コメディ・ライト小説(新)

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(まだ決まってないです)
日時: 2020/10/25 19:37
名前: skyA (ID: 2AFy0iSl)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=12886

 こんにちは。skyAと申します。
 ごめんなさい、タイトルまだ決まってないんです……苦手なもので。タイトル募集してます。
 今作で二作目となります。不定期投稿です。アドバイスやご感想をいただけると嬉しいです!(≧▽≦)
 今回のお話は、美形すぎて「王子」と呼ばれている男子高校生と、地味にこだわる女子高校生がいちゃいちゃする話です。

▶登場人物

 木ノきのした 悠介ゆうすけ
校内で「王子」と呼ばれている美青年。高校一年生。クセのある薄い色の茶髪に、同じ色の瞳をもつ。成績優秀で、思いやりがある。女子からは大人気。

 菊地きくち 月夜つきよ
地味にこだわる高校一年生。黒目黒髪。低い位置でふたつに髪を結でいる。正直悠介には興味がない、のだが…………

 菊地きくち 舜夜しゅんや
高校一年生。月夜の双子の兄。顔は瓜二つ。性格は似ていないと言い張るが、内心似てるといいなとか思っている。月夜を可愛がっているが、愛情表現が下手なのか、月夜が鈍感なだけなのか、本人は気づいていない。悠介に負けず劣らずのイケメン。

 七草ななくさ 愛羽あいは
高校一年生。舜夜に溺愛されている。母親がハーフで、金髪碧眼を持つ。大雑把な性格なのだが、変なところでこだわる。悠介と仲がいい。

▶目次

 第一話>>1

 第二話>>2

 第三話>>3

 第四話>>4

 第五話>>5

 第六話>>6



 それでは、よろしくお願いいたします!

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Re: (まだ決まってないです)第二話 ( No.2 )
日時: 2020/10/17 21:02
名前: skyA (ID: 2AFy0iSl)

 「やば、やりたくない係ばっか……」

 入学早々席替えをし、係決めをしていた。配布係、黒板係、などなど。それぞれ男女関係なくふたり。……はあ。
 隣の木ノ下くんも、少しうかない顔をしていた。

 「ねぇ、菊地さん。なに係入るの?」
 「いやぁ、全部やりたくないんだよねぇ……よし、ここは余った係を!」
 「そうだね。ぼくももうちょっと待とうかな」




 「ね、ねぇ! ちょっと待って、雑用係があるなんて聞いてないんだけど!」
 「き、菊地さん、落ち着いて。……でも、余っちゃったんだから仕方ないよ。男女それぞれ偶数だったはずなんだけど、愛羽と菊地くんが入っちゃったから奇数に……菊地くんのためだから、ふたりにしてあげよう?」
 「だーれがあんなクソ舜夜のために! ばか! 馬鹿ー!」

 私と木ノ下くんは係の仕事のために教室に残っていた。なんか名簿を作れとか担任に言われたのだ。自分でやれよそんくらい。給料泥棒め。
 私と木ノ下くんは仲良く雑用係になってしまった。

 「私、こんなクソ王子と同じ係になるために余ってんの選んだんじゃないんですけど!」
 「えっ……ご、ごめんなさい……」
 「え、落ち込まなくていいよ。木ノ下くんにとっては王子呼ばわりしてくる馬鹿みたいな女子たちより私の方が気が楽でしょー」

 なーんて冗談ーとか言って作業に戻る。

 「……うん」
 「でもま、私どの係でもやりたくなかったしなぁ。変わんないんだよなぁ」
 「うん」
 「いやぁ、それにしてもヒマだね。……あ、木ノ下くん。ボールペン持ってない?」
 「はい、どうぞ」
 「ありがと」
 「……ねぇ、菊地さん」
 「さっきから思ってたんだけどさ。さん付けなんか嫌なんだけど」
 「えっ、じゃ、じゃあ、菊地……ちゃん?」
 「ちゃん!? なんでそーなるの。月夜でいいよ。菊地さんって長いでしょ」
 「でもそうしたら、木ノ下くんの方が長いよ。ぼくも、悠介で……いいよ?」

 う……上目遣い、だと!? な、ななな、なんてかわいい上目遣いなんだ……!

 「かわいい」
 「か、かわいくないよ!?」
 「んじゃ、月夜って言ってみ? 呼び捨てで」
 「……つ……月夜っ………………?」
 「やば、かわいい! かわいい……!」
 「か、可愛くないって! もう!」

 顔を赤くして、それを両手で隠そうとする。薄い茶髪に似た色のぶかぶかのセーターが、さらに可愛さを……!

 「こら、いい加減作業しなさい!」

 ぷんぷんと怒っている。こんな木ノ下くん、初め見た……。こんな可愛かったんだ。

 「それにしても、可愛いよねぇ。モテる理由がわかったわ」
 「だから、可愛くないって! でも、実際、つ、月夜……も、モテてるよ? なんか、ファンクラブがあるって聞いたことがある」
 「う、嘘だ……! あんなに地味を突き通したのに! またかよ!」
 「中学の頃もあったの?」
 「うん。私ってモテてたんだねぇ。びっくりだよ」
 「……できた!」

 わっと声を上げる。

 「じゃ、届けに行こっか」
 「うんっ」

 教室を出、職員室に向かう。

Re: (まだ決まってないです) 第三話 ( No.3 )
日時: 2020/10/18 15:07
名前: skyA (ID: 2AFy0iSl)

 朝。学校に着いた。下駄箱に同じクラスの男の子がいることに気づく。四人ぐらいで固まって話している。「お、おはようっ」と声を掛けるが、……また無視されてしまった。うう、悲しい……。みんなと仲良くしたいだけなのに……。

 「おっはよー王子!」

 後ろから声が聞こえて、振り返る。
 そこには、もはや金髪に近いぐらいの茶髪の女の子がいた。名前、なんていうんだっけ……教えてもらってないからわからない。それに、金髪って校則違反だけど、大丈夫なのかな……。ポニーテールにしていて、シュシュ……って平気なのかな。一見強気な人だ。うう……こういう怖い人とは関わりたくないんだよなぁ。ギャルっていうのかな。苦手なんだよね……。

 「おはよう」
 「ねぇ王子! 一緒に教室まで__」
 「あっ」

 ぼくは声を発する。同時に、そこに現れた月夜がぎょっとしたような表情に。

 「お、おはようっ、月夜」
 「えー……あぁ……………おはよう」

 なんだか嫌そうな顔をしている。いやだった? と聞くと、いやいやいや! と返ってきた。

 「その、い、一緒に教室まで……」
 「却下」

 すたすたと歩いていってしまう。ゆ、勇気出したのに……。
 隣を見ると、ギャルがポカーンと口を開けていた。




 「お前ら喧嘩売ってんのか!?」

 月夜に似た声が響く。教室に入ると、菊地くんが教卓に片足を乗せて、怒鳴っていた。月夜ではなかった。

 「おい舜夜。まず足を下ろそうか」

 巻き込まれているらしい月夜が、少し偉そうに腕を組んでいた。か、かわいい……。

 「ど、どうせお前が俺の宿題破ったんだろぉおおおおお!?」
 「は? 宿題? 知らないけどそんなの。誰が取って得すんの」
 「ちげーよ! 破ったかって聞いてんだよ!」
 「こらこら、舜夜。落ち着いて」

 そこに首を突っ込んだのは、愛羽だった。途端に菊地くんは幸せそうな表情になる。

 「あ、愛羽! おはよう!」
 「おはよう舜夜。人を簡単に疑っちゃだめよ?」
 「あい!!!」

 なんか解決したみたいだ。集まっていたクラスの人達が散っていく。

 「ね、ねぇ月夜。菊地くんの宿題、どうしたの?」

 一応聞いてみると、

 「羊型のシュレッダーに食べさせた」

 ………………やっぱり。

Re: (まだ決まってないです) 第四話 ( No.4 )
日時: 2020/10/19 16:30
名前: skyA (ID: 2AFy0iSl)

 「菊地、ちょっといいか」
 「「はい?」」

 担任に呼ばれた。舜夜と同時に返事をしてしまう。

 「え、先生、俺ですか?」
 「違う」
 「あ、先生、私ですか」
 「そうだ。仕事を頼みたくてなぁ」
 「えー」
 「今日の放課後、プリントの束を教室に持って来てくれないか」
 「えー」
 「木ノ下も誘ってな。あいつも係入ってるからな」
 「ああ、はい」



 「……だってさ」
 「わかった」

 きの……悠介くんに言うと、穏やかな笑顔付きでそう返ってきた。

 「でも先生、人を頼りすぎだよ。しかも生徒に頼むなんて」
 「うん。それはぼくも思ってる……」

 あははは…………と呆れながら力なく笑う。
 と。いきなり舜夜がこっちに来る。

 「おーい月夜」
 「なに?」
 「今日さ、その……愛羽と一緒に帰るから、違う奴と帰ってくれ」
 「あーはいはい。デート楽しんでねー」
 「で、ででででデートじゃねぇし!」
 「なになに、舜夜。わたしとデートしたいの?」

 愛羽ちゃんが会話に加わる。

 「え、えぇ!? で、デートするなんて誰も……!」
 「あぁ、そっかぁ。舜夜はわたしとデートしたくないのかぁ」
 「し、したくないなんて誰も言って……!」

 完全に愛羽ちゃんにイジられている舜夜。いやもう、早くくっついてくれ。

 「あれ、ふたりはデートしないの?」
 「「……………………へ?」」

 ふたり……というと。舜夜と愛羽ちゃんは違うから、ええっと、私と……悠介くん?

 「なにを言ってるの愛羽ちゃん。私がなんでふたりのデートに割り込む必要性があるの? ふたりで楽しめばいいのに」
 「「…………か、勘違いしている……」」

 うーん、だってふたりのデートに付き合ってもない私と悠介くんが割り込む理由がみつからない。
 なぜか顔を赤く染めてぼーっとしている悠介くんに、「どうしたの?」と聞く。はっとした様子をみせ、

 「な、なな、なななななんでもないよ!」

 と言った。

 「なんでそんなに慌てているのかイマイチわからん」
 「わ、わからなくていい! わからなくていいから!」
 「あれれ、ふたりって付き合ってるんじゃないの?」
 「だから、なに言ってんの愛羽ちゃん。なんで私と悠介くんが付き合ってることになってるの?」
 「は、はははじめて悠介くんって……!」
 「だからどうしたの、悠介くん」
 「っ……」
 「双子でずっと一緒だが、俺はよく月夜の思考回路がわからん」
 「親同士仲良しで姉妹のように過ごしてきたわたしにも、いまいちねぇ」
 「うう……」
 「……あ。悠介で思い出したわ。ずっと謎だったことがあんのよね」

 突然、愛羽ちゃんがそんなことを言うから、私と舜夜が同時に首を傾げてしまった。

 「なんで舜夜って、そんなに悠介のこと毛嫌いしてるの? 男子達も、悠介に何故なぜ絡まないのか不思議だわ」

Re: (まだ決まってないです) 第五話 ( No.5 )
日時: 2020/10/21 15:14
名前: skyA (ID: 2AFy0iSl)


 今まで騒がしかったクラスが、しーんと静かになる。
 確かに。誰に対しても平等で、簡単に人を嫌ったりしない舜夜が、あんなにも悠介くんのことを嫌うだなんておかしいと思っていたのだ。
 ぷくーっと頬を膨らませ、そっぽを向く。
 ……あ。

 「…………嫉妬?」

 かああっと顔を赤くする。……やっぱり。

 「愛羽ちゃんと仲のいい悠介くんを嫌っていたのか」

 はあ、とため息をつく。
 愛羽ちゃんが悠介くんに声を潜めて言う。

 「全然入学してから時間経ってないけど、……バラす?」
 「…………もういい、かな。この設定も疲れたよ」

 ……バラす? 設定?
 一体なんの話だ。

 「みなさーん! 聞いてくーださいっ!」

 突然愛羽ちゃんが叫ぶ。当然クラスのみんなは振り返る。

 「今から、重大発表をしまーす!」

Re: (まだ決まってないです) 第六話 ( No.6 )
日時: 2020/10/25 19:40
名前: skyA (ID: 2AFy0iSl)

 「「「…………重大発表?」」」

 みんなが目を丸くする。……一体なにを発表するのだろうか。
 愛羽ちゃんが、いっぱいに息を吸って言う。

 「__わたしと悠介は、付き合っていません!」
 「「「……………………え?」」」

 一同がポカーンと口を開ける。
 その後、愛羽ちゃんがもっと目を剥くようなことを言った。

 「わたしと悠介は、従兄弟いとこなのですっ!」

 「「「…………………………」」」

 …………従兄弟? 従兄弟って……愛羽ちゃんと、悠介くんが…………?

 「発表は以上です!」

 ニコリと笑顔で締めくくられる。なぜか悠介くん本人も結構驚いていた。





 「__不思議なのよね」
 「なにが不思議なの?」

 ぽつりと呟くと、悠介くんが反応する。
 あの後、だいーぶ騒ぎになり、聞いた話だとあっという間に先輩方にも広まったらしい。

 「だって、愛羽ちゃんと私に繋がりがあるんだから、いつ悠介くんを家に招いてもおかしくなかったし、幼馴染になってた可能性もあるしね。今まで関わってこなかったのがびっくりだわ。まさか愛羽ちゃんと従兄弟だなんて」
 「愛羽が『なんかお互い、異性が近寄ってくるから、もう付き合ってることにしちゃおーよ』って言われて。確かに女の子が近寄ってくるのは……ちょっといやだったから、オーケーしたの。だけど、バレるの早かったなぁ」
 「まぁ、愛羽ちゃんちょっと短気だからね」
 「うん。愛羽に言ったら怒られちゃうよ」

 あははっと悠介くんが笑う。その笑顔に、思わずドキッとする。
 笑っただけなのに、こんなにも……こんなにも、どきどきしてしまうなんて。初めて、こんなの……うーん、わからない。

 「そうか、悠介くんがかわいいからか」
 「なにを言ってるの!? ぼくは可愛くないよ!」

 今度はムスッとする。表情がころころ変わるなぁ。

 「あー、だからかわいいんだよー」
 「だから、可愛くないし!」
 「かわいい言うだけでこんな反応するなんて……かわいい」
 「だから……もういいもん」

 あれ、完全にねちゃったよ。あらやだかわいい。


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