コメディ・ライト小説(新)

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地球外生命体のいる暮らし
日時: 2022/08/11 19:16
名前: まりもち (ID: v5g8uTVS)

 地球外生命体、それを私たちはエーリアンまたは宇宙人と呼ぶ。
 一般的にそれは奇抜な色をしていて頭が異常に大きく、さらに瞳がその頭のほとんどを占領している。
 また、毛はないものが多くその皮膚はーはたして皮膚と呼んでも良いものか戸惑うがー冷たい印象を受ける。
 かわいい猫とは大違い。
 
 梨花(りか)は、高校生になった今でもペットが欲しかった。
 猫が一番だが、犬でも嬉しいしハムスターでも良い。
 飼った事のあるペットといえば、小学生のときお祭りでとった金魚ぐらいだ。
 梨花の友達がペットを飼い始めたというのを聞いて、余計に気持ちが大きくなった。
(このさい、捨て猫でもいい!)
 梨花はそう思い、毎日散歩に出かけた。
「今日もいないか〜。
 そりゃそうだよね、実際そんな猫がいたらかわいそうだし。
 いないのが、本当はいい事なんだよね。
 ほんと、毎日毎日自分でも何をやってるかわかんないよ。
 捨て猫を拾ったらお母さんも仕方ないって言ってくれると思ってたけど…」
 梨花はため息をつき、家に引き返した。
「ミーミーミャー」
 梨花は公園の木の影にみかんの箱を見つけた。
「猫、ちゃん?」
「ミーミー!
 ビャー!
 ボゲッガァッ!」
(猫じゃないな。)
「?!
 ミーミー
 ミーミーミャー…」
 梨花は急いでみかんの箱を開いた。
「猫だぁ〜!」
 本当に捨て猫がいるなんて、ましてやみかんの箱なんかに本当に入っているなんて不思議に思った梨花は、あたりを見回した。
「あなた、本当に捨て猫?」
「ミー!」
 これが、梨花と捨て猫の出会いだった。

「お母さん、私にこの子を飼わせてください!
 お世話もちゃんとします、だから、だから、お願い!」
「ミー!」
 梨花と捨て猫は、二人?そろって全力でお願いした。
「あら、いいわよ。」
 お母さんのその一言はそんな二人にとって、軽すぎるものだった。
「え? いいの?」
「ええ。だってお母さん、梨花がそのために毎日散歩に行ってるの、知ってるもの。
 本当、いつになったらペットショップに誘うのか、ずっと待ってたのに。
 梨花ったら、ずっと捨て猫なんか探してるんだもの。」
「そんな…」
 梨花は今までの努力を振り返り、落胆した。
(でも…!)
「この子と会えたから、よかった!」
「ミー!」


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