コメディ・ライト小説(新)
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- 空を見上げて
- 日時: 2022/01/16 13:54
- 名前: 那由汰 (ID: uPup.zWa)
空をみあげてみる。朝·昼·夜すべて違う景色。とくに、僕は夜が好きだ。どこまでも広がる星空。田舎だからっていうのもあるかもしれないけど、とても綺麗に見える。肉眼で楽しむのも良し、望遠鏡でしっかり見るも良し。色々な楽しみ方がある。空が晴れていればどのでも見える。空は世界共通。場所によって違うものが見えるのも良し。星の名前なんて知らなくても楽しめる、最高だ。
そんな星を、僕の趣味を理解してくれる人が現れるといいのだけれど…
- Re: 空を見上げて ( No.1 )
- 日時: 2022/01/17 16:10
- 名前: 那由汰 (ID: mKkzEdnm)
今日もいつもと同じ日常。一部屋に40人がギュウギュウに入っている。共通点なんてそうそう無い。まぁ、この学校に通っているということはその程度の知能しか無いという点は同じか。皆んな必死に話題を探してる。昨日テレビに出ていた芸能人がどうとか、あそこのお店のお料理は美味しいよとか。きっとそんなことに興味の無い奴だっているに決まってる。でも、見放されないように捨てられないように必死にくらいついてる。それがスクールカーストで生き抜く方法。上の奴になんとか気に入られようとして媚を売る。そんなのごめんだ。僕は絶対ヤダ。自由に生きたい。
そんなことを思って過ごしていると、いつの間にか自分はハブになっていた。しょうがないよね、これが宿命。そんなふうに思うようにしていても、やはり誰かとは喋りたい、楽しく過ごしたいと思う僕は傲慢なのだろうか。
- Re: 空を見上げて ( No.2 )
- 日時: 2022/01/17 16:26
- 名前: 那由汰 (ID: mKkzEdnm)
きっと始まりはあの時。
まだ高校入学当初で皆んな手探りに友達を探していた時期。僕はそんな空気に圧倒されて、教室の隅の自分の席で今日の夜空の情報を調べていた。それを見た、いかにも活発そうな男の子が僕に喋りかけてくれた。高校入学記念に染めたのだろうか、ミルクティー色の髪をして香水の匂いをプンプンさせていた。
「何見てんの?俺にも見してよ。」
正直びっくりした。生まれてこのかた、このようなタイプの人と喋ったことがなかった。
「えっと…今日の夜空について調べていて…」
偉いぞ、自分。よく言えた。実は僕、適応能力高いんじゃないのか?と思ってしまった。相手はふーんとなんとも興味のなさそうな返事。
「君って小坂クンだよね?小坂クンってさ、こんなのに興味あるわけ?」
「え、あぁ、まぁ、あるけど…それがどうかした?」
- Re: 空を見上げて ( No.3 )
- 日時: 2022/01/18 16:11
- 名前: 那由汰 (ID: quQfBDMh)
「高校になってもさ、それってどうなの?ちょっと地味っていうか。」
「そうかな…」
天体って地味って思われているんだなとびっくりした。
「まぁ、小坂クンが良いならそれで良いと思うけど。他人受けはしないと思うけどね。邪魔しちゃってゴメンね〜。」
諦めたように笑いながら彼は言った。そして何か軽蔑するような視線を向けながら去っていった。何なんだ、あの人は。別に良いじゃないか、
何が好きだろうと。あぁ、もう。気分悪くなった。先生が来るまでヒーリング用のさざ波の音でも聞いていよう。そう思い、僕はヘッドホンをつけた。
- Re: 空を見上げて ( No.4 )
- 日時: 2022/01/18 16:44
- 名前: うずき (ID: hAr.TppX)
初めまして、コメント失礼します!
これからどんな展開になるになるのか凄く楽しみです!
更新頻度が多くてうれしいです~頑張ってください!
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