コメディ・ライト小説(新)
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- 僕は君(あなた)に恋をした
- 日時: 2022/10/09 15:11
- 名前: どこかの人 (ID: 4uYyw8Dk)
皆さん、こんにちは、どこかの人です。また1個小説を書こうと思います。ここでは、登場人物の紹介をしたいと思います。
僕:高校2年生・主人公
普段は恋愛に興味がなく、友達と遊ぶのが大好きな少年。
健太:僕の親友。
中学生の頃に僕と仲良くなった。僕の相談に乗ってくれる優しい男の子。
夏海:僕の幼稚園からの幼なじみ。
僕とは高校生になるまであまり仲は良くなかった。でも、ある時、僕と恋に落ちる。
華蓮:夏海の大親友。いつも二人で遊んでいる。夏海とは小学校の頃仲良くなった。
こちらが主要な登場人物です。こちらには本編は書きませんが、下にスクロールしてもらえば、本編をお楽しみいただけます。
- Re: 僕は君(あなた)に恋をした ( No.1 )
- 日時: 2022/10/09 16:25
- 名前: どこかの人 (ID: 4uYyw8Dk)
前編
僕は、ある日、あの人に恋をした。好きになり始めた頃はあんまり実感が湧かなかった。でも、家に帰ると、胸が騒いで、居ても立っても居られなかった。あの頃は、あまり仲良くなかったのに…
僕は幼稚園のときに、あいつに出会った。その時は、一緒に遊んでいた。でも、よく喧嘩した。
おもちゃで遊んでいた時も、
「そっちが先にやったんじゃない!」
「お前が壊したんだ!」
もちろん毎日先生に怒られた。
一緒に遊べばすぐに喧嘩して、なかなか気持ちを考えてあげられなかった。
母さんが仲良しで、幼なじみらしかった。母さんはよく、あいつの母さんに会いに行くために、よく家に遊びに行っていた。でも、僕たちは毎回喧嘩して、母さんに毎回怒られた。
幼稚園の頃は、あいつのことが嫌いだった。多分向こうも僕のことが嫌いだったと思う。だからあいつに謝る気もなかった。
でも、今なら絶対謝ったと思う。今になって、ようやくあの人の気持ちを理解したから。というか、全部僕が悪かったから。
僕は昔、あの人を面白可笑しくいじめていた。心のなかでは、どこかにあの人のことが好きだという気持ちがあったのだと思う。僕は本当は一緒に遊ぶのが楽しかった。でも、仲良くなる勇気がなかったから、言えなかった。
小学校も、一緒のところに行った。僕もあいつも少しだけ成長して、仲良くなろうという気持ちはあったと思う。でも、まだやっぱり壁があったように思う。
あいつには、華蓮という友達ができていた。でも、できるだけ華蓮の前では喧嘩しないようにした。なんとなく、あいつの友達を嫌な思いにさせたくないという気持ちがあった。
僕が心に残っているのは、小6の頃の修学旅行だった。
僕は、あいつのある言葉が耳に入った。
「私、あいつに誕生日プレゼント買おうかな。」
「何で?仲あんまり良くないでしょ?」
「やっぱり、私あいつに今までのお詫びがしたいの。幼稚園の時、毎日喧嘩して、謝れなかった。やっぱり、本当は勇気を出して謝りたい。でも、言葉だけじゃ恥ずかしいから、誕生日の日にプレゼントと一緒に渡して、謝りたいなって。」
僕はちょっぴり嬉しかった。でも、申し訳なかった。全部悪いのは僕なのに。わざわざ、あいつから謝ることではないはずなのに…
僕の誕生日の日、夏海はちゃんとプレゼントをくれた。
「あのときは、ごめん。私が謝らなきゃいけないのに、勇気がなくて…」
「こっちの方こそ、ごめん。本当はお前ともっと楽しく遊びたかったって、後悔してる。でも、プレゼントはありがと。」
この時、少し夏海と距離が縮まった気がした。本当はもっと距離が近くなりたかった。
次の日からは、ちょっと話せる機会が多くなった。でも、なにかやっぱり引っかかるものがあった。
そして、いよいよ卒業式の日になった。でも、辛くなんかなかった。だって、夏海とまだ同じ学校に通えると思ったから。
もちろん、夏海と一緒に写真を撮った。小学校の思い出の最後を、夏海と終わらせたかった。
- Re: 僕は君(あなた)に恋をした ( No.2 )
- 日時: 2022/10/09 17:14
- 名前: どこかの人 (ID: 4uYyw8Dk)
後編
僕たちは中学生になった。そして、僕は健太という友達ができた。すごく優しい人で、すごく気が合う人だった。僕は健太に相談してみた。
「僕さ、夏海に興味があるんだ。」
「どんな子?」
「優しくて、可愛い。幼稚園の頃は遊んでも喧嘩ばかりしてた。でも、本当はその頃から心の奥になんとなく夏海が好きな自分がいた。だから、僕は、夏海の気持ちが知りたい。」
「別に、今思いを届けなくてもいいと思う。まだ1年生なんだ。卒業前にでも気持ちを聞けばいいと思う。」
健太は、頭が良くて、何を聞いてもなるほどなと感じさせられる。僕はここで、やっと自分の悩みを聞いてくれる友達に出会った。
でもやっとここで自分が夏海のことをほんの少し気になっているんだなというのを実感していた。でも、僕はこのとき、自分で聞けるような勇気なんてなかった。というか、夏海はまだ僕のことを嫌っているだろうと思って、聞こうと思わなかった。
1、2年生の頃は、夏海と話していて、楽しかった。
でも、3年生になって、卒業が近づいて来ると、寂しく感じるようになった。夏海は僕より、頭が良い。だから、同じ高校になんて入れるわけがないと思った。だから、僕は勉強を頑張った。夏海と同じ学校に入学すれば、高校生になってから、本当の思いを聞くことができる。
僕はその一心で勉強に励んだ。
僕は受験に合格して、高校に入った。夏海は、僕と一緒の高校に入った。僕は嬉しかった。
でもこのとき、僕は夏海のことが大好きなのかは分からなかった。夏海の前では、まだ友達としてしか接していないと思っていた。
でも高校1年生の最後の方に感じるようになった。僕は毎日、夏海と一緒に家に帰っていた。でも、途中で、夏海と会話をすることが急に恥ずかしくなった。こんなに喋るのに恥ずかしくなったことはないのに…。
家に帰れば夏海との会話ばかりが思い起こされ、居ても立っても居られない。
僕は思った。僕は、夏海のことが大好きなんだ…!
でも、告る勇気もなく、高校2年生になった。僕は、今年こそ思いを伝えようと思った。
僕が告白するのに選んだ日付は、修学旅行だった。
場所は○○○○○ランドだった。僕は夏海に声をかけた。
「夏海…。ぼ、僕は…。」
「知ってるよ。私もだから。だから、勉強頑張ったんでしょ。」
「うん。」
「私も、本当は中学生の頃、気になってた。思いを聞こうか迷った。でも、勇気がなかったし、私のこと、嫌いなんだろうなって。」
「嫌いじゃないよ。本当は、中学生のときから、夏海のことが大好きだ!だから、僕と付き合ってくれ!」
「もちろん。これからお互い頑張ろっ!」
僕は、こんなことなるなんて思っていなかった。すごく嬉しかった。僕は、それから、夏海との未来をつかむために頑張った。夏海と大学まで一緒に行こうと思って頑張った。
もちろん大学も一緒に行った。
今も、夏海と大学で一緒に頑張っている。
ご覧いただきありがとうございました。また、いつか投稿しようと思います。よろしくお願いいたします。
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