コメディ・ライト小説(新)

■漢字にルビが振れるようになりました!使用方法は漢字のよみがなを半角かっこで括るだけ。
 入力例)鳴(な)かぬなら 鳴(な)くまでまとう 不如帰(ホトトギス)

心の色
日時: 2022/10/19 17:46
名前: ゆきみだいふく (ID: 0KA0zeB4)
参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no

登場人物
ボク:桐谷マコト
キミ:榛クルミ

ボクの両親は交通事故で死んだ。それからボクの心の色は真っ白だ。何も感じ取れない。自分という殻に閉じ籠って外界との関わりを絶った。それは一生変わらない。そう思っていた。
────────キミに出会うまでは
キミは学校にいけないボクのために毎日プリントを持ってきてくれた。毎日学校であったことを話てくれた。でもボクは絶対に喋ろうとしなかった。ボクが黙りこんでいる間に、キミは少し困ったような顔をしてまた明日ね。といって帰ってしまう。数週間たつとだんだんボクは罪悪感を覚えるようになった。せっかく来てくれているのにずっと黙っているのはいけないんじゃないか。そう思い、キミが来てくれたときに思いきって自分から話しかけた。
「ね、ねえ 今日学校で...な、何かあった?」
緊張てつまってしまった。でもキミは、ボクが話したことをすごく喜んでいるようだった。笑顔で今日あったことを教えてくれる。それを見てボクの心はほんのりピンク色になった。キミが帰るとき、「ありがとう」とも言えた。どういたしまして。また明日ね!といって階段を降りてキミが消えた方向をずっと見ていた。なんだろう。お父さんとお母さんが死んじゃってからはじめて暖かい気持ちになれた気がする。それからボクはキミと話すのを楽しみに待つようになった。
・・・幸せな時間はそう長くは続かなかった
キミは手紙を遺して命を絶った。手紙には"生きるのが辛い。マコトくんごめんね"そう書いてあった。
なんで?ボクの前であんなに楽しそうに笑ってくれたじゃん?なんで?ねえなんで?ボクのせい?ボクと一緒にいるのが嫌だった?そんな考えが渦巻くなかふとこんなことが浮かんだ。「ボクはまたひとりになるのか」心にぽっかりと穴が開いたような。その穴から心が真っ黒に染まっていくような。そんな気がした。
怖い。嫌だ。怖い。嫌だ。怖い。嫌だ。怖い。
~・~・~・~・~・~・~・~・~・~・
キミが自殺してから10年。ボクは26歳になった。キミの後を追おうとしたこともあったけど、まわりの人に止められた。そんなことしたら、キミが悲しむからって。でもやっぱり耐えられないんだ。キミな会えないということが。そして今日実行するよ。そのために今これを書いているんだ。そう「遺書」だよ。これを書いているるも、屋上。靴の下に置いていこうとおもって。キミには喋っても届かない。なら書かなくちゃ。だからね
「クルミに会うためにボクは死にます。ごめんなさい」そう書いた。で、これを靴の下においてっと。フェンスを乗り越える。
「クルミ。今会いに行くからね」
そう呟いたボクは...飛んだ


小説をトップへ上げる
題名 *必須


名前 *必須


作家プロフィールURL (登録はこちら


パスワード *必須
(記事編集時に使用)

本文(最大 7000 文字まで)*必須

現在、0文字入力(半角/全角/スペースも1文字にカウントします)


名前とパスワードを記憶する
※記憶したものと異なるPCを使用した際には、名前とパスワードは呼び出しされません。