コメディ・ライト小説(新)

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不思議図書館
日時: 2020/11/22 21:55
名前: 白華 (ID: WTiXFHUD)

初めまして、百華です。

前から小説を書くことに興味があり、
初の短編小説を書きました。
反響が多ければ、
このストーリーをシリーズ化するか
他の小説にもチャレンジしようかと考えています。

それでは、短編小説始まります!
↓↓↓




目覚まし時計がなり、いつもと同じ朝の4時を告げる。

私の一日はココの餌やりから始まる。
「ニャー」
と甘えた声のする方へ顔を向け、ベットから降りると、ココが足に擦り寄ってくる。

私はココに餌をあげ、その後1階の洗面所に向かい、歯を磨き、顔を洗う。

その後リビングに入ると、目の前にある時計が目に入り朝の4時半を示していた。

お湯を沸かし、冷蔵庫からバターを取り出しトーストに塗る。
トーストを焼いている間に紅茶の用意をする。

出来上がった朝食をテーブルに置き、朝食を食べ始める。

朝食を終え、部屋に戻り、机に向かうと、徐に1冊のノートとペンを机の引き出しから取り出し、悩み始めた。

最初は、ブツブツと独り言をいい、次に頭を抱え、ふっと我に返って顔を上げてみると、カレンダーに目が止まり
「もうすぐで、一人暮らし初めて1年かぁ」
とつぶやく。

小説家を夢見て、親の反対を押し切り、実家で飼ってた猫を連れ、一人暮らしを初めて見たがなかなか小説家としての芽が出ず、悩んでいた。

そんなことを考えながら、カレンダーを眺めているとココが後ろから髪を引っ張ってきた。
いつも出かける準備をする合図だ。
「いたっ!」
そう言い時計を見ると、出かける準備をするには、いつもより1時間早い。

不思議に思いながらも、何も思いつかないので早めに図書館に行く準備を始めた。

窓の外を見ると暖かそうな服を着た人が行き来している人を見て、今日の服装を決める。

白のトレーナーに黒のパーカーを羽織り、茶色のロングスカートを履く。
黒のリュックの中に財布を入れ、部屋を出る。

玄関先に向うため、階段を降りるとほぼ同時にココも降りてきて、玄関で紺色の靴を履き、ココに
「行ってきます」
と言い家を出た。

少し歩くと向かいの家に住む佐藤さんが前から歩いてきて話しかけてきた。
「あら、ももさんどこか、おでかけ?」
「はい、図書館に行くところです」
「後で、アップルパイを焼くから、15時に行くわね」
「ありがとうございます」
佐藤さんはいつも私の大好物のアップルパイを焼いてきてくれる。
佐藤さんは私と分かれて家の方向に歩いていった。

それから少し歩くと、目的地の図書館に着いた。
私は扉を開けて時計を見るといつもと少し早い9時だった。

周りを見渡すと、いつもいるはずの管理人さんが見当たらない。
不思議に思うも、小説がある2階に上がると、ファンタジーの小説が置かれる棚から目当ての小説を取り出した。

いつものように本を開くと、私は驚いた。
小説の中の文字が浮いてるのだ。
私は驚きながら本を閉じた。
同じ本を確かめるようにもう一度開く。
「まるで魔法みたい」
私は、そう呟きながらページをめくる。

小説を読み進めると、挿絵の描かれたページを見つける。
またしても、驚いた。
なんと、今度は絵が飛び出して、動いているのだ。

私はその美しさに魅入ってると後ろから声をかけられ驚いてしまった。
後ろを振り返り、声の主を確認すると、首に管理人、国井豊と書かれたものをぶら下げている。
「驚かせてしまってすまない」
「いえ、大丈夫です」
「私は、ここの管理人でね、見かけた事のない人だったのでつい声をかけてしまった。」

私が何を言っていいか困っていると、
「その小説、気に入ってくれたかね」
「はい、とても。この小説どうなってるんですか?」
「どうなっているとは?どういう意味だね」
「小説の文字が浮いたり、絵が飛び出たりしてます」
「そりゃ、魔法がかかってるからね。不思議なことを聞くね」
「魔法ですか...」
私は夢を見てるみたいだと思った。

国井さんは話終わると、1階に降りていってしまった。
私は、気になる本を二、三冊持ち、1階へ降りた。

すると、さっき話した国井さんが貸し出し口と返却口の所にいたので、話しかけた。
「すみません、この本借りたいのですが」
「初めて借りるよね、ちょっとまっててね、カード作るから」
そう言われて、待っていると1枚の紙とペンを手渡された。
「ここに住所と名前書いてね」
私は言われた通りに紙に書いた。
「貸出期間は1週間だから、それまでに返しに来てね」
「わかりました」
そう言って本をリュックに仕舞い、図書館の扉を開けようとした時
「いたっ!」
と言い私は飛び起きた。
私は驚いて周りを見渡すと、ココが私の髪を引っ張っていた。
なんだ夢かと思いながら時計を見ると9時で、図書館に出かける時間だった。
私はまだ少しボッーっとする頭で出かける準備を始めた。

白のトレーナーに黒のパーカーを羽織り、茶色のロングスカートを履く。
夢で見た格好と同じだ。
黒のリュックに財布を入れ、部屋を出る。
階段を降りるとほぼ同時にココも降り、紺の靴を履き、ココに
「行ってきます」
と言い家を出た。

外は肌寒く、少し歩くと佐藤さんが声をかけてきた。
「あら、ももさんどこか、おでかけ?」
「はい、図書館に行くところです。」
「後で、アップルパイを焼くから、15時に持っていくわね」
「ありがとうございます」
と言うと、家の方向に歩いていった。
私は夢と同じだと思いながら歩くと、図書館に着いた。

図書館の扉を開けて時計を見ると丁度10時で、中にはいつも通りの管理人さんと本を借りに来てる人がいた。

私はいつも通り、2階に上がってファンタジー小説が置いてある棚に行くと、夢でみた小説が置いてあった。
まさかと思い、開けてみるたけど、いつもと変わらない小説だった。

私は夢で見た小説を手に取り、小説を借りた。
帰り道、夢を思い出しながら、15時に届くであろうアップルパイと自分の書く小説を思い描きながら家へと帰っていった。




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