コメディ・ライト小説(新)
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- 超絶!みんなの春キャンプ
- 日時: 2022/04/01 17:16
- 名前: エゴさん (ID: 4lWh.xtM)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
一章 怪しげなキャンプ場
「今日から春休みだぁ!ひゃっほー!」
良太はベットから飛び起きた。
「さて何をしようか。そうだ。キャンプの準備をしよっと。」
良太達は卒業式の日に3泊4日のキャンプを計画していた。
良太のかばんは小さく、あまりものが入れられないので少し質素なもの
になりそうだ。
「カップラーメンを3つ、食パン一袋、あとコンビニのおにぎり、
あとテント、マット、ペグ足りるかな....」
ひたすら悩んだ末、良太が入れたのは
カップラーメン3つ、おにぎり4つ、食パン5枚入り一袋、
マット、寝袋、テント、マッチ、懐中電灯、おやつ、焚き木、
そして包丁、まな板などの調理器具である。
2
キャンプ当日、駅に集まったのは良太、有季、勝平、一樹、竜一、幹太、
瞳、悟、あきら、哲郎、輝次、英太、雄十、真、志桜里、友理奈である。
「電車代持ってきた?」
「もちろん。」
「そういえばなんで友理奈先輩が来たの。」
幹太がきいた。
「なぜかというと、有季ちゃんがね、女二人は寂しいからって言って
誘ってくれたのよ。」
「へぇ。」
「早く行きましょ。」
瞳が言った。
「じゃあ行くか。」
良太達は電車に乗り込んだ。
3
「ひゃっほー!ついたぁ。」
「でもなんかキャンプ場が不気味じゃない。」
有季と瞳は身を寄せ合っている。
キャンプ場はさびた鉄格子の柵に門はアウトドアとは思えないほど洋風だ。
「まあいいじゃん。キャンプができりゃ。」
良太達は受付でお金を払うと、テントサイトに行ってみた。
テントサイトの奥の方に道があった。
「あそこなんか怪しくないか。あんな見えるとこに道なんか。
なんか『進め』って言ってるようなもんじゃないか。」
「あのマーク見たことあるぞ。」
道の奥の山の頂上の建物になにやらマークがあった。
良太は不思議に思ったがテントを立てているうちに忘れてしまった。
二章 キャンプ場の正体
「みんな夕ご飯何持ってきた?」
「カップ麺」
「カレーのルー」
「鍋の素」
「いろんなもの持ってきてるわね。」
その日の夕食はみんな異なるものになった。
2
夜12時、良太、幹太、竜一、有季は、起きていた。
他のみんなはぐっすりだ。
「あいつらどうします?」
「あんな子供大した事ねぇだろ。」
「おい、外の連中がなんかしゃべくってるぞ。」
「あいつらもいずれ殺しますからあんしんしてくだせぇ」
「あいつらって俺たちのことじゃないか?」
「まさか俺たちが銀行強盗だなんて思いもしねぇよな。」
―銀行強盗だって!?―あとちょっとで良太は叫んでしまっていた。
「キャンプ場の管理人が銀行強盗の親分っつうことか。」
「そうよね。きっと。」
「麻薬の件はどうしやす。」
「大丈夫さ。いつかやつがやってくる。その時にブツを渡せばいいさ。」
「こりゃ随分やばいところに来ちゃったな。」
「麻薬ってなんだ。」
「麻薬っていうのはね、簡単に言えば毒ね。」
「毒なんかわざわざ麻薬って言って売って買う人いるのかよ。」
「それがね、麻薬を飲んだ後ちょっとの間体中に快感を覚えるらしいわよ。
みんなそれのために買ってるの。」
「これは大事件だな。」
3
「みんな起きて!」
「何…ふわあああぁあぁ」
勝平はのんきにあくびしている。
「キャンプ場の管理人が麻薬の密売人だった。」
「思い出したっ!」
「何を?」
「テントサイトの奥の道の先にあった建物のマーク、
あれ国際犯罪組織のマークだよ。」
「えぇっ!」
「朝食食い終わり次第さっきの道を進んでみようよ。」
「うん」
三章 絶体絶命
「この道どこまで続いてんの。」
「もう昼めし食おうよ。」
「しゃあねぇなぁ。」
「おい、建物が見えたぞ!」
「えっ」
すると山の中の開けた場所に天文台のような建物があった。
「おじさんここで働いてる人?」
良太がきいても男は一言も話さない。
「ここは僕が。」
「Who works here? (ここで働いている人?)」
「yes.(うん)」
「すげぇな」
みんな呆然としている。
「What kind of building is this?(これはどんな建物ですか。)」
「this is a toymaker.(おもちゃを作る会社だよ。)」
「おもちゃを作る会社だって。」
「でもあれどう見ても犯罪組織のマークなんだけどな。」
「おじさんが嘘ついてるか、ボスがおじさんに嘘をついてるかどっちかね。」
有季は頭が良い。
「じゃあ見に行くっきゃねぇじゃん。」
良太達は幹太とあきらが抑えてくれた換気扇のプロペラをくぐって、中に侵入した。
「うわぁ。やっぱり。こりゃ犯罪組織だ。」
「たぶんあいつがボスよ。」
友理奈が指さした先には一人だけポケットが金色の者が歩いていた。
「あいつ、あっ!キャンプ場の管理人じゃないか。」
良太達は予想もしていなかった。まさかの管理人がボスだった。
「突撃するか。」
「いや、あんな大人数無理だよ。」
「あたしに任せて!」
真っ先に友理奈が組織に飛び込んだ。
「寺本先輩はいかれてる。」
「おらぁ!俺も行くぞ!」
幹太と竜一と良太が飛び込んだ。
「なっ何だ!こいつら!キャンプ場のガキどもだ!
俺らの正体がばれたんだ。ころせぇ!」
「おい!有季や瞳!一樹も!怖がるんなら警察呼んでくれ!」
だが良太達は数で負けて柱にロープで縛りつけられてしまった。
「なぜ俺らの正体を知った。」
「夜中の会話を聞いてたんだ。」
「まあそんなことはどうでもいい。俺らの正体を知ったものは死あるのみだ。」
ボスが銃を向けてきた。
「wait!(待て!)」
「何だ!」
そこにいたのは入り口で勝平と話した男だった。
「You guys run away!(君たちは逃げろ!)」
「どういう意味だ?」
「君たちは逃げろ!だって!」
勝平が翻訳してくれた。
「警察だ!」
「きたぁ!」
「くそぉ!あのガキども!」
警察は一人の残らず組織の人間を逮捕していった。
「お前も組織の者か!」
警察が勝平と話した男の方を向いた。
「その人はやめて!」
「なぜだ!」
「この人は僕らを助けてくれた人だ。」
「Thank you.(ありがとう)」
男は涙を流して言った。
終章 キャンプファイヤー
「いやあ大変だったなあ。」
「俺らなんでことあるごとに危険なことが起きるんだろう。」
「まあいいじゃん!」
「みんな無事でよかった。」
友理奈が言った。
「俺らのことテレビに乗っちゃったら超絶小の人や親にまた怒られるぞ。」
「いい中学生のスタートになったんじゃない?」
友理奈は褒めてくれた。
「じゃあキャンプファイヤーでもするか。」
「待ってました!」
「じゃあ16人だけどスタンツやる?」
友理奈が言うと、
「なら寺本先輩に中学校について質問ターイム!」
「イェーイ!」
スタンツが終わるとみんな中学校がより一層楽しみになった。