コメディ・ライト小説(新)
■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)
- 死んだら転生した!!
- 日時: 2021/04/25 22:48
- 名前: 初心に帰る (ID: IzBKD/r0)
ドドド心者が思いつきで続ける作品ですが良ければ…。思いつきなので語彙力と作品団結が死んでます。この2つは私の世界から転生してしまったようです。戻ってきて(´;ω;`)
イラストの方も投稿致します。投稿頻度は働かない蟻レベルです。あやふやですがよろしくお願い致します。
- Re: 死んだら転生した!! ( No.1 )
- 日時: 2021/04/26 17:24
- 名前: 初心に帰る (ID: IzBKD/r0)
「う〜〜今日大学…出席取らな…」
ボリボリとなかなか覚めてくれない頭をかきながらムクリと起き上がるこの男、秋藁一茶。今日行こう、やっぱめんどくさいの繰り返しで出席日数が危うくなったので、今日は不服だが大学に行く事に。
(今日ゲームのイベント開始なのに…)
自業自得である。
ぱっぱと私服に着替えリュックを持って、忘れ物を確認する。基本的に秋藁は忘れ物が多いからだ。この前なんて提出用の書類を置いて来ていた。あの怒られようと言ったらもう…。思い出しただけでも震え上がる。もう二度とあんな事をしたくはないので、今日はちゃんと確認する。
OKだ。横に置いてあったスマホを取って玄関を開いた。
(まぶし…)
ギラギラと照りつける日光が、部屋の中に長時間いた秋藁の目も照りつける。まぶしくて思わず手で影を作ってしまう。そのまぶしさは直ぐに慣れるが、これまた気温。随分と暑い。まだ春だから、ということで長袖で来たのが間違いだったのかもしれない。うわ、虫。
(もうめんどくさい。既にめんどくさい!)
こういうのがある外はめんどくさがりの秋藁には似合わないのかもしれない。
ふと、横を見た。そこには路地裏が見えるだけ…のはずだったが、きょろきょろとしている黒いパーカーを着た怪しい男が屯しているのが見えた。
(は?怖…)
よく見たらここは人通りが少ない。今、秋藁とその男しかこの辺を歩いていなかった。なんかされるかも。嫌な予感がした秋藁は逃げ出す足をとる…いや、とろうとした。
「ゔッ!!」
心臓辺りに死ぬほど熱い感覚。先程の状況から、一瞬で刺されているのだということが分かった。バタッと大きな音を立てて転げる。寝そべる体制だ。死にたくない。死にたくないが、来ても欲しくない眠気がやってくる。せめて犯人の行方でも…!しかし、寝そべった秋藁の眼は地面しか映すことが出来ず、そのまま意識を手放し、息を引き取った。
‐‐‐
(…ここは…天国…?えっ嬉しいな…地獄かと思った。というか、マジで魂ってあるんだな。ゔ、身体動かせねーー…これじゃ意味ねーじゃねーか)
すすすーと幽霊のように浮遊する。今の秋藁はただのオーブに似た感じだ。最大60km/hまで出せるらしい。
浮遊しつつクソ美人なお姉さんが居ないかも探す。天国ならいてくれたっていいはずだ。別にボッキュッボンじゃなくていい。美人くれ美人。
しばらく探すと神秘的な扉を見つけた。そこからどことなく「入れボケがぁ…」という空気を感じたので、(やっぱおれ地獄行きかよ!!)と思いつつ他に神秘的な「入って下さい♡」という空気を出している扉は見つからないので仕方なくその扉を開け…
「いや重ーーーーー!!!!」
られない。重すぎる。なんだこれ。いくら手を尽くしても開けられない。ふざけんな。何処に行けばいいんだ。
と、心の中で愚痴を零していると上から掃除機のような機械が登場。ダイ○ン並の吸引力更に静かさで秋藁は吸われていった。
‐‐‐
目が覚めるとそこは森の中。
(ダイ○ンの中って森なの??)
その事実に驚きつつ辺りを見渡す。あ、そういえば動ける。手がある。頬を伸ばす。痛い。
「…もしかして転生?」
ハッ…見た目は!!ダダダダとその辺に顔が映るようなテカテカしたものを探す。
「……ユニーク…イケメン…?」
明るめの青…いや水色の天然パーマ、瞳の色はオレンジ。パチクリの目。ユニークな色のイケメンだ。服は初期アバターのよう。イケメンって、そういえば性別は?ソっと男性の社会に触れる。
(…ない……てことは女?!?!)
ばっとズボンの中を見る。もしやあそこが!!!
(なんもねーー!!!こえーーー!!!)
どうやら秋藁…いや名前は無くなったのかもしれないこの人は、性別がなくなってしまったようだった。男でも女でもない。最早ここに性別の概念はあるのか。何も分からない状況下、もう1回死のうかなと思うこの人なのだ。
Page:1