コメディ・ライト小説(新)
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- 青鬼Ⅰ
- 日時: 2021/10/16 20:11
- 名前: もやし (ID: NdgXheZW)
昔から生きていたとされる魔物。『青鬼』
青鬼は人を食い、捨てる、恐ろしい存在だ。
今はある館に住み着いていて、泊まった者を殺すというサイコらしい。
第壱ノ巻 館
ザッザッと足音を立てながら、何人かの人たちが、歩いている。
白髪の男と茶髪の男。そしてヤンキーのような風格の黄色い髪をした男。
極めつけは、茶髪の女子。
たくさん歩いたのか、4人『ハァハァ』と荒く呼吸していた。
卓郎「ここか……噂の館ってのは」
ひろし「そうっぽいですね……」
美香「でも少し怖いね……」
と3人が続けて話す。
たけし「や……やっぱ帰ろうぜ」
卓郎「なんだよたけしビビってんのか?」
ひろし「ここで話しても時間の無駄です早く入りましょう」
二人の言い合いにひろしは割って入り、3人を急かした
卓郎「確かにな」
美香「うん。準備はできた」
と二人が言うと卓郎は、館の玄関前に立ち、ドアノブを持った。
卓郎「いくぞ! 3……2……1……オープン」
と開けると4人はぞろぞろと館の中に入っていった。
たけし「な……なんかクセェ」
ひろし「生魚のような匂いがしますね」
卓郎「それに蜘蛛の巣もかかってる」
美香「でも少し豪邸みたい」
4人は首を大きく動かし周りを見渡した。
ひろし「『魔物』らしき者は見当たりませんね」
その途端『ガシャン』とキッチンから音がなった。
卓郎「何だ?」
ひろし「キッチンからですね 行ってきて見てみます」
たけし「ちょ……ちょっと待てよ 戻ってこいよ―」
とたけしは反対したがひろしは無視してどんどん奥へ行った。
ひろし「皿の破片……皿が落ちたのですかね」
と何を思ったのか、ひろしは皿の破片を持ち、3人の元へ行った。
ひろし「あれ? 3人ともどこに行ったのでしょうか。」
そう言うとひろしは左奥に行った。
その途端、洗面室の半透明の扉から黒い影がうっすらと通った。
ひろし「洗面室は開きません……一体何なのでしょうか」
というとひろしは玄関前に戻り階段を登り右の部屋に入った。
そうしたらひろしはその部屋を物色した。
ひろし「クローゼットですか……とにかく開けてみましょう」
といいクローゼットを開けた途端、誰かがいた。
たけし「ガタガタガタガタ」
ひろし「たけしでしたか 他の2人はどこへ行きましたか」
たけし「ガタガタガタガタ」
このあともたくさん質問し続けたが「ガタガタ」しか帰ってこなかったのでひろしは諦め、部屋に置
いてあった図書室の鍵を持ち、1階へ戻った。
ひろし「図書室?ここですかね」
といい、ひろしは鍵を鍵穴に入れ回した。
ひろし「やはりここが図書室でしたか」
というとひろしは奥の机の上から鍵(寝室)を見つけたのでためらわずにとった。
その時、奥から青い魔物がこっちに来たのでひろしは、後ろに振り返り思いっきり走った。