コメディ・ライト小説(新)
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- ある日、わたしにヒミツができた。
- 日時: 2022/08/23 22:51
- 名前: 月島いの (ID: /dHAoPqW)
こちらは私、月島いのの記念すべき(?)初執筆の作品でございます~ 更新頻度は遅いです(早)
ざっくりなあらすじを言うと、んーまあ結構ファンタジー多めで、見習い怪盗の女の子が成長していく物語ですね!((ナニイッテルカワカンナイヨ
とりあえず、登場人物紹介にまいります。
園崎明未
中学二年生のいつでもクールだが、友達を思う心をひめた優しい少女。ツバキに見習い怪盗のパートナーに選ばれ、さまざまな事件に巻き込まれることに…
ツバキ
明未のパートナー。喜怒哀楽が激しく、どんな気持ちでもとりあえず叫ぶ。明未のことが大好きですぐに甘えようとする。
前野華子
ニコニコ笑顔をたやさない、明未の同級生で親友の女の子。本人は特技が料理だと言うが、実は下手。
今宮竜紀
明未の同級生の男の子。超のつくドジだが、本人は非常にマイペースでびっくりするくらい気にしていない。
主要なキャラクターはこんな感じです。これを見て興味が湧いたという方、もしくは面白くなさそうだなと感じた方、みなさんとりあえずのぞいてみてくださいね!
- Re: ある日、わたしにヒミツができた。 ( No.1 )
- 日時: 2022/08/16 14:36
- 名前: 月島いの (ID: .niDELNN)
Episode.1【いつも通りの生活】
ジリリリ、ジリリリ…
「ん、もう朝?起きたくない…後…十分…」
「明未、早く起きな!遅刻するよ!」
一階からものすごく大きな声が聞こえてくる。
「お母さん、うるさい。後十分だけなんだから寝かせてくれ」
いつもこれで遅刻してないんだ。そこまで騒がしくする必要なんてないはず。では、おやすみ。
「何言ってんのよ。時計、確認してみな」
はあ、そんなの目覚まし時計が鳴ったんだから七時を少し過ぎたくらいに決まっ…
「て?なぜ八時なんだ?」
「あなた、七時に目覚まし時計止めて、そこからずっっと寝てたのよ。さっき鳴らしたのはお母さんのスマホ。あなたが起きてこないものだから鳴らしたの!」
あ…
「よし、急ごう」
「はあ。よくもまあ三日連続で同じ会話ができるわね」
「行ってくる」
「ばれてるわよ。朝食くらい食べなさい」
「園崎さん、あなた三日連続遅刻ですぅ。」
「すみませんでした、鳳先生。以後、気をつけます」
「そうですかぁ。なら次からお願いしますねぇ。チッ、キノウモソウイッテタダロウガ、シツコイヨ。それでは、理科の授業を始めますねぇ」
キーンコーンカーンコーン、キーンコーンカーンコーン…
「明未ちゃんってば、遅刻さえしなければ性格も話し方もかっこいいのにね~」
「別にかっこよさは求めてないけど、遅刻さえなくなれば、と思うことは多々ある」
「あるんだったら、華子みたいに十五分前には目覚ましかけておけばいいんだよ。結構効果的だと思うよ?」
華子の言うことはもっともすぎて返す言葉もない。
「このまま遅刻しすぎて遅刻癖がついちゃったら、大人になったら終わっちゃうよ~」
「そうだよな。明日はチャイムの鳴る一時間前には学校についていよう思う。」
「一か百かの行動しかできないのね…」
「とりあえず、アドバイスありがとう。」
「どういたしまして。それよりも明未ちゃん、また身長伸びた?ちょっと前まで華子の身長、これくらいだったよ~?」
華子がそう言ってわたしの髪留めに触れる。
「え、そうか?自覚はないんだが…」
「気のせいかな?まあいっか。それじゃあここらへんで。ばいば~い」
「ああ。また明日」
そう、中学に入ってからはこんな感じの生活を送ってきた。とくに変化がない。これが、いつも通りの生活だ。
- Re: ある日、わたしにヒミツができた。 ( No.2 )
- 日時: 2022/08/16 22:28
- 名前: 月島いの (ID: .niDELNN)
Episode.2【出会ったのは】
次の日……
「行ってくる」
わたしのちょっとした趣味はジグソーパズル。今日は新しいパズルを買いに、星見市からとなりの朝陽市まで出かけている。
星見で買ったら?と思ったそこのきみ、これにはちゃんと理由があるんだ。
「あいかわらず、すごい数だ…!」
朝陽市のショッピングモールの中には、ジグソーパズルだけを売っている場所があって、よく来ているんだ。もちろん種類も豊富で、小さいものから大きいもの、初心者から上級者向けまである。わたしが今日買うのは…
「あった。これだ」
暗い場所で元のいるかの絵とは違う模様が光って浮かび上がるパズル。ものすごく人気で、ずっと欲しいと思いながら売り切ればかりでなかなか買えなかったんだ。
……このパズルを買うためなら六時半に起きられるとは。情けないというか恥ずかしいというか。笑ってしまうな。
「ははは…」
「おかーさん、あの人変だよー」
「まあ。ゆいちゃん、見ちゃだめよ」
あの幼女から見たら、わたしは変らしい。なぜだろう。
「クスクス。そりゃ、一人で笑ってたらおかしいにきまってるモンね。なんで分かんないんだモン?」
「ああ、そういうことか。まあ、しゃべるぬいぐるみはもっとおかしいと思うが…な?ん?ぬいぐるみ?なぜここに?」
「あ…間違ったモン」
「というかこのぬいぐるみ、今しゃべらなかったか?」
「……(がまん、がまんっ)」
「しゃべっ…たよな?」
「……(しゃべってないモン~っ)」
「やっぱりしゃべっていないのか?いや、しゃべっ…」
「…むぅっ!しゃべってないモン!しつこいモン!!」
……………………ん?
「…はっ。もしかして、やらかしたモン?」
「やっぱりしゃべっているじゃないか!」
「しっかりやらかしてちゃってるモーーーーーーーーーーン!!!!!」
とんでもない事件の予感だ…
- Re: ある日、わたしにヒミツができた。 ( No.3 )
- 日時: 2022/08/16 14:43
- 名前: 月島いの (ID: .niDELNN)
みなさん、こんにちは。月島いのです。
今回はお知らせなんですが、先日投稿いたしましたEpisode.1での明未と華子の会話、さすがに内容薄すぎじゃね?と個人的に思ったので、少し増やさせていただきました。(それでも結構薄い)
見てくださっていた方、ご迷惑おかけして申し訳ございません。そして、これからも《ある日、わたしにヒミツができた。》の応援、よろしくお願いします!
- Re: ある日、わたしにヒミツができた。 ( No.4 )
- 日時: 2022/08/23 22:26
- 名前: 月島いの (ID: W2jlL.74)
Episode.3【出撃開始だ】
その頃、どこにあるかは誰も知らないとあるアジトで…怪しい三人が会議している。
「しかし、なぜそこを狙う?」
黒のマントに身を包んだ男の低く、そして冷たい合成された声が大広間に響く。その顔はマントと逆光で見えない。
「あそこは、高確率でわたくしの目的を果たすことができるのです。もちろんブラッド様、あなた様の願いが第一でございます!スミレと、このわたくしめが必ずや叶えてみせます」
合成された声で黒い仮面をつけた女が答える。すると、
「ふん、ちんちくりんはあいかわらずブラッド様に対しての気持ちが重いみたいだな。見ていて虫唾が走る」
黒いフードをかぶった細身で背の高い男が表情を変えず言う。
「そういう仏像は、愛情というのを学んでみたらどうかしら?わたくしの心をばかにして。うざったらしいったらありゃしない」
「仏像ってなんだ?」
「やだ、仏像知らないの?」
「んなわけねえだろ」
「ええ、知ってた。あんた、ずっと顔が変わんないでしょ?だからよ」
「…わけがわからん」
「チャーナにタイガよ、我らは三人で『怪盗デヴィラン』だということを忘れるな。結束しないとならないのだ。そしてチャーナよ、同じ場所を狙いすぎるな。よいか?」
「はい、ブラッド様のおおせのままに!それではごきげんよう、仏像!」
「…なんかあいつ、今日テンション高いな」
あきれ気味のタイガに背にし、チャーナは高笑いしながらアジトを後にした。
「え、記念すべき初出勤を私に押しつけるんですか?」
「申し訳ないと思ってるのよ、スミレ。でもね、ちょっと用事があるのよ。お願い!」
「はあ~、人使い荒いですねえ…ってまあ、私は人じゃないですけど」
ちなみに、動物かどうかも怪しい。
「ええ、人じゃないわ。あなたは仏像だけどぷにぷにでかわいくて頼りになるわたくしのパートナーよ!」
そうでしょ?と言うようにチャーナは首をかしげてみせる。
「はいはい。用事、早く済ませてくださいね」
「ありがと、スミレ!大好きよ!ごきげんよう!」
- Re: ある日、わたしにヒミツができた。 ( No.5 )
- 日時: 2022/08/23 22:50
- 名前: 月島いの (ID: YUWytwmT)
敵キャラ『怪盗デヴィラン』の紹介コーナー!
ブラッド
デヴィランのトップで、その素顔は誰も見たことがない謎多き存在。人間の思い出を奪うが、その目的は不明。
チャーナ
仮面をつけていても分かる美女。ブラッドを崇拝し、目的を知らないのに「ブラッド様のために!」という発言をよくする。身長の低さがコンプレックス。彼女にも目的があるらしく…?
スミレ
紫色のスライムのような見た目をした妖精。チャーナに仕事を押しつけられるこたがよくある。普段は表情を変えず落ち着いているが、焦ると別人(人?by作者)のように失敗する。
タイガ
長身でフードを被っている。チャーナのブラッドへの愛情には引いているが、彼自身もブラッドのことを尊敬している。相手のことをとことん罵って楽しむのが趣味。オリーブにかまってほしい。
オリーブ
オオカミのような見た目のタイガのパートナー。しかし、本人はタイガを「趣味の悪い陰キャ」「文句しか言えない男」などと評価しており、信頼をしているとは言えない。
スミレは以前紹介したんですけど、書き直しました。また、オリーブの登場はもう少しだけ後かなと考えています。
…余談なんですけど、デヴィランの紹介文が主人公サイドより圧倒的に多いの個人的につぼでした。どーでもいいですねはい。
引き続き、「あるひみ」(変だけど略したったw)をよろしくお願いします!
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