コメディ・ライト小説(新)
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- 成人するために捨てる物
- 日時: 2022/01/18 17:33
- 名前: うずき (ID: hAr.TppX)
どうも、うずきです。今回の小説は、いろいろなジャンルが入っている気がしまス、、、
ジェラシスというボカロに惚れて、歌詞を単純にとらえたそれっぽい小説です。
二次創作でもあり、ほんのちょっとダーク、対物性愛(物に恋すること)、等々、、、
まあ明るいっちゃ明るいので、迷った結果、ファンタジーでいきます。
ジェラシス、よければ聞いて見てください。神です。
(文字が抜けていたりルール違反など、何かありましたら注意してくれると嬉しいです)
- Re: 成人するために捨てる物 ( No.1 )
- 日時: 2022/01/18 18:01
- 名前: うずき (ID: hAr.TppX)
19回目の春、夢の中で今まで感じたことのない、力が抜けるような感覚が全身に走った。
そう、私は恋をしてしまった。それも人形に。
一面が泡色のピンク色の宇宙の中、私は水色のパジャマ姿で、人形を抱いていた。
そして私の前にいる人形は体が黄色で、口が縫われていた。丸くて可愛い。
私はそんな人形に一目惚れしてしまったらしい。
1分もたたないうちに、赤っぽい色をした可愛らしい人形が歩いてきた。
そして、黄色い人形と手を組んでどこかへ行ってしまった。
その時、私はとっさに何か言葉を発っそうと思ったが声がうまく出せなかった。
そしていつもと同じような朝がきて、夢から目覚める。寝てから5分しかたっていないように感じて、いつもはよく覚えていない夢のことを今日の夢は鮮明に覚えている。
そっと静かに胸の手を当ててみると鼓動がいつもより早く、体が少し熱かった。
やっぱり僕は恋をした。
- Re: 成人するために捨てる物 ( No.2 )
- 日時: 2022/01/22 19:27
- 名前: うずき (ID: PNMWYXxS)
今日は土曜日。つまり休日だ
私は朝から気になっていた「ものに対する恋愛感情」なんかが存在するのか。
調べてみることにした。
ビーズクッションの上に乗りGooGLe開く。検索画面で「人形 恋愛感情」と入力し、検索し始めた。
そこには、「対物性愛」と大きく書かれていた。
一番上の記事をタップして詳しく見てみると、建物や鉛筆に恋をしてしまった人なんかもいるらしい。
じゃあ、人形に恋愛感情を抱く私の場合は?
やはり対物性愛にあてはまるのか、、、?
確かに過去を振り返ってみると友達の好きな人だとか誰がイケメンだとか、
心底どうでもいい話だった。いや、その気持ちが分からなかったのかもしれない。
話は合わせていたが、私が人にときめかない原因はこれだったのか、、、
対物性愛についての記事を見れば見るほど納得してしまう。
それに、19歳にもなって付き合ったことのない私を母は心配していた。だから理由がわかって自分もスッキリしたし、このことを伝えれば、お母さんに心配させないで済むと感じた。
だが、それが間違いだった。私はこの社会は狭いことを実感することになる
- Re: 成人するために捨てる物 ( No.3 )
- 日時: 2022/01/18 20:35
- 名前: うずき (ID: hAr.TppX)
今更ですが二次創作に書くべきだったかもと後悔しております、、、
あと、ここから、少しくらい話になるかもしれませので、苦手な方はバックしてください!
- Re: 成人するために捨てる物 ( No.4 )
- 日時: 2022/01/22 19:58
- 名前: うずき (ID: PNMWYXxS)
「お母さん、私、やっと恋をしたの!」
「あら、ほんと!?」
お母さんは少し驚いていたが喜んでいるようだ。
「その子は人形なんだけど、すごくかわいいんだ。」
そう言うとお母さんは困った顔をし始めた。
「え、、、それって人形のことが恋愛的に好きってこと?」
「ん?そういう事だけど?」
この時、私は何がおかしいのか全く分からなかった。
「何言ってるの?に、人形は人じゃないのよ、、、?」
「人じゃなくても好きなものは好きだよ!」
「あなたおかしくなったんじゃないの!?そんな事ある訳ないでしょ!」
そう言ってお母さんは私の肩をつかんだ。
「お母さんこそ何で?そんなおかしいことじゃないでしょ、、、?」
「おかしいわよ!早く人形のことは忘れなさい。最悪、精神科行くからね!」
好きな人のことを悪く言われて、私はカッとなってしまい、肩にあるお母さんの手を弾いた。
「だからおかしくないって!!私は対物性愛なの!!」
「、、、へ?た、たいぶつせいあい?」
「だから、私は物に恋愛感情があるの!!」
「そそ、そんなことある訳ないじゃない、、、」
「っ、、、もういい、、、」
(こんなの普通のことじゃないの?別に何に恋するのも自分の勝手じゃん、、、)
- Re: 成人するために捨てる物 ( No.5 )
- 日時: 2022/01/26 18:33
- 名前: うずき (ID: 7qD3vIK8)
認めてくれない親なんかほっといて、私はあの人形に私のことを好きになってもらうために、できるだけ人形と同じような格好をしてして寝ることにした。
パーカーに人形の顔を縫って同じような人形も作った。
あっとゆうまに夜になり夕ご飯の時間になったが、リビングへ行く気にはなれなかった。
お母さんはきっとお姉ちゃんやお父さんにも言っているだろう。自分が普通じゃなかったことを知らされて、家族にどんな顔をして会えばいいのかわからなかった。
だから、寝る!!!
まだ7時だが勢いよくベットに飛び込み、布団をかぶって寝ることにした。
「おやすみ、夢で会おうね、、、」
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