コメディ・ライト小説(新)

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魔法少女になりたい少年
日時: 2022/07/21 12:59
名前: なみ (ID: POLw2QpT)

[みんなの笑顔はこのあたし、魔法少女ミーナが全力で守るから!!]

『わあああああ!!かっこいい!ミーナちゃん!!』
『ちょっとお!かっこいいじゃなくてかわいいでしょお』

のめり込むようにテレビを見てる妹たちと同じように
(ああ、魔法少女、、かっこいいな、、すごいな、、)
俺もまた、そう思っていた。




やあみなさん、おはこんばんちわ。
俺の名前は宇海うかいなみと。どこにでもいるフツーの中学二年生だ。得意なのはゲームとサッカー、苦手なのは数学と、飛行機が飛ぶ前に『こんな鉄のかたまり、落ちてもしょうがないよね~、、』とか言う人だ。
な?フツーの中学生だろ?最初にも言った通り、俺はいたって平凡なんだ。

、、ある一つのことを除いて、な。

みなみ『にいに!![魔法少女ミーナ]始まるよ~!』
俺の妹の一人、みなみが目を輝かせて言う。
なみと『え!!まじ!?ちょまって録画わすれんなよ!!見返したいから!!』
みなみ『分かってるってえ』

ポチッ

[みんなおはよ~!魔法少女ミーナ、始まるよ~!!]

なみとたち『うわあああああかわいい~!!』
ななみ『やっぱりミーナちゃんはさいこーだあ!』
みなみ『だよねえ!』
みな『ふっふーん!みなはミーナちゃんと名前似てるもーん』
ななみ&みなみ『あっずるいよ!!』

なみと『まあまあ妹たちよ、落ち着け。今はかわいいかわいい魔法少女ミーナちゃんをみようじゃないか!』

妹みんな『うん!!!!』


なにもかも平均的で、いたって平凡な、そんな俺が唯一フツーじゃないところ。

俺は、、




__魔法少女が、大好きなんだ!!

Re: 魔法少女になりたい少年 ( No.1 )
日時: 2022/07/28 07:28
名前: なみ (ID: POLw2QpT)

2話~~~~~~~~~~

魔法少女。
それは架空の人物。
サッとあらわれて、みんなを次から次へと救っていく。
そんな魔法少女は、誰もが憧れるだろう。

でも、年が大きくなるにつれて、魔法少女は『見てたら恥ずかしいモノ』になってしまう。男が見ているとなるとなおさら。



先生『おい宇海!!おまえまた遅刻か!!』
なみと『あー、、すんません、バナナで転んでました』
先生『そんないいわけ通用すると思ってるのか!!もういい、早く席につけ!』
なみと『はーい、、』
よおみんな。なみとだ。、、え?いつも遅刻してるのか、って?そんなわけないじゃないか、俺は優等生の中の優等生、宇海なみとくんだぜ?たまたまだよ、たまたま。

先生『全く、、宇海、おまえ少しは鈴音を見習ったらどうだ?』
鈴音『えっ、、おれですか?』
いきなり名前をだされて、綺麗な栗色の髪の少年、鈴音るうが戸惑う。
スポーツ万能、成績優秀、さらにイケメンなこのクラス(いや、学年か?)1番の優等生だ。文句の付け所がないんだもう。
先生、本物の優等生の名前を出すのは反則だぜ、、
先生『さっきもバナナで転んだとかなんとか、、いいわけせずに、謝るべきだろう』
あきれたように先生が言う。
、、いや、バナナで転んだのは本当なんだけどな、、



なみと『やっべえ~~~!!!』
放課後。俺はそう叫びながら廊下を全力ダッシュしていた。
良い子は廊下を走らない、、とか、生徒会からのポスターがあちこちに貼られてるけど、別俺は悪い子だからいいんだい
なみと(あああ~~!俺の馬鹿、、!!なんで魔法少女ミーナちゃんのフィギュア落としちゃったんだよ~!!)
魔法少女ミーナ、、それは大人気の女児向けアニメだ。俺は男子中学生だけど、そのアニメが大好きだ。
いつも学校に鑑賞用のミーナフィギュアを持ってきてるんだけど、帰り道ないことに気がついた。

どこにあるのか全く示しが付かないから、とりあえず思い当たるところを全部さがすことにした。最初は、、自分の教室だ。
なみと(どうか見つかってくれ、、!)
そう願って、教室のトビラをおもいっきり開けて、教室に駆け込んだ。

ドンッ

なみと『あだっ!!』
『うわっ』
誰かにぶつかった、、!!誰、、
なみと『えっ鈴音くん!!?』
鈴音『あ、宇海くんか。どうしたの?』
魔法少女ミーナという女児向けアニメのフィギュアを落としたっぽいんで探してます。
、、なんて言えるわけねーだろ!!
なみと『ああああそそそうそう忘れ物しちまったみたいで、、』
やばい、すげー怪しいやつじゃん俺。しかも相手がよりによって優等生鈴音くん、、
鈴音『、、、そうなんだ』
なみと『、、?お、おう』
なんだ、今すげー間があった気がするぞ。



鈴音『宇海くん』
なみと『、、あっな、何?』
鈴音『、、落とし物ってさ。もしかしてこれ?』

なみと『、、え』

そう言う鈴音くんは、手に魔法少女ミーナのフィギュアを持っていた。


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