コメディ・ライト小説(新)

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超絶!最後の大波乱 上
日時: 2022/04/02 13:08
名前: エゴさん (ID: 4lWh.xtM)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

一章 受験勉強
 夏休みが終わり、良太達は高校受験のことを考え始めた。
「さて、まず行ける高校を探そうぜ!」
「栄美高とか行ったったらオカン喜ぶぞ!」
竜一が言った。
「でもムズイぞ?」
「でもおれ行くんだったら栄美高に行けって言われてんだよな。」
「栄美高良い学校だかんな。」
「よし!栄美高に行こう。」
      2
 「えっ!?浅田先生が行方不明だって!?」
「代わりに私が授業します。」
校長先生が授業することになったが、これは良太たちにとって退屈以外のなにものでもなかった。
授業が終わった後、良太達は浅田の行方を追うことにした。
      3
 そのころ、浅田は被り物をした男に縛り上げられていた。
「おい、随分と生徒を甘やかしてくれたじゃないか。」
「なんでそんなことするんですか。」
「亀原良太っていうガキがムカつくんだよ!」
      4
 「浅田先生!見つけたぞ!」
「浅田先生!」
浅田は道端に縛られたままでいた。
「さてと、まぁ見つかったとこだし勉強すっか。」
「あなたたちどこの高校に行くつもりなの?」
「栄美高に行くつもりだ。」
「じゃあ勉強した方がいいわよ。私も栄美高受験落ちたから。」
「よっしゃぁ!」
      5
 良太と有季と一樹は以外にも勉強熱心だった。
週ごとにテストの点のランキングをつけることにした。
「よっしゃ!俺はテスト95点だ!」
「危なかったー。97点よ。」
「二人ともすげーぜ!88点だ。」
「今週のランキングはぶっちぎりで利己が満点で一位かな。」
「まだあと二日あるからわかんねぇぜ!」
「良太も一樹も有季も負けず嫌いだな。」
竜一が笑う。

二章 PSRウイルス大流行
 「最近新型コロナウイルスの感染力を超えるウイルスが葵町で発見されました。」
「へぇPSRウイルスだって!?」
「ものすげぇ感染力らしいぜ?マスクを通り越すってよ。」
「あれ?そういや有季がこねぇな。」
「まさかPSRに!?」
「大げさだな。」
良太は慌てて家に帰り有季の番号に電話を掛けた。
「はい。」
「もしもしお宅の有季さんいますか。」
「ええ。どうしました?どうして学校に来ないのですか?」
「葵町で出たPSRウイルスの最初の発症者が有季だったのよ。」
「嘘だろ!?有季に変わってくれ。」
「良太君。私は大丈夫。」
「良かった、大事にな。」
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 有季が寝込んでから一週間後、有季の熱が下がり、あと3日で学校で来ることになった。
「有季は大丈夫って言ってたけど...」
「心配か?」
「いや、有季は大丈夫なんだが、浅田先生をさらった犯人について気になって...」
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 その日の夜良太が寝ようと寝室に上がった時、窓の外から声がした。
「あんたいつもそんなパンツ一丁で寝てるの?」
「だれだ!」
窓の方を見ると有季がパジャマ姿で窓に張り付いていた。
「ここ二階だぞ!」
「私、クライミングだけは得意なの。」
「それよりちょっと来てよ。病気は真っ赤な嘘よ。ブラジャーにカイロを入れて、
病院では幹太君に手伝ってもらって変装して嘘言ってもらったの。」
「ちぇっあいつ黙ってやがったな。」
「でも、そこまでして何してたんだ?」
「浅田先生をさらった犯人を捜してたのよ。」
「見つかったのか?」
「見つからなかった。それに次の診察で多分ばれるから治ったって言ったのよ。」
「さすが頭良いな。」
      4
 「こいつすげぇや。」
「幹太のやつ黙っていやがったな?」
「すまねぇな。」
幹太が笑って言う。
浅田先生に有季のことを話すと、
「あなたたちよくそんなこと出来るわね。
 ということはPSRウイルスは存在しないってこと?」
「そういうこと!」
「そういえば私をさらった校長がいた場所に私の5円玉を押し込んできたわよ。」
「そいつを使えば浅田先生がいた場所がわかる!」
「ということはそこの近くの交通カメラかなんかで見えるんじゃない?」
利己が言った。
「そこは俺に任せろ!」
PC得意の真が言う。
      
三章 真犯人はだれだ!?
 「ほんじゃ過去の浅田先生探しに行きまっか!」
「おー!」
「浅田先生、監禁された場所から何か見えましたか?」
「タワーが見えたような...」
「どんなタワーですか?」
「あれよ!あれ!」
浅田が指さした先にあったのは葵町の隣の町のシンボルのトーンタワーだった。
「あなたがさらわれたのは何時ごろでしたか?」
利己がきいた。
「4時ごろだったわね、その質問をするということは方角を調べてるわね?
 そのタワーの真横に夕日が見えたわ。」
「ていうことは、タワーの東の方にあるってことだね。」
「そういうことになるな。」
「何階くらいでしたか?」
「結構高かったわよ軽く9階くらい?マンションかもしれないわね。」
「ならあのマンションか、あのマンション、廊下の防犯カメラを見せてもらおう。」
「そうだな、」
      2
 一件目のマンションの防犯カメラにはあまり
「すいません、昨日8階から9階あたりの廊下の防犯カメラを見せてもらえませんか?」
「いいけど、何をするのかね。」
「この人がこの間誘拐されたのですが、犯人を捜したいのです。」
「分かった。」
良太達が昨日の防犯カメラを見ていると、いろいろと人が出てきて誰が誰だかわからない。
すると浅田が叫んだ。
「この人よ!ドアを開けたとき、向かいの番号を見たの!」
「ちょっと待て、巻き戻してみる。」
「あっ!こいつは!」
そこに映ったのは良太達が小6のときに戦った悪い校長先生だった。
「まさかこいつとは...」
「よし、真犯人はこいつだ。」

四章 事件発生
 良太達は受験勉強と校長を捕まえる計画の両立をするため、一週間に一回当番を変え、
日曜日に結果を伝え合うことにした。
「よし!今日勝ったぜ!100点だ!」
「それはどうかしら?私も100点よ!」
「なら数学はどうだ!...負けたぁ!」
「歴史は当番は違うけどきっと谷本が勝つな。」
その頃事件の当番の竜一たちは、沢井公園で話し合っていた。
「さて、あいつは脱獄犯だ。普通に近づいちゃ危ないぜ?」
「ならあいつがPSRにかかったって設定にすれば、国が動き出すぞ?そうしたら、さすがに警察なら
 あいつだってイチコロだな。」
「よし、問題はどうやってPSRにかかったっていうデマを起こすかだな。」
「私と向こうの幹太君みたいにニセの診察をすればいいんじゃない?」
「でも、あいつは簡単に病院に行くような奴じゃねーぞ?」
「ならあいつに風邪ひかせりゃいいんだよ。」
「なるほど!ならあいつの家に忍び込んで、風呂の中に氷でも入れてやればあいつイチコロで風邪ひくぞ?」
「そしたら診察する人に成りすまして、PSRっていうんだな?別にばれても、悪い奴捕まえるんだ文句どころじゃねーな。」
「よし!そのアイデアいただき!」
      2
 「わあ!つめてぇ!」
「大成功!」
良太達は口を押さえていった。
「ナイス!そっちはどうだ?」
「大丈夫だ!どうぞ?」
「よし、じゃあ台本通りに言えよ!」
「OK!」
      3
 「あなたはPSRウイルスにかかっています。」
「なんだって!?嘘じゃねぇよな!」
「信じるかどうかはあなたしだいですが移されると困りますので安静にしておいてください。」
「くぅ!」
「警察だ!PSRが出たのは本当か!」
「そうです。」
「あっ!おまえは、刑務所から脱獄した犯人ではないか!」
「くそ!ばれたか!だが、もうそろそろお前たちの努力も水の泡になるぞ!」
「なんだって!?」
「刑務所のすべての牢屋の壁に爆弾を仕掛けた。」
「まさかほかの囚人を...!」
「ヒッヒッヒ!」
      4
 その頃刑務所では...
「けっ!あいつ逃げやがったな!」
「いま警察が捕まえたと連絡があったぞ!」
「ちぇっ逃げておきながら速攻捕まりやがって。」
その時、爆発音が鳴った。
「あっ!刑務所の壁が...!」

終章 集団脱獄
 「おれらはこんな牢屋からはもうおさらばだハーッハッハッハ!」
「くそ!逃げられた!」
「なに!?刑務所の囚人が全員脱獄しただって!?」
「まじか!」
良太達はパニック状態で家に帰った。


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