コメディ・ライト小説(新)
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- 超絶!自然学校大合戦
- 日時: 2022/04/22 21:27
- 名前: エゴさん (ID: 4lWh.xtM)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
一章 自然学校の作戦
「なあなあ、自然学校何する?」
「パーティーをしようか。お菓子にゲームに持ってって。」
「イイネ!」
一樹が言った。
「なら、俺がいっぱい買ってくるからみんなは先生対策を考えてくれ。」
町一番の金持ち、雄十が言った。
「個室中にトラップを仕掛けてみる?」
有季が言った。
「でも女子部屋はチェックが甘いはずだから女子部屋にまずおやつやゲームを持ち込んで
ベランダ経由で男子部屋に持ち込みましょ。」
「さすが冷香!頭良いな。」
「でもただ隠れてやるとつまんねえな。」
一樹が言った。
「ならバスで荷物室に乗って先生の荷物全部にペンで予告状を書くのはどう?」
瞳が言った。
「全員とは限らないけど全員俺たちの個室の見張りを手厚くするはずだ。」
悟が言った。
「早速みんなを誘おうぜ!計画を知られちゃまずいからそいつが乗ってくるまで
計画を話すんじゃねぇぞ。」
あきらが言った。
「OK!」
二章 高速道路の戦争
自然学校当日、パーティ―メンバーは25人にまで増えた。
「よし、じゃあラクガキ役の良太とあきらと一樹、頼んだぞ!」
登校中に悟が言った。
「任せとけ!」
「なら、俺が母さんに『一樹とあきらが熱を出した!』とでも言って母さんからお前らの母さんへ、
お前らの母さんから学校へ連絡が回る。もちろん有季達に言っている。」
「ナイス!」
そして幹太と竜一と雄十のバッグの中に入り、荷物室に侵入した良太達は懐中電灯をつけて先生のバッグを
見つけ、ペンでこう書いた。
『今夜から毎晩402室がパーティーで盛り上がるぞ!参加したけりゃ402に来てくれ!阻止しに来ても無駄だぜ!良太
あきら 一樹』
「君たち!そこで何している!」
「なに!?山田先生!」
「4年前の自然学校で同じことをしていたものがいたんでな。そいつは寺本友理奈をはじめとする10人だった。」
「寺本先輩じゃん。」
「覚悟ぉ!」
山田がとびかかってきた。
ちょうどその時バスが一気に揺れて山田が荷物の山に突っ込んだ。
「くっ!逃げろ!後で侵入するぞ!」
「OK!」
良太達はバスの荷物扉をあきらの怪力でこじ開けるとそこは高速道路だった。
良太達はすかさず隣の車に飛び移った。
そして追い越し車線に入った車はどんどん加速していったが、なんとバスの上を走って山田が車に飛びついた。
「わっ!なんだ!?」
車の運転手は驚いた顔で山田を見た。良太達のことは見えていないようだ。
「チッ!うおりゃあぁぁぁぁぁ!」
良太が山田を吹っ飛ばしてバスの荷物室に突っ込ませた。
「きゃぁ!」
バスが急に揺れたのでバス中パニックだ。
「良太君...!」
有季が小声で言った。
「よし!追い越し車線だからバスより早く行けるぞ!」
良太達は腕がしびれそうになりながら神戸のインターまで粘った。
二章 ホテルの女スパイ
「良太君たちは欠席ではないのか!」
校長が言った。
「はい」
「校長先生!私たちのパンツ全てにこう書かれていました!『今夜から毎晩402室がパーティーで盛り上がるぞ!参加したけりゃ402に来てくれ!
阻止しに来ても無駄だぜ!良太 あきら 一樹』」
「良太と一樹とあきらの部屋の番号だ!く!しかしあいつらは全く荷物を持っていない。どうやってパーティーなど開くつもりだろう。」
「だが良い!402号室は夜6時から見張りを交代でだせ!」
有季はその会話を聞くとすぐさま悟が作った無線機で良太に連絡した。良太はホテル近くの山の展望台で張っていた。
「分かった。面白くなってきたぞ!」
その後有季達が部屋に入ったのを確認すると、良太は展望台から鍵縄を投げて有季達に渡した。
そして有季達はそれをベランダの柱に結び付けた。
「準備OKよ。」
瞳が無線機で言った。
「引き続きスパイと無線よろ!」
一樹が言った。
午後6時を回った時、有季がベランダから良太の部屋に明かりがついたのを確認し、連絡を入れた。
「今よ。」
良太達はハンガーを鍵縄にかけて有季の部屋に侵入した。
そしてベランダから良太の荷物を持ち込んで良太達のチームの部屋に入っていった。だが先生たちはいなかった。
ちょうどその頃、山田たちが部屋に入ると、良太達がいないことに気づくと、
「何があったんすか?」
竜一と幹太がそういうと怪しくないと思ったらしく
「良太らがいない!探せ!」
と言って出ていった。
「ふぅ。怪しまれずに済んだな。お!良太達きた。」
「よし!そしたら...」
有季がいかにも楽しみ、という声で言った。
先生たちはついにロープを見つけたらしい、が、有季が先生の部屋に移したらしく、山田は
「何!?先生の部屋にロープが!ということは...先生の中にスパイがいるということか!」
「いやぁ!有季達やるなぁ!」
「へへへ、すごいでしょ!冷香が考えたのよ。で、今瞳から連絡が入ったわ。先生達緊急会議開いてるって。」
「そんじゃあパーティーを開くぞ!」
三章 402室の大戦争
「そんな生徒に協力するような奴お前しかいないんだよ!」
「私は何もしてませんよ!」
先生が全員で浅田の責任にしているので浅田は反論できない。
「そういうあなたはどうなんですか!」
「ちょっとまて、生徒がわざと先生らの部屋にかけたとしたらどうするんだ!」
「...とすると...いまパーティーが行われているに違いない!」
先生は一斉に部屋を飛び出した。
「超絶小学校6年2組の修学旅行パーティーの参加者諸君!ここは先生に邪魔されない自分たちだけの
部屋だ!僕たちの自由を祝って...トランプを用意した!」
みんながババ抜きを始めたところで急に無線機が鳴った。
「良太君!先生が私たちの手口を見抜いたわ!早く逃げないと速攻アウトよ!」
「みんな、逃げるぞ!」
「OK!」
みんなが一斉にレジャーシートを畳ベランダに取り付けた滑車に運び込んだそして滑車の高さを下げて隠した。
「くっ!みんなは普通のフリしといてくれ!」
「OK!」
良太達は滑車に乗り込み、滑車を動かして有季の部屋に行こうとしたその時、
「良太達!見つけたぞ!」
ベランダから山田の声が聞こえてきた。
「逃げろ!」
「そうはさせるか!」
有季の部屋のベランダからも校長先生の声が聞こえてきた。
「チッ!挟まれた。」
「他の生徒は全員捕まえた。さあ早く滑車で戻ってこい!さもなくば無理やり引っ張るぞ!」
「マジか...!」
「良太君!」
「あきらに一樹!つかまれ!」
良太が叫ぶと有季の部屋のハンガーに投げ縄を引っかけターザンロープのようにすると壁を蹴って
ハンガーで展望台に逃げた、と思いきや校長があきらの足をつかみ、引っ張った。
「離せぇ!」
あきらが校長の顔面を蹴って何とか引き離して展望台へ去っていった。
「良太!無事に家に帰れると思うなよ!」
と校長と山田は叫んだ。
「そういえば母さんが俺がいないこと心配するかも知れねぇな。忘れてたぁ。母さんたちに勘づかれたかな。」
「どーでもいいじゃん。」
「そうだな。」
良太は輝く星を見ながら言った。
四章 銀行強盗
「さて、良く寝たぁ。」
良太が寝袋から出て言った。
「さぁ修学旅行終了まであと5日か。」
あきらが言った。
「きっと有季達捕まってるぜ?わりぃことしちまったな。」
「じゃあ今日は有季達を助けに行くか!」
その時、警報が鳴った。
「なんだ!?」
町の銀行で事件があったらしい。
良太達は、銀行の近くの3階ビルにのぼり、様子を確認した。
上の窓から見てみると、強盗犯が立てこもっていた。
「諦めの悪い強盗犯だなww」
良太達は笑いながら見ていた。
「どうせなら銀行の中に入ってみる?」
銀行は内側から鍵がかかっていた。
「さすが立てこもりだな。」
その時、有季から無線で連絡が入った。
「銀行強盗事件のため先生たちが良太君を取り残して帰るらしいわ!私たちはみんな先生の部屋で閉じ込められてる!」
「分かった!」
「教師らがかえるらしい早く行くぞ!」
「お前は人質だ!」
窓を割って出てきた銀行強盗に良太達3人は捕まってしまった。
良太達は銀行の中で監禁されることになってしまった。
「このままだと母ちゃんに知らせられてアウトだ...!」
「そんなことより警察が来たら殺される...!運が良くても俺らがやったことは確実にばれる...!」
「俺良いもの持ってる。」
良太は教師がおってこないように外した鍵縄を使って器用にロープをほどいた。
「ナイス!」
「でもどうやって銀行強盗を逮捕させる?」
「銀行強盗にばれないようにこっそり鍵を全部開ける!」
「それで、先生の名前で手紙を書いて抜け穴の存在をばらす!」
「その手で行こう!」
良太達は銀行強盗に見つからないように監禁部屋をでると、窓のカギを片っ端から開けていった。
「よし、じゃあ逃げ...」
「お前らは逃がさん!」
銀行強盗がとびかかってきたが、あきらがワンパンで全員倒した。
「よし!縛り上げたぞ!」
良太達は窓から電柱に飛び移った。そして電柱を綱渡りで渡って
『窓のカギはすべて開いています。ご協力出来て光栄です。超絶小学校 校長 魚山茂雄』
こう書いた紙を落とし、良太達は寝袋に戻っていった。
良太達の作戦は大成功し、銀行強盗は捕まり、校長のことが警察に知れたので校長は帰るに帰れなくなってしまった。
「良太君すごいじゃん!先生まるっきり何もしてないくせに手柄を自分のものにしてるわ。」
「その方が都合良い!これで校長がテレビにでもでれば絶対帰れないぞ!」
こうして良太達は有季達と夜中に少し雑談をして眠りについた。
五章 ウォークラリーの大作戦!
「皆さん!よく聞いてください。私は銀行強盗を捕まえました。これでもう安全です!自然学校続行です!」
「ヤッホー!」
生徒が全員で叫んだ。その中で
「よく言うよあのくず校長、フフッ。」
瞳と有季と冷香は3人だけで笑っていた。
「さて、今日はウォークラリーか。なら先生に一泡吹かせてやろうよ!」
良太が言った。
「どうやって?」
「看板の文字を塗り替えて先生たちを迷わせちゃう。」
「はっはっはっ!でも他の奴らまで迷わねえか?」
「そうだな、なら先生の地図だけ別の山のやつを用意する。」
「なら担任の浅田先生にお願いするか。」
そういって良太達3人は浅田先生のもとに向かった。
「有季、浅田先生を女子部屋のベランダに向かわせてくれ。」
「OK!」
良太達はまたロープを女子部屋のベランダに投げた。冷香が結んでくれた。
良太達がまたやってきたことは教師にはばれていないようだ。
「浅田先生、僕たちが用意したこの地図を先生に配られた地図とすり替えてください。」
「いいわよ。良太君達ったらまたものすごいこと。」
浅田はそう言って女子部屋を出ていった。
そして良太達は朝ごはんにポテトチップスを食べ、一足先に山に向かった。
それから約1時間後、午前10時半、ウォークラリーでみんなが向かったのを見届けて先生も山に出発した。
もちろん地図は浅田によって全く違う地図にすり替えられたので教師が向かった道は全く違う道である。
「先生達遅いなあ。」
有季達は大爆笑である。
「おっ!良太達!」
良太達がキャンプファイヤー場にやってきた。
「先生達はみんな俺たちのすり替えた偽の地図に従って歩いてる。隣の県まで続いているからきっと泣いてるぜ?
これから作戦を説明するから楽しんでくれ!」
「おぉ!」
2
「生徒たち大丈夫すかね。こんな長い道...」
「ここは一体どこなんだ!?」
「校長先生!通天閣が見えますぞ!」
山田が言った。
「ということは...ここは大阪か!?」
「私たちは神戸の旅館に泊まっていたはず...」
『先生達、僕たちは良太とあきらと一樹だ。』
「だれだ!?出てこい!」
『ちゃんと話ぐらい聞け。俺たちはお前たちの心に話しかけている。』
心に話しかけているというのは真っ赤なウソである
「良太よく考えたな。」
竜一が言った。
良太達はなんと隠しスピーカーを使って話している。
実は浅田に地図のすり替えを頼んだ時、
「あと、この隠しスピーカーを先生の上着のポケットに入れてくれますか?」
「いいわよ。」
そういって浅田は校長のポケットに隠しスピーカーを忍ばせた。
「良太たちってすげぇや。」
全員が良太のマイクに釘付けである。
「お前だな!?俺たちを別の道に迷いこませたのは!」
『ああ、そうだ。元の地図が欲しければキャンプファイヤーで先生の秘密をばくろさせてもらうぞ。』
「そんなことを許すはずないだろう!」
『ダメならこのままバイならだ。』
「チッ!いいだろう。」
「計画どーり‼」
良太達は大爆笑だ。
『よし!約束を破るなよ?地図とスピーカーがあるから。』
「くそ!スピーカーか!待ってろ!捕まえてやるからな!」
「良太あったまいい!」
良太達は3人で旅館近くの裏山に行った。
「よし!これを打ち上げたらきれいだろうな~。」
良太達の手には噴射型花火が握られていた。
校長先生がかえってきたのは半日後だった。
「良太達はどこだ...!」
「良太たちならもう行っちゃいましたよ?」
「お前たちは行方が分かるのか?」
「分かりません。秘密基地...としか聞いてません。」
「本当のことを言うんだ!!」
「分かりました...」
「それはどこなんだ...!?」
六章 先生たちの突撃
「何!?先生らに俺たちの居場所がばれたって!?」
「脅されたのよ。山田先生に。」
「チッめんどくせぇことになったな。」
「よし!へいを固めるぞ!有季達も呼べ!」
「オー!」
「お邪魔しま~す!」
有季達がやってきた。
「ブロック塀をつくって守りを固めるから手伝ってくれ!」
「いいわよ!」
2
「よし!突撃だ!」
校長が言った。
「君たち!そこにいるのは分かっている!出てこい!」
すると良太達がブロック塀の奥から顔を出した。
「やはりお前ら女子も仲間だったのか!出てこい!さもないと強行突破だ!」
「出てくるわけねぇだろ!出ていったらどうなるか分かったもんじゃねぇ。お前らこそ帰れよ!」
「帰りなさい!」
有季が言った。
「おまえらぁそんな塀で止められるとでも思ったのか!今行くぞ!」
山田はどこで買ってきたのかチェーンソーでブロック塀に穴をあけにかかった。
「ヤバイ!ブロック塀をもっと持ってきて!」
良太達は大慌てでブロック塀を運んでは積んでいった。
「くそ!お前ら!卑怯だぞ!」
「よく言うよこの暴力教師!手柄を横取りしやがってよぉ!ま、俺たちにはその方が都合良いけどww...」
そして良太達はブロック塀を校長先生に投げつけた。
ブロック塀は校長先生の顔面に直撃し、良太は容赦なく校長先生の周りにかんしゃく玉を落とした。
「くそぉ!もっとだぁ突撃だぁ突撃ぃ!」
校長先生はすっかりヤケになっている。
「校長先生!まずは旅館に戻りましょう!先ほどの生徒の話からしてあいつらも仲間だというのは確かです!
それにキャンプファイヤーの時間になれば良太達もやってきます!いったん撤退しましょう!」
「くそぉ!覚えてろぉ!」
校長先生は顔を真っ赤にして帰っていった。
七章 キャンプファイヤーデスマッチ
「よし、キャンプファイヤーに突撃だ。」
「ワクワクすんなぁ!」
「さて、どんなネタを言うんだ?校長が浮気してるってことさ。」
「それは許せないわね!」
有季が言った。
「その情報が学年全員に出まわったら校長はマジめちゃめちゃだな。」
「ならめちゃめちゃにしてやろうじゃないの!」
いつもおっとりしている冷香が珍しく元気よく言った。
「よし!そしてフィナーレは...!噴射式花火50発と、メントスコーラ150本だ!
雄十が用意してくれたんだ」
良太が言うと、
「絶対きれいだな。」
「で、最後は雄十、何度もすまねぇがみんなで電車で葵町に帰る!」
「金ならいくらでもあるぜ!小遣い5万円の俺をなめるな!」
町一番の金持ち金元雄十が言った。
「てかおい!お前無線機はどうしたんだ?」
良太が有季に聞いた。
「福田君に渡したわ。旅館の方の友達はほとんど仲間になったから私たちの無線機を全部あげたわ。」
「ナイス!ならあいつらにも手伝ってもらってキャンプファイヤー場に花火を設置するぞ!」
「OK!」
良太達はキャンプファイヤーの外側をまるまる噴射式花火で囲うと、良太達はキャンプファイヤー場の近くの森に身を潜めた。
「ではキャンプファイヤーを始めます!キャンプファイヤーの着火の儀式を行います!皆さんは
私に続いて声を出してください!」
「はーい!」
「では、オッホン!か...め...は...め...波ぁぁぁ!」
「かめはめ波ぁぁ!」
キャンプファイヤーの種火がつくのと同時に良太が花火の火をつけた。
急に噴射式花火が吹き上がったので先生たちはもちろん警戒していたもののビックリした。
その時、
「良太たちだぁ!」
山田が叫んだのとほぼ同時に森から良太達が飛び出してきた。
「よう先生にみんな!楽しんでるか!」
「ヤッホー!良太!」
「よ!亀原良太!」
みんなが良太に会えて喜んでいる。
「良太くーん!校長先生の秘密ってなーに!」
「じゃあいよいよ本題に行くか!」
「そうはさせるか!捕まえろ!」
校長先生が言った瞬間、
「うおぉぉぉぉぉぉぉぉぉ!」
教師全員が浅田と山田を除いてとびかかった。
「良太、逃げろ!」
「良太に手は出させない!」
他の生徒がみんなで先生を抑えつけた。
「よぉし!校長先生は浮気してるんだ!」
良太が有季の持ったスマホのカメラに向かって言った。
「そんなこと誰だって知ってるさ。」
福田が先生を抑えつけながら言った。
「そして、いま校長先生の嫁さんに生放送中でーす!」
「や、やめろ!サヨリ!これは誤解だ。」
校長は大慌てで有季が持ったカメラに向かって土下座して言った。
全員が大爆笑である。
「コノヤロー!良太、お前を許さない!」
校長が生徒を突き飛ばし、良太に向かって一直線に走ってきた。だが
良太はあっさりかわして校長を転ばせた。
そして、悟が作った網の罠に校長が引っ掛かり、網に校長が持ち上げられ、身動きが取れなくなってしまった。
そして、ほかの教師を全員KOして縛り上げた。
「やったー!」
「ヤッホー!」
「良太!!!!」
山田が叫んだ。
「お前ら...どこまでやれば気が済むんだ。いい加減にしろ悪ガキども...!」
山田が目にもとまらぬ速さで一樹にとびかかり強烈なパンチをくらわせた。
一樹は豪快に吹っ飛び、キャンプファイヤーに突っ込んだ。
「アチィ!アチッアチッアチ!」
一樹は地面に倒れこんだ。
「野郎!」
あきらと竜一が飛びかかった。
山田は二人を正面から受け止めるとそのまま二人を振り回して良太にぶつけた。
「くらえ!」
悟と雄十と有季がメントスコーラ用のコーラを振って先生にコーラを発射した。
そして山田の目にコーラが入った。
「グッ!目がぁ!」
「いまだ!」
良太が言うと、
全員が山田に向かって走り、山田を縛った。
「やったー!」
その時、パトカーのサイレンが鳴った。
「旅館で何をやっている!」
旅館の入り口の方で警官の声がした。
「逃げるぞ!」
生徒全員がうなづき、
みんなで山の上にのぼり、駅に着いた時には東の空が真っ赤に光っていた。
「よし、逃げるぞ!」
その頃先生たちは
「先生方、どうされました?」
「うちの生徒が...逃げました...」
そしてもうその時には良太達は電車に乗り込んでいた。
「さて、みんな、やったな!やったー!」
「そして、良太にも内緒だけど...」
雄十が言った。
「なんだ!?」
「駅弁を80人全員分用意したよ!」
「やったー!朝ごはんだな!」
「そういえば昨日の晩飯も食ってねぇな。」
「ハハハハハハハ!」
「よーし!修学旅行でもやろうぜ!」
「イェーイ!」
おわり