コメディ・ライト小説(新)

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夏休みの宿題
日時: 2022/08/22 22:29
名前: がぶりん (ID: flo5Q4NM)

あい、初めての投稿でございます。ですので、
多めに見てくれることをお願いします。
今回のテーマは夏休みの宿題。みなさん、よく焦って
やりませんでしたか?
今回はそんなことにかかってしまった学生の物語です。







「やべぇ!宿題が終わらねぇ!」
俺は今、猛烈に焦っている。なぜなら、夏休みがあと1週間で終わるというのに何一つ手を付けてないからだ。
そして、あれだけやっとけと言っていた母に対して、
「大丈夫だ、問題ない。」と言い続けていたので余計に
ダメージを食らっていた……。
「クソ……どうしてこんなことに……」

どうしてこんなことになったかは、夏休み前に遡る……

Re: 夏休みの宿題 ( No.2 )
日時: 2022/08/24 07:42
名前: がぶりん (ID: mwHMOji8)

「があああああ、、、」
夏の日差しがセミの鳴き声と共に部屋に差し込んでくる。
「学校休みになんねえかな、、、」
あいにく、そのようなことは連絡されてはいなかった。
頭をぼりぼりと掻きながら夏休み帳に手を付ける。
「えーと、aはbの、、」
独り言を言いつつ、それでも真面目に取り組んでいたのだが、、、
「ああ!終わらん!!」
2時間あって進んだのはわずか3ページ。この調子でいくと期間内に
終わらなくなってしまう。

周りの友達は宿題が終わったからと言ってラウンド●ンとかに行ってるとか、暇だから漫画を1から見るぜぇとか言っている奴がおり、本格的に
焦りを感じているのだった。

「どうすっかな、、、」
イスに寄りかかり、シャーペンを鼻の下に乗せていると、

???「お困りのようですね」

   !?

Re: 夏休みの宿題 ( No.3 )
日時: 2022/08/24 21:20
名前: がぶりん (ID: flo5Q4NM)

「誰だ!」
すぐに背後に目を向けたが人間らしい姿はない。
「……?」
「ここや、ここやで。」
「!」
とりあえず、今この部屋に声の主がいることは間違いないようだ。しかし、姿が見えない。
「ここやここや!……あぁもう!なんかなんか……せや、
シャーペン見てみぃ!」
俺は言われたままシャーペンに目を向ける。
「特になにもない気が………おわ!?」
よく見ると、シャーペンのキャップの中にピンク色の声の主がいた。
「やっーーと気づいたかい。まぁ、とりあえず……」
何をする気だろうか。もしかしたら、こいつは
こんな見た目でとんでもないことでもするのだろうか……
「ここから、出してくれぃ……。」
「………」
そんな気は、ないようだ。

Re: 夏休みの宿題 ( No.4 )
日時: 2022/08/26 21:07
名前: がぶりん (ID: flo5Q4NM)

「いやー、助かったでーホンマ!」
結局、俺はこいつを開放してしまった。
だって、寝てる時も、
「オーイ出せや、ここから出せや!せ、せ、せいや!」
とかうるさかったので仕方なくだったのだ。
「ひゃあー!やっぱりシャバの空気はウメェなぁ!」
「で、あんた誰だ?」
「そういえば自己紹介してへんなあー、どーも、
妖精です。」
「………じゃあさ、」
「うん?」
「なんで全身ピンクなんだ?」
こいつは癖が強すぎる。50半ばのような顔と似合わないピンク色のフリフリドレスを着たおっさん。なのに
大きさは10cmという情報量が多すぎる。
「うーん………趣味?」
「………まあいいや。」
こいつの趣味なんか知っても特に需要なんか一切ない。
「それで、あんた。」
「あい、なんすか?」
「妖精とか……言ってなかったか?」
さり気なく言っていたが、こいつ妖精とか言ってた。
「だから、さっきからそう言ってるじゃないすか!」
「お前、何ができるんだ?」

Re: 夏休みの宿題 ( No.5 )
日時: 2022/08/27 18:30
名前: がぶりん (ID: flo5Q4NM)

「できること、すか。」
もし、こいつが本当に妖精ならば大体何か願いを叶えるぐらいできないかと思い、質問してみた。
「ああそうだ。」
「そうっすねぇ………あ!これならできますよ!」
「お?」
その瞬間、自分の周りにオーラが出ていた。
「これは、もしかして、イイカンジノヤツニヘンシンデキルヤツデh」
「いえ、自分の腹が痒くなる魔法です。いやー俺もこの年になってくると腹出しているから、よく刺されるんよなー、だから、そのことを味わってほしいと思って…」
「e?」
その瞬間、腹が一気にムズムズし始めた。
「うおー!!痒ーー!!あちょっとまじで痒い!やばいーーーー!!」
痛みを例えるならば、本当に腹が痛いときの痛みです。
「ぶふへへ(笑)」
「はやく……戻せぇぇ!」
「しょうがないなぁ、ボリボリ」
痒みが体からなくなっていくのがわかった。
「ハア……ハア………ハア………絶対許さん怒」
その後も、俺は妖精に弄ばれ、完全にやる気を無くしたのだった。

登校日まで、あと6日。

Re: 夏休みの宿題 ( No.6 )
日時: 2022/08/28 20:25
名前: がぶりん (ID: flo5Q4NM)

チュンチュン………
鳥のさえずりが聞こえる。
今日も気持ちのいい朝が……バゴーン
「ヴォエエ!!」
「早起きんかい。俺は柿の種が食いたいんじゃ。」
朝からいきなり腹パンとは。しかも、かなり痛い。
「ったくさあ……今日は家に誰もいないんだからゆっくり起きてもいいだろう?」
「じゃあ時計見んかい、ホラ。」
渡された目覚まし時計には、11時と写ってあった。
「……?……うわ!もう11時やんけ!」
「喋り方おかしなっとるでえ。」
まさかそんなに寝ているとは。
「まずいまずい!このままだと宿題が終わんねえ!」
「そんなことよりはやく柿の種持ってこんかい。また腹パン喰らいたいんか?」
「はいはい、取ってきますよ。」
そう言って俺は戸棚へと足を運んだ。
そして、寝室からでるとき、何か独り言のようなことを
妖精……いや、オヤジが言ってた。
「どうしたら、任務を果たせるかなぁ…、」
任務?どういうことだ?こいつには人間と同じように
仕事みたいなのがあるのだろうか?
「ま、いいか。」
このときの俺は、何か裏があるとは考えていなかった。


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