コメディ・ライト小説(新)

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異世界召喚したくない
日時: 2021/01/02 12:58
名前: R626 (ID: sMZBR2Q8)

どうもよろしくお願いします

初投稿なので温かい目で見てくださると嬉しいです。

早速始まりますが楽しんでくれると嬉しい限りです。

(不具合により2話から始まります)

ここから飛んで読んだ方が個人的には読みやすいと
思います

第一章
>>02 >>03 >>04 >>05 >>06 >>08

第二章
>>10

キャラクター解説
>>07 >>09



ーーーーーーー


「ギャオオオォン!!」
逃げ惑う人々、泣き叫ぶ子どもたちの声。
その声を聞いても暴れ続けるモンスターたち。
村が完全に大破している中ようやくついた兵士たちが次々に倒されていく。
それを見た神々たちは天使シャーナに告げた。
 「天使シャーナよ、今すぐモンスターに
対抗出来る英雄を連れてこなければならん、
頼めるな?」
「もちろんです神様、必ずやこの私めが
英雄となるものを連れきます」
そう言うとシャーナは鏡を通り抜け、
第一世界および我々の世界に飛んでいった。



俺はいつものようにベッドから起きる。
そのまま顔を洗い、歯を磨き制服に着替えて
家を出た。

Re: 異世界召喚したくない ( No.2 )
日時: 2021/01/01 03:25
名前: R626 (ID: sMZBR2Q8)




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いつもの通学路を俺は歩いている。
子供にその母親、お爺さんに
忙しいサラリーマン。
いつもの光景だ。
だが今目の前にいつものじゃない
人がいる。
どうやら輪っかはないけど
天使のコスプレのようだ、
 「やっと見つけました、あなたの
力が必要なんです」
昔ネットニュースにこういう
絡まれ方の対象法があったっけ、
確か逃げたほうがいいんだっけ。
ていうかこの子まだ中学生くらいじゃん
こんなことやらせるなんて最低の親だな。
だけど俺には関係ないし....
よし逃げるか。


ーーーーーーー


「待ってください!どこ行くんですか」
「何が待ってくださいだ!誰が
コスプレした勧誘女を待つんだよ!
ていうかなんでついてきてんの!」

なぜだろう、俺は今さっき会った謎の
天使の格好で道の真ん中にいる変人と
おいかけっこをしている。

「それはあなたの力が必要なんです」
「なんで俺なの!?少なくともなんで
ゲームオタクの学生の俺なんだよ!
もっとましな人いると思うんだけど」
「あなたしかいなんですよ!
だから一緒に来てくださ、いてっ」
「なんで急に止まったんですか?」
「ついたんだよ、学校に」

もうホント最悪な展開になってしまった。
いま校門の前で一人の少年とコスプレが
いるのをいろんな人に見られている

Re: 異世界召喚したくない ( No.3 )
日時: 2020/12/31 21:57
名前: R626 (ID: sMZBR2Q8)



ーーーーーーー


「お前ほんと許さない!」
校舎裏で俺は怒鳴り散らした。
なのにこいつは
「なんで起こっているんですか?」と
あっけらかんとしたことしか言わない。
お前さぁ、朝から道端でコスプレしてる
やつと一緒にいたら恥ずかしいに
決まってるだろ!と言おうとしたが
俺はふと我に返る、まだ時間はあるし
話ぐらい聞こう、こんな格好してまで
大切なことがあるんだろうから。
「なあ、なんで俺が必要なんだ?
他にもたくさんいるだろ?」
「その様子だと話を聞いてくれるんですね」
彼女は大喜びして話しだした。

Re: 異世界召喚したくない ( No.4 )
日時: 2021/01/01 16:36
名前: R626 (ID: sMZBR2Q8)


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「....ということです。
わかりましたか?」
「うん、だいたいは、」
彼女の話しを聞くとどうやら彼女は
本当に天使で名前はシャーナと
言うらしい、そんな天使は別の世界
いわゆる異世界の神達に才能のある物を
連れてこいと言われたらしい。
今異世界はモンスター達が荒らしていて
それ止められるのは人より戦闘力が高い
やつ、つまり俺みたいなやつらしく、
そんなやつを異世界に連れて行くために
この世界に来たらしい。
....誰もがこんなこと聞いたら普通は
信じないだろう、俺もそうだった。
だけど、これは信じるしかない、
だって今彼女は飛んでいるんだから。
紐かもしれないと思ったけど背中に
紐なんてなくおまけに魔法まで使った。
もしこれがドッキリだったらバラエティ
めっちゃ進歩してるな〜って思うだろう。
だけど本当っぽいので一応信じている。
 「それではこれから異世界召喚
しますね。」
ちょっと待て、召喚?俺はさっき
聞いたことを思い出す。
”そんなやつを異世界に連れて行く"
はっ?
 「行きますよ〜そりゃ!」
 「うわっ!」
シャーナは手から丸い光を出して
俺にぶん投げた。
 「なんで避けるんですか!」
 「避けるわ!急に異世界いって
モンスターボコボコとか俺無理だから」
「なんでですか!ケンジさんには才能が
あります!」十分戦えるんですよ!」
 「絶対嫌だ!!なんで自ら茨の道に
突き進むんだよ!あっ、そろそろ
授業だからまた!」
「あぁ!ひどい!何なんですか!
まったくなんであんな人に才能があるんで
しょうか!」
そんな彼女の後ろに鋭い目が輝いていた。

Re: 異世界召喚したくない ( No.5 )
日時: 2021/01/01 01:14
名前: R626 (ID: sMZBR2Q8)



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教室のドアを開け、座る時
 「おーいけんじ〜聞いたか?」
 「何をだよ佐藤?」
こいつは佐藤大助、俺の同級生で俺の
数少ないの友達の一人、いつも元気で
毎日朝に話しかけてくる。
 「今日の朝にコスプレした女子が
学生を追いかけてたらしいぞ、学生の方
可哀そうだよな巻き込まれて」
ホントそうだよな!流石俺の友!
よく言ってくれた!
 「これもしお前が追いかけられていたら
顔真っ赤になるだろ」
 「うっさいわい!」
まあそうだったけど。
俺はもともと人の前出ることがあまり
好きじゃないっていうか嫌いだし、
それに一人でお化け屋敷にも
行ったことのないほどのビビりだぞ。
そんな俺がモンスターなんてもん相手に
できるわけねえだろ。
そんなことも知らずにあの天使は。
 「おーいお前たち出席とるぞ〜」
俺たちはそれぞれの席に座った。
そういやシャーナ置きっぱなしだったな。
流石に可哀想だったかな、後で謝っておこ。


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一方校舎裏では、
 「グルルゥゥ!!」
 「ひぃぃ!」
なんでここにリザードマンがいるんですか!?

Re: 異世界召喚したくない ( No.6 )
日時: 2021/01/01 02:58
名前: R626 (ID: sMZBR2Q8)


ようやく慣れてきました
今回は長めにしたいと思います


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 「グルゥゥ!!」
 「ひぃぃ!
なんでここにリザードマンがいるんですか!?
 「おい!お前!」
あ普通に喋れるんですね。
 「なっなんですか」
 「じつはよぅ、この近くに魔王様の敵になるやつがいるらしんだが」
それってケンジさんのことじゃないですか!
 「い、いやそんな人知りませんよ」
 「わかってんだよ!テメェは天使だろ!
だったら知ってんだろぅ」
 「な、なんで天使の存在を知ってるんですか!モンスターは知らないはずじゃ!」
 「魔王様が教えてくれたんだよ、さらに
そいつを倒せば俺はビッグリザードマンになれるんだよ!はっはっはっはぁ!」
 「初めて聞きましたその笑い方」
 「なんか言ったか!」
 「いいえ何も!」
 「それじゃあそいつの場所を教えろ」
と、リザードマンはシャーナの首に爪を向ける。
 「天使は神のうちには入らないから
死ぬっていうのもリサーチ済みだぜ」
 「そこまで知ってるなんてぇ」
シャーナは泣きそうになりながら考えた。
リザードマンのことです。話しても
結局殺される、それなら.....
 「フラッシュー!」
 「目、目がぁー!」
 「うわぁーん!」
シャーナは決死の覚悟で逃げ切ろうと走った。

ーケンジさんじゃ経験の浅さで絶対勝てない、
それならもう逃げるしかないです!
 「待てやこのクソガキがぁ!!!」
 「ヒィィ!!」
あ、校庭に出てしまいました!
体育の生徒と先生は
 「うわっ!なんだあれ!」
 「なんかやばくね」
 「お前たち下がってろ!!」
と混乱しています。
 「何見てんだよぉ!テメェらぁ!」
 「突っ込んできた!?逃げろ!」



ーーーーーーーー

一方教室では

 「え〜つまりこれをこう......」
田中先生の授業はいつものようにつまらない、
佐藤は隣で眠そうになる、いつもの日常。
俺はそんな日常が一番いい、変化なんて
望んでいない、ましてや異世界になんて
絶対行きたくない。
毎日が平和ならなんでもいい。
そんなことを考えていたら窓側の奴らが急に
 「えっ!」と声をあげた。
 「どうしたんですか山田君?」
 「先生!校庭にでっかいトカゲがいます!」
その場のみんなが驚きその頃に佐藤が目を覚ます。
みんなが窓に集まっていく。
俺も見に行くが今日俺が見たのは一人の天使
だけ、トカゲなんて見てないぞ。
そう思ってみると俺は思わず声を上げた。
なんと、生徒や先生、そしてシャーナが
トカゲみたいなのに追いかけられている。
中には腕を怪我している生徒もいる。
ー教室は一瞬で修羅場と化した。
先生はすぐに通報し、教室内はざわついている、放送が鳴って校長が教室内にいろと命令された。
その時トカゲがシャーナの首を掴んだ、
俺は思わず
 「シャーナ!」と叫んでしまった。



ーーーーーーーー

 「やっと捕まえたぜ!」
 「うっ!」
 「おいテメェ!俺の獲物はどこだ!」
 「い、言いません」
 「そうか、それならつぶ...」
 「シャーナ!!!」
リザードマンは声がした方を向いた。
そこには必死な顔をした少年が一人いた。
 「あいつか....」


ーーーーーーーー


俺が叫んだら何故かトカゲはシャーナの首を離した。そしておれたちの方に向かって何かをためている。それに気づいた佐藤が
 「みんな離れろ!あいつ教室に突っ込む気だぞ」
それを聞いたみんなは離れようとしたが、
トカゲはすでに教室に向かって飛んできていた。
「どがぁぁん!!!」
と激しい音が響いた。



頭がクラクラする、ようやく見える程度になると教室の壁は壊れていた、直撃した人はいないっぽく倒れている人も死んでいないだろう。
と周りを見ていたら急に首を掴まれた。
 「ようやく見つけたぜ!手間かけさせやがって」
 「があっ!」
どんどん首が苦しくなる、
だけど体が動かない。
ー俺、死ぬのか?
そう思った時
 「いて!」誰だゴラァ!」
トカゲの顔に椅子が投げられた。
その先には佐藤がいた。
 「俺が相手だぜクソトカゲ!」


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