コメディ・ライト小説(新)
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- 【和歌物語】
- 日時: 2022/09/16 21:53
- 名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)
こんばんは、あるいは初めまして。らるです(*´ω`)
「アクレイアの王女」との2つの連載となりますが、応援等よろしくお願いします。
--あらすじ--
平安時代の宮廷で、ある女性の宮仕え。
ドタバタな宮廷生活に大混乱‥!
さぁ、その女性の運命は‥?
(※この物語はノンフィクションです。作中に登場する人物や、貴族の名前は一切史実と関係ありませんので、ご注意ください。)
--人物紹介-->>1
- Re: 【和歌物語】 ( No.1 )
- 日時: 2022/09/16 21:53
- 名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)
--人物紹介--
青琴
帝の妻‥中宮の光子に使える侍女。
教養高き女性で、家柄もよい。性格はとても気が強く、誰に対してもダメなところはしっかりと注意するような気性が荒い性格。
宮仕えをし始めたときの年齢が19歳
光子
青琴の主人で、帝の妻・中宮にあたる。
賢く、一族も大貴族であり恵まれている。この世のものと思えないほどの美人であり、誰に対しても優しく接する。
青琴が仕え始めた時の年齢が15歳
帝・久司天皇
光子の夫で帝。美男子で、誰にでも謁見などを許すような心優しい信用できるような帝。
教養も高いので、信頼されている。
18歳
秋原引透
光子の兄であり、美男子。
女性からは大人気だが、未だ独身。
人思いで、帝にも一目置かれている。
22歳
秋原江透
光子と引透の父であり、時の内大臣であり、この前まで関白だった。
爽やかな性格で、周囲からは絶対の信頼を置かれている権力者。
秋原一族の筆頭で、一族や周囲を引っ張る力がある。
49歳
- Re: 【和歌物語】 ( No.2 )
- 日時: 2022/09/16 22:41
- 名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)
プロローグ
私は、今から足を踏み入れる‥‥
宮中という、とてつもない世界に入り込む。
美しい姫君様達が居り、輝く貴公子様。
そして何よりも。
教養高き帝と中宮様のもとへ。
- Re: 【和歌物語】 ( No.3 )
- 日時: 2022/09/16 22:55
- 名前: らる@羅瑠 (ID: GDWSGe53)
第壱話「美しき宮中に」
「まぁ‥ここが宮中ですのね。」
私は、青琴。これは宮中に使えるための偽名ですが、とても良い名だと自分でも思っておりますわ。
それにしても、この宮中は今まで見たこと無いので驚くこともあるのですが、とてつもなく大きいのです。
「ええっと‥ここが中宮光子様の御前ですかね」
私は使える主様。中宮光子様のお部屋に入った。
(‥直ぐに紹介するのも気が気でないわ‥気づくまで待っておきましょう)
そう思った私は、蝶の屏風の後ろに隠れていました。
ですが‥‥
「あら?そこにいるのは新参の者かしら?」
直ぐに、光子様に見つかってしまったのです。
「はい‥お仕えする青琴でございます。」
「そうなのね。私は光子。これから宜しくね」
「はっ、はい‥‥!」
どうしましょう。恥ずかしくて顔も上げられないわ‥‥!
ですが、少し見える髪先は、艶々とした真っ黒な美しい曲線の髪。
そして、指先は少々桃色のように薄くて綺麗だわ!
「どうしたの、青琴。顔を御上げなさい?」
「恐れ多いことですが‥私は恥ずかしゅうございまして顔があげられませんのです‥‥」
私は一度、恐る恐る本当のことを言ってみましたの。
「あら、そう思っていたのね。では今日は、夜に参上することを条件に下がっていいわよ。夜には来るようにね、青琴。」
「あ、ありがとうございます。夜に参上いたします!」
そうして、私の宮廷生活が始まったのです‥‥!
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