コメディ・ライト小説(新)
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- 超絶!スクールデスマッチ
- 日時: 2022/04/01 17:04
- 名前: エゴさん (ID: 4lWh.xtM)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
一章 転校
「君たちを前いた学校へ戻す。」
良太達は驚いて声も出なかった。
「なぜですか。」
一番最初に口を開いたのは有季だった。
「君たち最近、特にケイドロ大会の時はやることの度が過ぎるんだよ。
泥棒相手に警察も呼ばずに戦う、そしてケイドロなんかに命をかける
などとにかく君たちはやりすぎるんだよ。
そのえげつない精神が治るまで君たちにここにいてもらっては困る。」
2
その日の放課後、良太達は公園に集まった。
「げっまじか!あのスパルタ先生がいないとはいえあそこはやばいよ。
他の先生もきっと牙をむくぜ。」
「でも確かにあの時はやりすぎだったんじゃない良太君。」
有季が言った。
「ハーネスなしで地上16mわたるのはいかれてるぜ。ははっ。」
竜一が言った。
「喜んでる間ねえぞ。」
勝平が言った。
「まぁまた脱出方法でも考えるか。」
良太が言った。
二章 超セキュリティ学校
「うわぁ。こりゃすげぇや。」
「これ逃げれるか?」
良太達が見上げた先にはとんでもない姿の学校があった。
高さ7mのフェンス、触れた瞬間に電流が流れる屋根、さらに赤外線センサー
までついている。
「こりゃ学校側も本気だな。」
「そりゃ前俺たちが抜け出した学校だもんな。」
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「君たち!今度ばかりは逃がしはしないぞ。
今度こそちゃんと勉強に取り組める人間になるまでここにいてもらおう。」
「けっ真面目そうな顔して。俺知ってるんだ。この校長先生実は
気に食わないことがあると生徒であっても平気で暴力ふるう八つ当たり先生なんだ。」
「えぐい学校に来ちまったな。」
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「君たちには厳しい指導が待っているぞ。
まず宿題だ。別に休み時間にやっても構わんが、
一日にプリント20枚、それと放課後に先生が聞いてやるから
音読、日替わりのページな。それだけだ。
後は掃除、君たち15人で日に日に変わる当番仕事をこなしてもらうぞ。
そしてもしも、規則を破るようなことがあったら、先生と一緒に反省書を書いて
校長先生に提出する。わかったな。」
「嘘だろ。先生!」
「何かわからないことでも?」
「その規則って何ですか。」
「廊下に貼ってあるが、一応説明する。
まず授業中の発言では手を挙げる。
そして休み時間に教室からトイレ以外で出ることを禁ず…
「ちょっと待ってください。休み時間に遊べないのですか。」
「そうだ。学校に遊びに来ているんじゃないんだぞ。」
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放課後、良太達は公民館に宿題を持って集まった。
「ほんまやばいとこに来たな。」
「どうやって逃げる。」
「前みたいに学校から抜け出すのは無理そうだな。」
「なら無断欠席するのはどう?」
一樹が言った。
「いいじゃん!それやろうぜ。」
「じゃあ明日の午前3時に前野宿やった山に集合だ。」
三章 学校全体大騒ぎ
午前3時、まだあたりは真っ暗。
そして良太達は暗闇の中を走り山に登った。
今回はバスではないのでとても疲れたが山頂からきれいな朝焼けが見えた。
「久しぶりだな。」
「一年ぶりよね。」
有季はとてもうれしそうだ。
「さて、でも今超絶小に帰ったところで追い返されるだけよ。」
有季が不安そうに言った。
「大丈夫。置手紙を今の学校に投げ入れた。」
「それが何になるのよ。」
「それでこっちに来た先生らをトラップでコテンパンにして俺たちを
返さざるを得ない状態にするんだ。それでうその報告書を書かせる。」
「なるほど。」
「そろそろ先生らがやってくる時間だ。そしてあっちの会話は無線機でこっちに
筒抜けだ。」
「どんなことになってるのかな。」
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「なっ何だこの手紙は。」
「超絶小の子らがみんな無断欠席したそうだ。」
「そんなはずは、」
「出席をとる時間だ。確認してこい。」
「はい。」
「あいつらこの学校がいやで逃げだしたのか?」
その時、良太達の担任が帰ってきた。
「本当です。一人もいません。」
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「ひゃぁ。慌ててる慌ててる。」
「今のうちにさあ、みんなで城作ってみようぜ。」
「15人いりゃ楽勝だろ。」
2時間も経てば簡単な城ができてしまった。
「おい、先生ら向かってくるってさ。」
「おっしゃー!みんな物見やぐらへ急げー!」
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20分後、先生たちがやってきた。
「君たち、規則を破るとどうなるか教わらなかったのかね。」
「反省書だろ。書かせたいなら捕まえてみろよ。」
「あいつら~!先生達!とぉつげきぃ!」
全員が突撃した瞬間、良太と竜一が作った落とし穴に豪快に落ちた。
「半分は撃退したぞ。」
すると妙な音がした。
下を見ると先生たちが城の根本をチェーンソーで削っていた。
「やめろ!」
良太が先生の頭上に砂を投げつけた。
「ぐわっ!やめろ!ゴホゴホ」
「どんなもんだい!」
すると先生の目の前の城の重い門が先生に向かって倒れてきた。
「ぐわぁぁぁぁぁぁぁ!」
「いったん引くぞー!」
先生らは落とし穴や門の下から抜け出し帰っていった。
「このまま捕まえたままにして報告書書かせないといけないのに。」
「逃げられちゃったな。」
「まぁいいんじゃないの。」
四章 超絶小への襲撃
学校に帰ってきた校長はとてもイライラしていた。
「こうなったのは超絶小の先生が悪い!」
「超絶小をつぶしに行くぞ。」
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「超絶小が危ないぞ!」
「先生きっと本気じゃないよ。」
「でもほんとだったらどうするんだよ。」
「しょうがねぇなぁ行くよ。」
良太達は超絶小へ向かった。
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「良太君たち今頃成長してるといいですね。」
その時、マシンガンの音がした。
「きゃっ何があったの。」
浅田が言った。
「超絶小の校長はどこだ。」
校長は理性をなくし怒り狂っていた。
「言わねえと殺すぞ。」
「やめろぉ!」
「誰だ。」
そこには良太達15人がいた。
「おまえ、よくも...」
「浅田先生に手を出すな!」
「死ねぇ!」
校長がマシンガンを撃ってきた。
良太はとっさによけたが、良太の肩に一発かすってしまった。
「ぐっ」
「良太、大丈夫か。」
「警察だ!」
「何!?一体なぜ...」
「俺が公衆電話で警察を呼んだのさ。」
「くそぉ!超絶小めぇ!」
校長は捕まり良太達の学校にも平和が戻った。
終章 卒業
「スパルタ先生とあの校長がいなかったらこっちの学校も悪くないな。」
「そして今日までの辛抱だな。」
良太達はわに革の筒から卒業証書をもらった。自分でも誇らしかった。
「中学に行ったら何する?」
「あんた達まだ何かするの?」
「じゃあ15人みんなでキャンプとか?」
「いいじゃん!幸い同じ中学だしな。」
「じゃあ春休み、みんなでキャンプしようぜ。」
「じゃあ3月29日から4月1日まで、大人厳禁だぞ!」
「OK!」
そして良太達は宿題がない春休みを楽しみに眠りについた。