コメディ・ライト小説(新)
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- 何でも解決!探偵天才少女!!
- 日時: 2021/06/30 15:25
- 名前: ユリ ◆XBSA37v.sg (ID: HAhG.g1E)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13069
え~っと、ゆ~りんです!(ゆ~りんはあだなで本名はユリです。)
少し長いと思う方もいるかもしれません。
今回の小説は初心者中の初心者かもしれませんが、最後まで読んでくださったら光栄です。
危ない所があるので、真似しないと思いますが、真似しないでください。
オープニング >>00
第一章 訪問 >>01
・もう一度の訪問 >>02
第二章 片づけ >>03
・落下する >>04
・部屋の片づけ1 >>05
~登場人物紹介~
鷹觜 夏希
この小説の主人公。
運動神経抜群で、学年トップのエリート。
男子からもすごくモテている。
沖野 彬
夏希を気にかけている少女。
垳田 裕斗
ひそかに夏希に思いを寄せている男子。
- Re: 何でも解決!探偵天才少女!! ( No.1 )
- 日時: 2021/06/30 15:29
- 名前: ユリ ◆XBSA37v.sg (ID: HAhG.g1E)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
第一章 訪問
今日は七月一日――夏休みが始まって一日目だ。
私――鷹觜 夏希の家は、本来であればベッドは絶対に真っ白で、しわなど一つもない。
ベッドの横には勉強机があり、整理整頓してあって地球儀や教科書、参考書などが入っている。
そしてドアの近くに棚があり、本が入っている。
本といっても漫画や小説ではない、辞書ばかりだ。
そういつもはなっているとはずだった…。しかし!!
なぜかクラスメイトがいる。しかも二人。
その二人は、勝手に入って来たかと思ったら、部屋はちらかしまくり、部屋を汚くしていった。片づけが大変になるじゃない、嫌になりますね。
そして、なぜか私の家にいるクラスメイト二人とは……。
沖野 彬さんと垳田 裕斗さんだ。
なぜ来るのかは分からない。
チャイムが鳴っていたので出たら、この二人がいた。
しかも用件も言わずに勝手に入って来たのだ。
入って来たと思ったら、私の部屋に案内しろとか言われて、私が案内したら……。
私の部屋に驚いて、カーペットの上でジャンプするわ、ベッドにおもいっきり飛び乗って、遊ぶわ……。
「もう、うんざりです!!」
「「う、わわわっ!!」」
私が大声を出したせいか、垳田さんがうるさいなぁという顔をする。そして……。
「おいおい鷹觜、いきなり大きな声を出すなよ……。びっくりするじゃないか」
と、失礼なことを垳田さんが言う……。おかしすぎませんか??
だから、その失礼なマナーを直すため、私も反論する。
「あのね、マナーってものがあるの。
まず、チャイムを押して相手が出たら用件を言う。
そして、「部屋に入れてもらってもいいですか?」とかそういう感じに言う。
それで部屋に案内してもらえたら、要件を具体的に言ったり、話しあったりする……。
というのが普通のルールでしょう!!
あと、ここは鷹觜家の家です。
「びっくりするじゃないか」など自分の家風に言わない!!
そしてもう一つ!鷹觜と呼び捨てにするな!!
分かった?」
これは私のマナー。嫌な人は自分なりにマナーをつくりなさい!!
「た、鷹觜さん、分かったわ。ごめんなさい。それで、要件って言うのが……」
沖野さんが黙って聞いた後、謝罪する。礼儀正しくなったね。
「それで、「要件って言うのが……」で、垳田さんに目配せしたのは垳田さんが考えた案なのね?」
私の推測が正しかったらしい、次は垳田さんが喋り始めた。
「ああ、そうだ。やっぱり、エリートはすごいな。それで要件と言うのが、実にくだらないことなんだが……、いいか?」
コクコク。
私はうなずく。そのかわりさっさと話せ!!
「え~、夏休みの宿題を教えてほしく……。だけれども、母ちゃんは仕事で精いっぱいなどということでして……。だから鷹觜さんに」
垳田さんがやっと要件を言って……。って、うわ、くだんな!!
宿題ってものは自分でやる物でしょ!!
う、ああ、私の敬語が乱れていく……。
そうしたら垳田さんに助け船が。
「で、でも鷹觜さん。あなたも宿題、終わって無いでしょう?一緒にやってもいいじゃない」
沖野さん、まぁまぁすごい反論。
だけれども……。私には効きません。
「ごめんなさいね。私、宿題はもう終わらせているの」
そう、私の反論は、もう終わっていますよ発言。
いや、本当に終わっているのだけれども。終わらない方が頭、大丈夫ですか?
「おいおい、んなわけねぇだろ。だったら証拠、証拠。いや、だって今、夏休み一日目の午前だぞ?」
垳田さんがおまえ大丈夫か?という顔で見ている。
いや、大丈夫です。逆にあなたは大丈夫ですか?
「本当に申し訳ありませんが、私はもう終わらせています。昨日、学校が終わってすぐに始めて終わらせたんです!!」
もう。
私はプンプン怒りながら言う。
その横で、はぁあああああぁあ!?!? という顔で驚いている人が二人。
「おい、沖野、こいつに頼んでも意味ねぇわ。帰るぞ」
うんざりした顔の垳田さん。
「えぇっ!?だって私は鷹觜さんの説明を聞いてみたかったのにぃ……っ!」
そして垳田さんにひっぱられながらも反対する沖野さん。
沖野さん……。そんなに聞きたかったんですか。
まぁいいや。
早く帰ってください。
「じゃあ、おじゃましました~!」
沖野さんのあいさつの声が聞こえる。
だが、垳田さんのあいさつの声は聞こえない。やはりあの人の頭、大丈夫か?
でも……。沖野さんなら、教えてあげても、良いかもな。
- Re: 何でも解決!探偵天才少女!! ( No.2 )
- 日時: 2021/06/29 16:51
- 名前: ユリ ◆XBSA37v.sg (ID: HAhG.g1E)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13069
もう一度の訪問
今日は夏休み二日目――七月二日。
夏休みは、あの学校は特別で、一か月十七日間あります。
あの学校=私が通っている学校、っていうのは分かりますよね?
私が通っている学校は中高一貫校。名前までは言いませんけど。
そして……。朝の十時ごろ、もう一度、沖野さんが訪ねて来ました。
今は部屋に案内して、私は沖野さんにお茶を運んでいる所です。
ガチャ。
ここは、いつもと変わりない自分の部屋。
だけど、クラスメイトがいるというだけで、私の部屋じゃあ無いみたいだ。
私は、友だちが嫌いだった。
そう、幼稚園までは、普通に友だちと仲良くしていた。
だけど……。小学校の頃、仲間外れにされたり、いじめられたりした。
それを先生は気づきやしない。
私が報告しても、いつまでもいつまでもクラスメイトはいじめをしていない、と否定した。
そうして結果は私が悪者呼ばわり。クラスメイトを悪者に仕立てようとした悪人とされた。
徐々に私は小学校を休むようになった。
(もう、あんなところには行きたくない!!)
と心に言いながら。
そのまま私は家で勉強して勉強していつまでたっても勉強したり、家で遊んだりした。
そのおかげか、すごい有名校に受験し、受かることができた。
小学校は嬉しかったのだろう、おめでとうございますと何度も何度も電話してきた。
それでも私は、小学校の利益になることを許せなかった。
いじめをした奴を、許せなかった。
だから、電話がきたたび、暴言を吐いた。
卒業アルバムには、私の顔は乗せられることはなかった。
だって、私が一切学校に行かなかったんだから。
けれども、学校に対してのメッセージは書いたので、乗せられた。その文章を読み上げる。
「私は、この学校で何年も何年もいじめを受けられてきました。
先生は相手にもされず、屈辱に耐えて来ました。
そして、学校にいっさい行かないようになり、家で勉強をしました。
ですので、学校が鼻高々になっているのには許せません。
こんなバカ校に、行かない方が良いと思います。」
というメッセージを書いた。
結果、その学校には一ミリたりとも生徒が来ないようになった。
ざまぁみろ、って感じよね。
「えっと…………鷹觜さん、大丈夫?そんな所で止まって」
私は沖野さんに呼ばれ、ハッ、とする。
「ええ、大丈夫。あ、お茶をどうぞ」
私は、沖野さんの前にお茶を置く。
「ありがとう。そして、チャイムを鳴らした時にも言ったけど、要件は……」
「分かっているわ。勉強を教えてほしいのよね。そしてもう一人……。垳田さんにも、教えてやっても欲しい、ってことよね」
私は、沖野さんがまだ言ってなかった内容まで言う。そうしたら、沖野さんはびっくりし
た顔になった。
「え、そうだけど……。言ってないのに、すごいね。さすが、エリートだね。でも、私はあの学校のビリ中のビリの……。一番下から二位なのよ。一番下は裕斗でね……」
沖野さんは言う。
今、私は多分、びっくりした顔になっているだろう。
だって、そんな数字聞いたことも無い。
「や、やっぱり驚くわよね……。ごめんなさい、私も学力を上げたいと思っているんだけど、やっぱり勉強してもダメダメで……」
うん、多分勉強の仕方よね……。まずはそこからか。
「なら、私が夏休みは手伝ってあげる。学校中は土日だけだけど。それでいいならいい」
私が言うと、沖野さんが顔を輝かせる。
「本当!?ありがとう!!それで、裕斗は……」
げげっ!!!あのめんどくさい人かぁ。
「しょうがない、良いよ」
私は了解する。
「本当にありがとう!そ、それでね。裕斗には言ったとは言えないことなんだけど……。実は、裕斗は鷹觜さんのこと……。裕斗は、鷹觜さんのこと、好きなんだよ!!」
「えぇええぇええええええええぇえ!?!?!?」
私の家はお屋敷みたいって言われている。
そして今、私はそのお屋敷より大きい声を出してしまった。
うぅ、お母さんに怒られる……。
「え、えーっと、鷹觜さん、大丈夫?まぁ、そういうことでね、実は私と裕斗、鷹觜さんと一緒の小学校なの。だから、鷹觜さんのこと、知ってるんだよね。私と裕斗は別にいじめてないし、鷹觜さんのこと尊敬してたんだけど」
はぁ……。でもさぁ、いや、でもでも。
「なぜ、尊敬していたの?」
「ああ、実はね……。鷹觜さんをいじめていた人たち、プロのいじめグループなんだよ。それで自殺した人、いっぱいいるけど、警察は相手にもしなくて。なのに耐えていたから、すごいなって」
そういうことですかぁ……。心が強い体だったのかな。
「あと、顔が可愛いからさぁ。裕斗はそれで一発!!笑っちゃうよ~」
沖野さんが言いながら笑う。
でも、なんか違和感がする気がする。まぁいいや。
- Re: 何でも解決!探偵天才少女!! ( No.3 )
- 日時: 2021/06/29 16:59
- 名前: ユリ ◆XBSA37v.sg (ID: HAhG.g1E)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13069
第二章 部屋の片づけ
「じゃあ、沖野さんの家に案内してもらえるかな?」
私は聞いた。沖野さんは即答。
「あ、別にいいよ、いいよ。じゃあ、自転車で行こう。自転車で来たからさ」
答が来るのが速いね。私、沖野さんになじんじゃったのかな?
敬語じゃ無いなんて超久しぶり。
ガチャン!!
鍵を刺す音がする。
「え~っと、私の家は……。そういえば、教材とかいらないの?」
うぅ……、どれほど勉強が楽しいか知らない系ね。これから教えてあげますよ!!
「大丈夫、大丈夫。じゃ、案内を続けて」
私は言う。
なぜか沖野さんは不安そうだ。いや、大丈夫って言っているでしょ!!
「えっと、まず屋敷を出て左に曲がってまっすぐ行って。意外に近いから」
スーッ。
沖野さん、嫌みじゃないけど遅いね。
「そのままずっと行くと、有慶公園があるの。そこを右に曲がってまっすぐ。そうしたら
すぐ着くよ」
なぜか沖野さんの説明が上手く感じる。
説明は上手いのにね……。
「あ、ここ、ここ。結構近いでしょ。だからすぐ行けるの。裕斗は右隣~」
沖野さんの家って、結構近いんだね。
「ただいま~!!」
こういう時はおじゃまします、だよね。
「おじゃまします」
「あ、彬~?おかえり!!……あと、お友達連れてきたの?」
沖野さんのお母さんの大声だね。すごい大声だせるな~。
「おじゃまします。私は沖野 彬さんと同級生の鷹觜 夏希です」
よし、自己紹介バッチリ!!
「お母さん、夏希ちゃんは自分の部屋に案内するからね~」
「あ、はいはい。じゃ、夏希ちゃん、どうせ勉強をやるのだろうけど、よろしく」
すごい心配してるね。そりゃあ心配するか、ビリすれすれだから。
「はい。夏休み中、ここに通うことになるかもしれませんが良いですか?」
「全っ然良いわよ。彬、頑張ってね」
優しいお母さんだね。良いな。
「分かってるよぉ、お母さん。よけいなお世話です!じゃ、鷹觜さん、行こう」
う、わぁ!ちょっとぼぉっとしてた……。
「場所はまず三階に上がる。そうすると壁と壁で分けられた部屋が二つあるから、そこの一つが私の部屋なんだ!」
なぜか沖野さんのテンションが上がっている感じがするのは気のせいか?
ガチャ。
私が沖野さんの部屋を開けさせてもらう。
「そういえばさ、鷹觜さんが持ってきたかばんの中身は何?」
これね……。
「整理して言う。
一つ、鷹觜さんじゃなくて夏希でいい。
二つ、中身は休憩用の物、それと掃除道具」
ああ、整理出来てない……。
「わぁ、本当!?そうだ……。裕斗、呼んでいい?」
沖野さんが言う。
別に……良いかな。ちょっと苦手だけど。
スマホ?ああ、ラインか。
「え~っと、私の家に夏希が来ています。さっさと来い、っと。夏希、これでいい?」
なぜ私に聞くの?
「良いよ。早く送りな」
ピコン。
- Re: 何でも解決!探偵天才少女!! ( No.4 )
- 日時: 2021/06/29 17:01
- 名前: ユリ ◆XBSA37v.sg (ID: HAhG.g1E)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
落下する
ピコン。
返信がきた音。
今、送ったのに返信速すぎない!?
「あ、裕斗だ。すぐ行くって。窓開けて?うわ、その方法で来るのかよ」
何についてのひとりごと?
と思ったら窓を開けて。そうすると相手の方も窓を開けていて。
「い、よいしょ!」
うわわわあぁあ!?
まず、男子の上半身が窓から身を乗り出していて。
そして、男子がこっちの窓を掴んで、体をそっちにやって。
それで下半身もやった。
男子とは、垳田さんのこと。
いや、この方法でいつも来ているの?いや、頭のネジ、外れてない?
まぁ、あっちの部屋とこっちの部屋、すごい近いけど。
ん?あら、ずり落ちて??大丈夫だよね。
「うわわわぁあああああぁああ!!!」
あ、絶体絶命になってる。
下半身を乗り出すのが速すぎて、上半身と下半身がずり落ちた~。
って、やばい系じゃん!!
今にも手を沖野さんの部屋の窓から離しそうだよ?
あ、沖野さんが手を掴もうと……。ダメだよ!!その方法は!!!!
「ダメよ、沖野さん。掴む前に垳田さんが落ちるわ」
今、沖野さんは掴まって、って感じに腕をのばした。
でも、そうすると一度垳田さんが手を放さなければならない。
そうすると、先に垳田さんが落ちるってわけ。
仮に手を掴めたとしても、沖野さんも一緒に落下するだけ。助けたいのはわかるけど。
「なによ、夏希!裕斗が落ちてしまうじゃない!!」
幼なじみだから助けたいっていう気持ちは、分かるけどさぁ。
垳田さん、助けないと。
「もう、いい!!裕斗、掴まって」
あ、やっちゃった。
「お、おう」
返事だけは良い垳田さん。いやいや、掴んじゃダメだよ!!
バシッ!!
掴まる音がした……。と思ったら!!
「うわああああああぁああ!!」
すれすれで、垳田さんが落ちた。
しょうがない、助けてあげますよ!!もう、感謝しなさい。
「裕斗ぉ!!」
いや、叫んでないで助けろよ!!
そう思いながら私は飛び降りる。
そして先に着地。
私の上から落ちてくるはずだよね。
バフッ!!
はい、キャッチしましたぁ~。
(みなさんはなぜ後から落ちたのに先に着くの?と思うでしょうが、私は荷物を背負っていたので重くなり、先に落下しました。)
「た、鷹觜!」
いや、驚かないで。先にありがとう、ですよね?頭、この落下で壊れちゃった?
うん、頭のネジ、探してあげようか?
「お、おろせよぉ!!」
あ、持ったままだった。そういえば……。
「あのね、普通お礼を言うでしょ?礼儀ってものを知らないの??もう一回三階から落とそうか??」
ウググッ、と顔で表現した後、しょうがねぇなあ、という感じを表現する垳田さん。
いや、あなたが悪いんでしょ!っていうか、重いから下ろすわよ。
ドサッ!!
「痛ってぇー。鷹觜、いきなり下ろすんじゃねえよ!!」
あ、垳田さんをいきなり落としちゃった。
でもこれくらいなら大丈夫でしょ。
そんな弱くないだろうし。
その時、ガチャ、とドアを開ける音が。
「裕斗、大丈夫??」
すごい心配しているのはわかりますが、垳田さんの頭のネジを探してあげてください。
「お、彬!!いや、ギリギリセーフだよ~。大丈夫、大丈夫、全然痛くない!!」
いや、垳田さん、さっきまで超痛がっていましたよね?
しかも、ギリギリセーフで済んだの、私のおかげなんですけど、そこのお礼は?
お礼目当てでやったわけじゃあないけど、普通お礼するでしょ。
もうこれから垳田さんに勉強をすごいさせようかな。
ん~、一年から……。どうせなら高一ぐらいまでやるか。
「垳田さん、沖野さん。あのやり方は、絶対やっちゃだめよ。今回でちゃんと学んだかな?」
「「はい!!」」
勉強……。沖野さんと垳田さんに教えるのは、大変そうね……。
- Re: 何でも解決!探偵天才少女!! ( No.5 )
- 日時: 2021/06/30 15:23
- 名前: ユリ ◆XBSA37v.sg (ID: HAhG.g1E)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no=13069
部屋の片づけ
「まずは、部屋の片づけからよ」
そう、沖野さんと垳田さんの部屋、見せてもらったけどすごい汚れとか、いろいろあった。
垳田さんはもう部屋の床が埋もれて、通る道も無いし、机の引き出しとかもごちゃごちゃ。
沖野さんは、かろうじて通る道はあるけど、慎重に進まなかったら教科書とかをふみそう。
だから、結果二人ともダメダメ。
部屋の片づけというのは勉強のとき、邪魔だったりしたり……、後は……。
資料をすぐ出せなかったりする、だったかな。
と、言ったら。
「「え~~」」
すごいだるそうなのを、声&顔で表現されました、はい。
「まぁでも、それで勉強がはかどるならいいかもね」
沖野さんはまだ大丈夫そうね……。
「垳田さん、やらないなら勉強教えられないけど……」
さぁ、どういう反応だ??
「わ、わかったよぉ。やりますぅ~」
なぜかちっちゃい文字が多い気が……。
でも、沖野さんが言っていた、垳田さんが私を好きというすごく迷惑な話は確定か。
「まずは沖野さんの部屋からね。まずは、全部をひとつにまとめる。でも、分類別に分けてまとめていくの。じゃあ、まずそこから。最初はひきだしね。一人ひとつのひきだし」
軽く説明したけど、大丈夫よね。
「ようし、頑張るぞぉ」
一人、すごい気合い入れている人がいます。(垳田さんのこと)
気合いいれすぎでごちゃごちゃにしないでください。
もうすでにごちゃごちゃなんだから。
――2時間後――
二人、黙々と手を動かし、分類しています。
もう一人、沖野さんのベッドで喋りながら寝転んでいます。
黙々と手を動かしているのは私と沖野さん。
寝転んでいるのは垳田さん。
垳田さん、相変わらずですね。
気合いはどうしたんですか?
少し、垳田さんに気合を入れさせようかな。
「垳田さん。頑張った人はクッキーがあったんだけど、いらないってことよね?」
うん、これはもういわゆる脅し。
こういう人ならクッキーを餌にできるからね。
「や、やるっ!!や、やらせていただきますぅ!!」
垳田さんの、うるさ~い言葉は、外を歩いていた人もビクッ、となってしまったほどのうるささです。
でも、結構沖野さんの部屋、片付いたね。
もうこんな感じで次のステップに進もうかなぁ。
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