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コメディ・ライト小説(新)
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- 学生三角関係プロローグ
- 日時: 2020/11/27 20:50
- 名前: ももみるく (ID: OXQEO.ex)
この学園、桜ヶ丘高校は、桃が通う高校である。
一般人の高校の為、普通に生活を送れる。
桃は高校1年。3ヶ月後に、三角関係に…
- Re: 学生三角関係 1 ( No.1 )
- 日時: 2020/11/27 21:03
- 名前: ももみるく (ID: OXQEO.ex)
先生が黒板を行き来する所を見ようともせず、桃は窓の外をじっと見つめていた。
吉山晃太。私の好きな人だ。
私は照れ隠しでそちらも黒板も見ずに外を見つめる。
トントンッ
私は肩を叩かれ、ふと隣を見る。
染矢唯。いつも私と遊んでくれる友達だ。
唯は黒板を指差すと、私を見た。
私は小さく頷き、黒板を見た。
キーンコーンカーンコーン
チャイムがなり、授業が終わる。
今までの静けさとは違う、ふざけの声とお喋り…
私は一人机で悩んでいた。
実は、告白されていたのだ。
鹿内颯太。隣のクラスだ。
私は返事を考えていた。
実は、中学の時、クラスが一緒になった事がある。
凄くいい子だった。
私は頭を抱えると、チャイムが鳴り、二時限目に入る。
無事全授業が終わり、家に帰る。
家が近所で、いつも吉山君と一緒に帰る。
「ねぇ、告白されたって本当?」
吉山くんが別れ際、聞いてきた。
私は一瞬戸惑ったが、答えた。
「うん、でも返事はまだしてない」
吉山くんは何故が安堵の溜息をついていた。
「どうしてそんな事聞くの?」
私は聞いてみた。
すると吉山くんはこう言った。
「桃が好きだ」
私は急な事に頭の整理が追いつかなく、ぐるぐると目眩がした。
「返事はいつでもいい」
吉山くんはそう言うとクルッと向きを変え、家へ去っていった。
「…」
私は自分の顔が暑くなるのを感じ、走って家に帰った。
それを、影の茂みから覗いていた人物がいた…
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