コメディ・ライト小説(新)

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手フェチのラブストーリー{イラスト募集してます}
日時: 2021/05/04 21:30
名前: 望女 (ID: Ryt8vfyf)

《ご挨拶》こんにちは。あるいははじめまして。望女です。美しい手が好きな彼女と彼女が大好きな彼氏の話です。ただの憧れを具現化しました。微笑ましくみてください。

壱、恋しちゃったんだ。

私の名前はみずうみいて子だ。冗談みたいな名前だ。
今私がいるのは教室。そうじの時間だ。
そうじ用具入れの上にあるちり取りが取れず、とうとう椅子を取ってこようとしていた。
「あ、はい」隣に来た男子が取ってくれた。おお、背高いね。少女漫画じゃあるある展開ではある。ちょっときゅん。
「ありがとうっ」「うん。どういたしまして」…どうした私。何でちっちゃい「つ」がついてんだ。
男子ー園述えんのべ思優しう君ーは行ってしまった。
「………うっは」やべえ。手がかっこよい。ちり取り取った時、この、筋、筋が。びしってなって。あと、肌きれいだった。
背も高かったし。顔……イケメンだったな。うん。優しいし。
恋しちまったぜ⭐いや…告ろうかな。告ったことないけど。

Re: 手フェチのラブストーリー ( No.1 )
日時: 2021/05/04 16:09
名前: 望女 (ID: Ryt8vfyf)

弍、告白♥

という訳で、思い立ったが吉日、突撃。
「っ、あのっ」園述君の袖を掴んだ私。くぅっ。少女漫画過ぎて恥ずか死にそう。
「え?」あ、声好き。じゃなくて。行くぜ!
「好きです」私の初告白は廊下となった。みるみる赤くなる園述君。やめれ…うつるやん。
みんな掃除の準備で気付いていないことを祈る。
「はっ…い、俺もです…」まさかのミラクル~!
「……あ、え、い、良いの?ですか?」落ち着け。
耳が熱い。あああああ、心臓が変な動きしてません?
「もちろん」とても深く頷く園述君。
「あ、では、今からこ、恋人という事でようござんすね?」だからどうしたよ…さっきから。ござんすて。
「まさか湖さんの方から告白してくれるとは思わなかった。えっと、嬉しい」かわいいかよぉぉ!それに比べて私ときたら。全くもお。
「あ……じゃあ、とりあえず掃除、に」
「はい。じゃあ、また」
階段のほうき係で良かった。顔見られづらいし、ほうきだから喜びで肺がカタカタしてて若干息が切れててもしんどくない。
一回落ち着いて、掃除だ掃除。

Re: 手フェチのラブストーリー{イラスト募集してます} ( No.2 )
日時: 2021/05/05 14:30
名前: 望女 (ID: Ryt8vfyf)

参、ほうかごとトモダチ。

うちの学校は掃除のあと終わりの会をして、部活をして帰る。
私は伝統工芸部。うちの学校は変わった部活多めだ。特に生徒数が多いこともないのに、不思議だ。
「りっ…りりりり、りり璃燃りねんちゃぁん…!」璃燃ちゃんー声座せいざ璃燃ーは私の友人で、同じ伝統工芸部だ。
「ど、どうしたの」私に肩をがしっと掴まれて困惑した表情の璃燃ちゃん。かわいいなー。
「聞いて驚け!…あ、やっぱあんま反応しないで。注目浴びるのはちょっとね」気を取り直して。
「あのね、か、彼氏ができました」
「ま、マジで」
「Yes,I do」
「おめでとう」私のボケには反応してくれなかった。
「…え、聞いてよろしい?だ、誰…?」目が据わってる…。今度は璃燃ちゃんが私の肩に手を置いている。
「えっと。園述思優君れす」噛んだー!
「えっ!?あの園述君!?あの成績オールマイティーイケメン!?…夢とかじゃなくて?」
早口…。ていうか疑われてる!
「ホントホント。今日告ったらOKしてもらった」私もからかわれてるんじゃねえかと疑ったけども。
しかしまあ、本当に何でなんだろう?

Re: 手フェチのラブストーリー{イラスト募集してます} ( No.3 )
日時: 2021/05/05 15:02
名前: 望女 (ID: Ryt8vfyf)

肆、♪~たぶん気付いてないでしょう

俺は園述思優。
今日、湖いて子さんから告白された。たぶんちり取りを取ったのがきっかけだったんじゃないだろうか。
ちり取りが取れなくて背伸びしてんのが可愛すぎてぼけっと見てるとこだったけど、いいところも見せたいなと思って取った。
「あ、はい」素っ気なっ。もっと笑顔で言えば良いのに。
ばちっ。目が合った。わ…目キレイ。キラキラしてる。あ、鼻ちょこんってしてかわいい。
「ありがとうっ」声かわいい…!
「うん。どういたしまして」もっとほかに言い様は無かったのか?ありがとうはこちらの台詞だ。
このままだと変な事を口走りかねないので、さっさと教室を出た。
そうしたら、告白された。卒倒するかと思った。

最初に彼女を意識したのは、始業式の次の日。一ヶ月ほど前だ。教科書を配っているとき。
「ありがとう」このかわいい声は誰のものなんだ?湖さんだった。前の人から渡されるごとににこっとして感謝を述べていた。
ほぼ一目惚れだった。名前も声も顔もちょっと低めの身長も、全部に恋してしまった。ただ、気持ちが通じ合うことは無いだろうなと、半ば諦めていた。
「好きです」卒倒するかと思った。

Re: 手フェチのラブストーリー{イラスト募集してます} ( No.4 )
日時: 2021/05/11 07:23
名前: 望女 (ID: Ryt8vfyf)

伍、夕焼けこやけで

「あ、園述君」
「あ、湖さん」校門でばったり会った私達。部活終わりだ。
何て言っていいか分からない私達。
「こんにちは…」園述君から挨拶してくれた。笑顔だ…かわいい。
「こんにちは」ちょっと沈黙。この機会を逃す私ではないぞ。
「あの、連絡先交換しません?」
「あ、はい」という訳で、電話番号とLIMEを交換した。
「一緒に、帰りますか?」ちょっと目を逸らして言う園述君。照れてる…。かわいい…。
「あ、でも私は璃燃ちゃんが…て、あれ!?」いない。あの子…、一丁前に空気読みおって。気が利くじゃねえか。
「じゃあ、一緒に帰りましょう」
と言ってもそんなに家が近いわけでもないので、学校から割と近いコンビニの所でお別れだ。
思優「敬語じゃなくていいで…や、いいよ」
いて子「はい、…うん」
いて子「何て呼んだらいい?園述君?思優君?思優さん?」
思優「思優君…で。俺はいて子さんって呼びたいんですけど、いい?」
いて子「うんっ」
そうこうしていたら、コンビニに到着。


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