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コメディ・ライト小説(新)
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- 成山くんと鮫中さん3
- 日時: 2022/08/14 19:15
- 名前: くろのも (ID: XL8ucf75)
「ねえねえ、成山君って好きな人いるの?」
ある日、成山君はクラスの女子(俗にいう一軍)からそんな質問を受けました。
「えっ?!なななな何でっ?!」
成山君は顔を真っ赤にしながら慌てています。
「いやー、最近恋バナ流行ってるからさー?男子にも聞いてみよう!的な?」
一軍女子は、体をくねらせながらそう言いました。しかし彼女は、内心でほくそ笑んでいます。
(というのは建前で、ホントは成山と彩の恋を進展させたいだけなんだけどねっ!)
願ってもいないスパイがいるようです。
(成山さんの好きな人?! いるの?!いないの?!)
一方、鮫中さんは離れた席で本を読みながらこっそり聞き耳を立てていました。
「え~っと、ね…」
成山君はちらっと鮫中さんの様子を伺います。本を読んでいる彼女の様子に安心したのか、成山君は口を開きました。
「いないことは…、ない、かなぁ…」
「そぉなんだぁ~!」
(?!?!?!?!)
目を白黒させた鮫中さん。それから、心を少しだけ痛ませました。
(でも、私じゃないよね…。うん、そんなわけないよ…。成山さんみたいな王子様みたいな人が…、私なんか好きになるはずないもの…)
願ってもいないスパイの登場で、恋が少しだけこじれてしまったようです。
友1、2、3、4((((あいつぅぅぅぅ、余計なことしやがってぇぇぇぇぇ!!!!!))))
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