コメディ・ライト小説(新)
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- 誘拐@無人島
- 日時: 2021/05/04 14:51
- 名前: 幸福な赤い酒猫 (ID: .xQ.zB/T)
清晴は鳥や草花が好きだ。自然に関しての知識は異常の域すらも超えて神がかりになっている。その自然好きがよく厄介なことを起こすのだった。
その厄介ごとを起こしてしまう張本人、清晴が
「たまには羽目外して遊びまくりたい」
というのであった。一体何がたまにはなのか意味不明なほど遊んでいる俺たちではあったのだが、まあそれは置いておこう。
とりあえず、義一もオーバーリアクションと言う名の反対表現にならない様な程度で、
「え、何。それはどういうこと、っていうか普通に公園とかでいつも元気よく遊んでるよな。で、元気いっぱいなのはいいことだけど、うるさくして他人に迷惑かけない様にって注意されたばっかだよな、昨日。」
と、一応言ってみる。なんとなくそうではないと言うことはわかっていたけれども、そして、嫌な予感ももちろんしていたのだが。
「そんなんじゃないよ。ところで乗ってくれるんだよね。この案。」
「まあ、うん、一応」
「ウンウン、よろしい。で、そんなんじゃないよ。もっと大掛かりにね。ちゃんと許可ももらってきてるから。親からも貸切っていうことでやってもらってて。」
絶望だ。しまった。こんなことだとは思っていたが、清晴と一緒だと、どうも、乗り気になれない。
何故なら、清晴は運がすごく悪いからだ。例えば、階段を歩いていたら、鬼ごっこをしに行く人達に押し倒され、その後清晴が倒れていることを知らない人に踏まれた、という事件があり、それはとても悲惨だった。
その事件によって、清晴に近づくのを避けたり、清晴が近くに来ると、「あー、呪いが感染る~。ヤメテヨネ。」なんていう酷いやつもいる。義一や柚珠奈、京子、隆玄、義志を除けば皆そうではないだろうか。
そんな人たちが僕は嫌いだ。そんな人類は滅べばいいのに、とさえ思う。これは随分過激だが。
いかんいかん、脱線してしまった。これは相当やばくなりそうなことだが、その分興奮も胸の内に隠れていそうだ。