。
そんな彼女に俺は動けなくなっていった。
誤解していた、適当に遊んで弄んでいるのだと。だけども、ちゃんと一人一人の好きなところがあり、キチンと愛していた。勿論、浮気をするのは良くない。正当化したいわけでもない。


でも───。


あぁ、こういうことなのだなと思う。同性愛者でもない、彼女達が付き合う理由は。

蜂宿 観世にとって性別とは顔とはその程度の物なのである。背中にほくろがあるくらいの情報なのだ。

「あぁ、ごめん。話過ぎちゃったね。それじゃあバイバイ、夜道には気をつけてね」





この日記は、そんな顔がよくても性格に問題のある三人組の観察日記である。

2017:07:06


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