コメディ・ライト小説(新)
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- 異世界勇者の逆転生~ショボ死した彼は現代社会で生きてゆく~
- 日時: 2021/11/17 20:44
- 名前: こんにゃくくいてぇな (ID: m3gfL0Am)
プロローグ
俺、ヴェルディア・メシアは勇者だ。
いや…勇者"だった"と言った方が正しいだろうか。
由緒あるヴェルディア家に産まれ、神の使者として祀られて、崇拝されて、勇者に任命されて…
そして死んだ、ショックであまり覚えてないがきっと華麗なる死に様だったのだろう。
妻と子供、友に見守られて息絶えたに違いない。
そう思ってた時期が私にもありました。
これは勇者だった俺が別世界に転生し、生きる様を描いた物語である。
初めまして、こんにゃくです。
前々から練っていたお話が出来上がりつつあるのでスレを作らせて貰います。
不定期更新でつまらない物になるかもしれませんが、興味があったら是非。それでは。
- Re: 異世界勇者の逆転生~勇者はブラック企業に入社する~ ( No.1 )
- 日時: 2021/11/17 16:53
- 名前: こんにゃくくいてぇな (ID: PFFeSaYl)
1章 転生
「毒で亡くなられてますね。」
「…は?」
「だから毒で亡くなられてます。」
「ははは、まさかまさか、お姉さんも冗談が上手いね。」
「本当です。」
.......。
嘘だろ…?
俺は膝から崩れ落ちて顔を伏せる。
いや、なにかの間違いかもしれない。もしかしたら情報の取り違いが…
お姉さんの顔を見る。マジ顔だ。嘘をつかない顔だ。
「詳しく言いますね、あなたは冒険初日、最初の平原で手に入れたキノコを食べました。」
やめて!お願いやめて!俺のライフはもう0よぉぉぉ!
「そのキノコを怪しがった魔法使いにかっこいい所を見せたいが為に豪快に頬張った所、それは致死毒が含まれるキノコ、それを食べてしまいあなたは死にました。」
あぁ、なんだろう、思い出してきた。
何が色んな人に囲まれての死だ!アホか!
俺が項垂れているこの場所は"天界に繋がる大広間"
さっきお姉さんが説明してくれたけど、どうやらここで死者の管理をしているらしい。
そしてこの個室が死者本人のこれからを決める"会議室"、作りは机1つと椅子2つの質素な物だ。
「それで、あなたにはこれから2つの選択肢があります。」
お姉さんがさっきまでのマジ顔を崩して柔らかな笑みを浮かべ始める。
なんですか!?と食いつく
「1つ、天界へと誘われて新たな記憶と共に産まれ落ちるのを待つ。」
なるほど、書物に書いてあったスタンダードなやつだな。
「2つ、記憶をそのままに別世界へと転生する。」
ふむふむ、転生ね、転生…
転生!?
「ちょっとそれ詳しく聞かせてください!」
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