PR
コメディ・ライト小説(新)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- ラムネ色の作曲家
- 日時: 2020/10/21 07:51
- 名前: 辻音 (ID: K.LxVVE2)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi
prologue
ザァーーーーーー
ザァーーーー
何も無い、普段の生活。
揺れる波。
鳴く小鳥。
そして、
カラン …コロン
ビー玉のような姿の
綺麗な作曲家_
- Re: ラムネ色の作曲家 ( No.1 )
- 日時: 2020/11/13 21:14
- 名前: 辻音 (ID: K.LxVVE2)
第一話
*
切れかかる蛍光灯の光に照らされた1人の少女。
「だ、大丈夫?」
その少女はコクコクと、首を振る。
「お母さんは?」
『……いない。』
少女はどうやら2年前からこの路地裏に住んでいたらしい。
「私の家に来る?」
咄嗟にそう言ってしまった。
『え、いいの?』
少女は顔をこちらに見せた。
「うん」
青い綺麗な目。
カラーコンタクトだろうか。
少しずれている。
『お姉さんありがとう』
「いいえ」
ごめんね…
心の中でそう呟く。
5年前の夏_
- Re: ラムネ色の作曲家 ( No.2 )
- 日時: 2020/11/14 19:57
- 名前: 辻音 (ID: K.LxVVE2)
第二話
*
同時刻、市川結は喫茶店に居た。
「コーヒーひとつ頂けますか。」
『かしこまりました。』
時計は23:45をさしている。
「はぁ」
*
また、ひとり、椎田朱莉も今、喫茶店にいる。
「なるほどねぇ…」
彼女は結の旧友だ。
時計が46分の秒針を打つ。
「5年前の作曲家を探したい、と」
*
『ご注文のコーヒーです』
「ありがとうございます。」
知っているのか、朱莉に聞いてみるだけだ。
試しに、程度だ。
〈知ってるよ_(:3」z)_〉
「え」
〈ほんと⁉︎∑(゚Д゚)〉
〈うん。あれでしょ、_____作った人〉
「そうだよ……」
とても嬉しい、が、本番は此処からだ。
〈明日、例のトコで集合ね〉
〈了解〉
はぁ、
此処まできたからには徹底的に探してやるんだから。
あの作曲家を_
Page:1
PR