コメディ・ライト小説（新）
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- んんんんん
- 日時： 2022/05/01 17:02
- 名前： くろねこのひまつぶし （ID: G7eOzdZ7）
「ちょっと咲希ー手伝ってくれなーい？」
「えぇー?」
いいところなのに。私はゲームをしていた手を止める。
「早くー」
「んんんんん」
めんどくさい。本当に今いいところなのに。
「早くー」
「今いいところなのー」
そう言ってまたゲームを再開する。レベルが上がったから新アイテムを早くゲットしなければ。
「咲希ー?」
もういいや。お母さんの話は無視しよう。そう思ったとき、
「あっ!!」
私の手からゲーム機が消えた。お母さんが持っていったのだ。
「ねぇひどーい!!」
お母さんはよくゲーム機を回収してくる。ひどいものだ。せっかく楽しんでたのに...
「言うことを聞かないんだったら捨てるからね」
「...」
これはお母さんの口癖だ。でも、大体１週間で戻ってくるから大丈夫だろう。最近は、３日ほどたったら机の上においてあるし。
「早く手伝って！！」
「はいはいはいはいはい」
あぁめんどくさ。
「はやくてつだってーうふふ」
弟の海人が言ってきた。5歳のくせになんだ。むかつく。
「えぇ～?」
あぁやだぁ。私は大量の洗濯物を前にため息をついた。これを全部たためと？自分のをたたむだけでも嫌なのに。私の家はお母さん、お父さん、おばあちゃん、お兄ちゃん、私、海人、妹の咲良で暮らしている。めんどくさぁぁぁあぁぁぁぁぁっ
「えーこれ全部やるのー??」
「やってよ」
お母さんのけち。あぁやだぁ。やだぁやだぁやだぁんんんんんんんんんん。だれか手伝ってくれないかなぁ。
「ねえお兄ちゃん洗濯物たたむの手伝ってぇーーー」
「自分でやれや」
お兄ちゃんのけち。私のお兄ちゃんはそういう人だからしょうがないのかもしれない。
「おばあちゃん洗濯物手伝ってーー」
「あらあらもちろんいいよぉ」
おばあちゃんはすごく優しい。好き。
「これ手伝ってー」
おばあちゃんが来たのでそう伝えたとき、
「自分でやりなさい」
お母さんが言った。
「えー!?」
「咲希はおばあちゃんに甘えすぎなの」
「あらあらそんなの気にしなくていいわ」
おばあちゃん好き。お母さんはんんんんん。
「でも、咲希さっきずっとゲームしてたのよ」
「あらそれは目によくないかもねぇ」
お母さんはもうやだ。
なんかすごいイライラしてきたから、私は叫んでしまった。
「ゲームしてたっていいじゃん！！！」
気づいたらおばあちゃんは台所にいた。そろそろ夕飯のしたくの時間になってきたからだ。
「ゲームするのはダメとは言わないけど、咲希はやりすぎなのよ」
「お兄ちゃんだってすごいやってるじゃない」
「お兄ちゃんはちゃんと勉強もしてるわよ」
そうやって言い争いをしていた。しばらくたったとき、海人が来た。
「ママ、おねーちゃん、けんかしちゃだめだよ」
「うるさいっ！」
なんだこのガキは。
その時、お兄ちゃんも来た。
「醜い喧嘩じゃんw」
「いいよ、手伝ってやるよ。お母さん、夕飯の準備しなくていいの」
お母さんはあっ、と言って時計を見て、台所へ走っていった。
それから、私はお兄ちゃんと一緒に洗濯物をたたんだ。お兄ちゃんの変な服や海人の泥が残っている服を見て、結構笑った。
あれから１週間がたった。まだゲーム機は戻ってこない。ねえなんで、と言ってもお母さんは何も答えなかった。
けちだ。あっかんべー。
こんにちはくろねこのひまつぶしです。自分にしては長めですね。お母さんなんかすごい理不尽ですね笑 こんなお母さんいませんか？ 失礼ですけど笑 ゴールデンウィーク中は結構投稿できそうなので、楽しみにしてくれてたら嬉しいです！
あと、感想貰えると嬉しいです！
- Re: んんんんん ( No.1 )
- 日時： 2022/05/02 17:08
- 名前： とあるくろねこのひまつぶしの依存者 （ID: yLI5AO8M）
題名のんんんんんで、適当かな？と思っていたら、ちゃんとフィットしていて、文中の[お母さんはんんんんん]が、言葉にならないあの怒りを表現していて、共感と面白さを兼ねた表現だと思いました。また、最後にゲーム機が戻ってこないＥＮＤなのがまたいい味になっていて、もうこれぞまさに道徳の教科書に載るべき物語だと思います。✨
- Re: んんんんん ( No.2 )
- 日時： 2022/05/02 17:12
- 名前： くろねこのひまつぶし （ID: G7eOzdZ7）
とあるくろねこのひまつぶしの依存者さん！！ありがとうございます！！
返信めっちゃ来てて嬉しいです！
ワイの依存者さん、是非お気に入り作家登録してね☆
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