コメディ・ライト小説(新)
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- アマネとアマネ
- 日時: 2020/11/15 13:51
- 名前: 風野竜 (ID: H0XozSVW)
- 参照: https://www.kakiko.cc/novel/novel1a/index.cgi?mode=form
平穏。僕、五十嵐周(いがらしあまね)がこよなく愛する状況だ。
しかし、この平穏は、突如として破られた。
原因は、コイツだ。
「私は、転校してきた、柚木普です。宜しくお願いします!」
無駄に元気のいい彼女だ。
今は、高校2年の夏休み明けの、9月だ。こんな時に転校だなんて小説でしか見たことないぞ。ここまでは良かった。しかし、ここから彼女の奇行が始まった。
始業式と2時限目が終わった休憩時間。僕が小説を読んでいると、急に本に影が差した。何だ?と顔を上げるとそこには、転校生の彼女がいた。見つめ合うこと数瞬。突然彼女がわめき出した。
「やっぱり!あんたアマネでしょ!あたしの事覚えてない?小学校3年まで近所に住んでたでしょう。しかも結構遊んでたよ。アマネと私」
突然の出来事に、普を除く全員が唖然とし、教室はしーんと静かになった。
一番最初に回復したのは、僕の友達と言える数少ない友達だった。
「どういうことだよアマネ!説明しろ!」
「説明しーー」
「どういう事ーー」
周と普の声が重なった。
恥ずかしさなあまり、僕は俯き、彼女は、顔を赤らめて顔を背けていた。
徐々に回復してきたクラスメイト達が騒ぎだした。
「ぇ〜あれが五十嵐の彼女〜以外〜」
「マジかーまさかあいつにに抜かされるなんてあいつなんか一生彼女できないと思ってたのによぉ」
女子特有のねちっこい喋り方と男子のディスり以外のなんでもない声が教室の中で交錯する。
あぁ、この先嫌な予感しかしない。こう、心の中で嘆くのだった。
あの衝撃の2学期初日から一週間が過ぎた。
未だに、僕たちが教室の中にいると騒がしい。
普(アマネ)とは、よく話すようになっていた。母親に聞いたところ、たしかに小さいときに近所に住んでいたという。それだけでなく、お互いの家に泊まったり、学校から帰ってから遊んだりもしていたという。しかし、そんなことは、微塵も覚えていない。なぜだろうと考えたところ、思い当る節が一つだけあった。小学校四年の時、父が亡くなったことぐらいだ。
しかし、普は、その前年に引っ越していったためそのことは知らないようだ。
そういわれると、たしかに小学三年のときに女の子と遊んだ記憶がある。しかし、あの時から、もう六年経っている。今の普は、あの時よりはるかに女の子っぽくなっていた。そりゃわからなくても無理はない。
そして今、久しぶりに、僕のうちに来たいと言っており、僕が案内している。
「そういえばさ、お父さんとお母さんはどうしてる?」
「母さんは、いつもどおり。父さんは死んだよ」
「、、、、、、なんかごめん」
急に、あたりの空気が冷えたような気がする。
そうこうしているうちに、家についた。
「母さん、普が来たよ!」
「はーい、今行きまーす」
僕うが家の中に呼びかけると、母の声が響いた。
「元気なお母さんだね。あの頃と変わってないや」
と、普は笑っていた。しかしその笑みには、影が指していた。ふとその笑みを見た僕が、普に何かあるのか聞こうとしたところに、母さんが来た。
「あ〜普ちゃ〜んよく来たね〜」
母さんが珍しくニコニコしながらやって来た。
「あ、どうもお久しぶりです。元気でしたか?」
「まあまあね、まあ一時期は大変だったけど、今は、大丈夫よ」
「お父さんのこと、なくなったって聞いたけど、なにか、病気でもしていたんですか?」
女子同士で続く会話、えと、ぼく、ここにいる意味あります?
そして、母さんの顔が一瞬曇る。
「いいえ、事故だったわ。帰宅途中に、クレーンの事故に巻き込まれたの」
悲しい声が続く。
「その日はね、周の誕生日だったの。それでね、この子ったら、そのせいで誕生日パーティーいやになったみたいで、ずっと誕生日を祝わせてくれないの」
話し終える頃には、もう、随分と陽が傾いていた。
「あっ、普ちゃん、よかったら、一緒にご飯食べていかない?きょうは、カレーなの」
「じゃあせっかくなんで」
普が遠慮がちに言う。
この日の食卓は、普段より明るかった。普段は、母と、僕が向かい合って食べているが、特に話すこともないので、何も喋らずに食べていた。
「わあ、美味しそう」
普の子供っぽい声がリビングダイニングに響く。
食事中の話題は、段々と、僕の話題に傾いてきた。
「この子、学校でどんな様子なの?」
「周は、本ばっか読んでますね、あまり友達もいないみたいだし」
「やっぱり」
お~い、母さん、ともだちはいますよ。三人ぐらいなら。
ヤイヤイ騒ぎつつの食事が終わったのは、陽も暮れ、だいぶ暗くなった頃だった。
「じゃあ、そろそろ帰ります。美味しいカレー、ありがとうございました」
「いえいえ、こちらこそ美味しく食べてもらってありがとうございました。帰り道、もう暗いから気をつけてね。ほら周、送ってあげなさいよ。ほらほら、こんな暗い中を女の子に一人で帰らせるの?」
普は、玄関で苦笑いをしていた。
「もうわかったよ。送ってくよ」
外へ出ると、肌寒く、街灯以外は、何も照らす物のない世界だった。
「お母さん、元気そうだったね」
そういう彼女の言葉は、どこか、悲しく聞こえた。
彼女の家は、家から、徒歩15分ほどのところにあった。
家には、車が1台と、自転車が1台ずつあった。
「ありがとね。またあした」
そう言うと、彼女は、駆け足で家の中へと入ったいった。
* * *
翌日
彼女は、目の下に隈を作っていた。
そして僕は、相変わらず、教室の中で浮いていた。
「よっ、周。調子はどう?」
「僕は相変わらずだよ。それより、その言葉、自分に言ったほうがいいと思うよ」
「はは、やっぱりバレてたか、昨日はさあ、あのあと考え事してたら眠れなくなっちゃったんだ」
「ちゃんと寝たほうがいいよ。僕も人のこと言えないけどね」
「はは、そうだよね」
空気が重い。とてつもなく気まずい。誰か、頼む、この空気をどうにかしてくれ。
この空気を読んだのか、隣のクラスの、友達と呼べる数少ない友だとの一人が来た。
「おーい。普ーちょっとこいよ」
おお、神の救いだ。
「わかった、今行く」
「あんた誰、何の用!」
普と僕の声がかぶった。
「女の普は呼んでない。呼んでるのは、男の方」
こう言い返され、赤面しながらうつむいていた。
「なになに?」
ほっておいていこうと思い席を立った。
彼女を見ると、一瞬涙を浮かべているように見えたが、多分気のせいだろう。
何か、絶対何か彼女にはある。と僕は、確信していた。しかし、そのことを聞くことは、僕にはできなかった。
それから一週間、彼女と話すことは、なかった。というより、口を聞いてもらえなかった。まあ、僕は、夏休み以前の生活に戻るだけだったんだが。ほとんど話さず、人と関わらず、本を呼んで暇を潰す。ただそれだけのこと。しかし、僕には、ある変化が起きていた。それは、甘ねと会話ができない悲しさだった。だが、この感情を僕はごまかした。なぜなら、今まで、誰とも話さずに、関わらずに学校生活を送ってきた。しかし、普と再会してからの一週間、ほんの一週間で変わってしまった自分が嫌だった。
「はぁーーーー」
長いため息が風呂場に響く。
「周、ケータイ、なってるよー」
めずらしいな、僕の携帯がなるなんて。一体誰だろう。と思いつつ風呂を出た。そして、携帯を拾い上げて見えた相手は、普だった。
「もしもし」
『あっもしもし。こんな時間にごめんね。今から少し時間大丈夫?』
電話の先は、普だったが、その声が若干震えているような感じがした。
「大丈夫だけど、どうかしたの?」
『うん、、、、、、その、、、、、、さあ、一週間無視してごめんね』
「いや、謝ることないだろ。だって、僕話しかかけてないでしょ?」
『まあ、そうだけど、なんか悲しそうな顔してたからさあ』
やはりバレていたか。これでも隠してたつもりなんだが。
「そんなことないよ、、、、、、多分」
『口籠るところ、怪しいなー』
「いや、さ、僕も心配だったんだよ。なんか暗かったしさ。何かあるんだったら相談できる人に相談しな。そうしたら楽になるから」
『そだね、ありがとう。じゃあ、また来週』
「んじゃ。また」
彼女にも悩みの一つぐらいあるだろう。そう思いつつ、床に入った。
休日は、特にすることがなく、2日とも、ゴロゴロして過ごした。
翌日、彼女は、学校に来なかった。
その翌日も、また、その翌日も。
ようやく学校に来たのは、木曜日だった。教室に入ってきた彼女は、顔色が悪く、前に見たときよりも、いくらか痩せたように見えた。
「お、おはよう。周」
「ああ、おはよう。お前大丈夫か?」
「多分大丈夫、だと思う」
かなりきつそうだった。
結果、普は、早退することになった。唯一普家を知っている僕が付添をすることになった。帰る途中、普は、うわ言のように、ごめんね。迷惑かけてごめんね。と繰り返していた。
フラフラしている彼女を支えつつ歩くこと30分ほど、ようやく目的の家へついた。
チャイムを押すが、誰も出ない。どうやら出掛けているようだ。
「ねえ、普、家の鍵は?」
「そこのプランターの下」
内心、いつのドラマだよ。と思いつつ、鍵を開け、彼女を家の中に入れる。しかし、病人の、彼女を一人にするのは、不安なので、彼女に許可を取って家に上がる。そして、彼女をソファーに寝転ばせ、水を飲ませるために、キッチンへ行く。キッチンには、カレンダーがあった。それを見ていると、気になる文字を見つけた。「アマネ一回目投薬」と書かれていた。
この文字を見てから、数瞬、意味が理解できなかった。
このことについて、彼女を問い詰め用と思ったが、彼女には、彼女なりの理由があるんだろう。と思い、自分の衝動を押しとどめた。
「はい、これスポーツドリンク」
「ありがとう」
彼女の声は、大分弱々しくなっていた。
「お母さんは?」
「わからない」
「電話番号は?」
「かけても出ないよ」
「普段いつ頃帰ってくる?」
「いつもバラバラ」
「お父さんは?」
「出掛けたっきり」
「夜ご飯はどうしてるの?」
「適当」
ああ、これが育児放棄かあと思いつつ、彼女の晩御飯をどうするかを考えていた。普段世話になっているお返しだと思って、僕が、お粥を作って差し上げましょう!
「冷蔵庫の中身、使っていい?」
「いいけど、なにをするの?」
「普の晩ごはん」
「べつにいいって」
「普段世話になってるから」
鍋にご飯を入れて、出汁を溶かして、卵を溶いて、鍋に卵を流し入れて、蓋をしてしばらくしたら完成!
「普、おかゆ出来たぞー」
このお粥は、なかなかの自信作だ。
「熱いから気をつけて食べろよ」
普は、フウフウしながら食べていた。
「うん、美味しい。周って料理できたんだ」
以外。みたいな顔で言われるとちょっとイラッとくる。ぼくだって、親が寝込んだときに親のお粥を作ったことだってあるんだからな。あと、好きで、居酒屋で出るようなのもつくるしな。
午後7時この状態だと普が心配なので、もう少し居ることにする。たまに、普の頭の上に乗せてある、タオルを交換するぐらいしかやることがない。なので、僕は今ハマっている小説を読むことにした。
「はぁ〜。面白かった〜」
すっかり読み込んでしまった。殿くらい本を読んでいたんだろう、という素朴な疑問から、時計を見上げると、なんと、20:35という表示になっていた。実に、一時間半も本を読んでいたことになる。
「アマネ、アマネ〜。もうかえるからな。明日にも病院に行くんだぞ。お母さんにしてもらえなくても、自分でしておくんだぞ。いいなーーーー」
きい、と音がしたほうを見ると、40ぐらいのおばさんが、派手な格好をして立っていた。
「あなたここで何してんのよ!!」
お互いに、認識するまでに、数瞬の時を要したが、認識が完了がした瞬間に、おばさんが叫んでいた。
「ご、ごめんなさい!今すぐ部屋に行くから」
その叫びに反応したのは、僕、ではなく、普だった。
「どしたの〜」
軽〜い感じの声が、おばさんの後ろから、聞こえてきた。ヒョコ、おばさんと、壁の間から顔を出してきた男が言った。
「恵、この人誰だ?家に誰もいないって言ってたじゃないか」
「違うの、違うの優くん」
40を過ぎたおばさんが、顔を青くして必死になっている。この光景に、僕は、生理的嫌悪をもよおしていた。
「なにが違うの?」
冷たい表情、そして、冷たい声で言った。
「コイツ等は、不審者よ。不法侵入よ!プランターの下にあったスペアキーを勝手に使って家の中に入ったのよ!!!!!」
最後の方は、悲鳴に近かった。
このとき、僕の中のなにかが、音を立てて、切れた。
「あんたは、アマネの母親なんだよな!!」
突然の怒鳴り声に、僕を含めた、全員が驚いていた。
「違うわよ!あんたたちが不法侵入したんじゃない!!」
この言葉で、言葉の堰が音を立てて壊れた。
「お前は、娘のことをどう思ってるんだ!!」
「だから!!」
「じゃあ、そこにある写真の女の子はどこの誰だ!?」
「それは、、、、、、」
「ここに居る!ここにいるこいつが!あんたの娘だろうが!!」
(あぁ、マズイなこのままだと、歯止めが効かなくなる)
「こんなんだったら、潔く育児放棄してこいつを施設に引き取ってもらえよ!子供の面倒すらも見れない奴が、お前なんかが、親になる資格なんて、ないんだぞ!!」
「あんたなんかにーーーー」
ぱん、という音が、リビング内に響いた。
慌てて自分の手を見た。無論、自分の手は動いてなく、それを確認した途端、安堵感と、誰がやったんだ?という疑問が湧いて出た。
リビングに居る面子を見渡すと、叩いたのは、普だった。
「家庭内のいざこざを、外に出さないで。これ以上世に醜態を晒してなにがしたいの?」
ビンタされた母親が、呆気にとられたような表情をしていた。
凍りつくような、無音で、冷たい空気が流れる。それを切り裂いたのは、申し訳なさそうに発言する、男だった。
「あ、あの、お、俺かえるわ。それと、おまえとは、遊びだから。俺本命居るし」
そう言うと、男は、出ていった。
「お母さんが、いくら嫌われようと、どーでもいい。でも、それを私にまで振りまかないで。周は、私の友達なの。私は、私の友達を傷つける人は、許さない。たとえ、お母さんでも」
聞こえるかどうか、程の声量だったが、口調は、はっきり強かった。
「あんたなんかもう知らない!!」
普のお母さんは、そう言うと、部屋のものを壊し始めた。
椅子を投げ、戸の窓ガラスを割る。食器を投げつけ、叩き割る。ものを投げる、ものが割れる音がする。また、ものを投げる、そして割れる音がする。あ、と言う間に、リビングの床は、ガラスの破片、陶器の破片、椅子の破片、大小様々な破片が散らかっていた。
「キャーッ」
ゴン、という重い音と共に聞こえてきたのは、普の悲鳴だった。
驚いて見ると、普は、頭から血を流していた。
(もう、無理だな、、、、、、警察に電話するしかない。かなり不本意だが)
片手で普の頭を抑えつつ、もう一方の手で警察へで電話する。電話で、事の次第を完結に説明すると、もう、すでに向かっているらしい。どうやら騒ぎを聞きつけたご近所さんが電話したらしい。
そうこうしている間もどんどん破片が積もっていく。
遠くから、数台のパトカーの音が聞こえてきた。思わず、安堵のため息が出る。
病院、僕にとっては、あまりいい思い出がない場所だ。
今、僕は、診察室の前のベンチに座っている。
あの騒ぎで、普のお母さんは、警察へ連行され、普は、病院へ搬送された。
僕は、普が搬送されるのについてきた。
「柚木普さんの、付添の方ですか?」
診察室の戸が少しだけ開けられ、そこから看護師が顔を出していた。
「はい。そうです」
「では、お入りください」
診察室の中へ招き入れられた。診療室に入ると、普がベットで寝ていた。ふと、カレンダーの内容が思い返され、僕の、不安パラメーターが、一気に上昇する。
「五十嵐くんだね」
医師の、優しい声が、余計に不安を煽る。
「はい、そうですけど、何かあったんですか?」
「そのことなんだが、言っていいかは本人に聞いとらなんだが、彼女の病気について、君は、なにか知っているかね?」
「いいえ。カレンダーに投薬としか書いてなかったもので」
「そうか、君に忠告しておこう。今は、こうして元気かもしれんが、そう、ながくは、続かんかもしれん。それだけだ。今を楽しんどけよ」
医師の言葉は、重く、僕にのしかかった。
夜11時。僕は、ようやく家に着いた。
「ただいま」
疲れすぎて、声を出すのも辛い。
「周、来なさい」
お母さんが、かなり怒っていた。
「はい……」
しばらくは寝れなさそうだな。と思いつつ、母のもとへ向かう。
怒鳴られるのを覚悟して、身を縮める。しかし、僕を包んだのは怒声、ではなく、仄かな甘い香りと、温もりだった。
かなり久しぶりに触れた人肌は、温かかった。久しぶりの人肌のぬくもりに、思わず涙が出る。
午後11時の家の中に、2つの嗚咽が絡まり合って、響いた。
翌日、僕は、昼頃に目が覚めた。母は、すでに、仕事へ行っていた。食卓へ行くと、机の上に、ラップをかけた食事があった。
- Re: アマネとアマネ ( No.1 )
- 日時: 2020/11/15 14:22
- 名前: むう (ID: 9Yth0wr6)
横から失礼します。
ここはオリジナルの作品を投稿する場所ですので、二次創作やアニメや漫画を使った小説を書く場合には二次創作の方で書かれるのがよろしいかと思いますよ。
- Re: アマネとアマネ ( No.2 )
- 日時: 2020/11/15 15:37
- 名前: 風野竜 (ID: H0XozSVW)
- 参照: https://www.kakiko.cc/novel/novel1a/index.cgi?mode
ご指摘ありがとうございます。
自分は、オリジナルだ書いたつもりでしたが、他に似たような作品があったのですか。
調べて、確認し次第早急に手直しいたします。
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