コメディ・ライト小説(新)
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- 恋愛裁判同好会、判決しますっ!#1
- 日時: 2022/10/22 07:46
- 名前: ぷちとまと。 (ID: rdX62NDu)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
🍀登場人物💌
華 リーダー 諒 裁判官 瑠璃 弁護士
目次
第1章 自作自演 >>01
第2章 ふざける思い >>02
第3章 明るい電気事件 >>03
第4章 とりあえず出会い系サイト >>04
第5章 知らぬ思いと何かを >>05
みなさん、こんにちはっ!(目次の使い方がよくわからないので教えてほしいです)ぷちとまと。です!!こんとまと~♪この作品は、目次を使う作品なんですけど使い方がわからないです!誰か教えてください~><恋愛裁判なんてすごいですね~(棒)リア充のために頑張るなんて~(棒)とりあえず、たくさんの方々に見てもらえるよう頑張ります!お願いね(。-人-。)そして!この恋愛裁判同好会、判決しますっ!は、毎週土曜日に更新したいと思っています!「あれ、なんかなかなかでなくね?」と思った人はご注意ください!!じゃ、ぜひぜひお楽しみあれ~!
- Re: 恋愛裁判同好会、判決しますっ! ( No.1 ) ( No.1 )
- 日時: 2022/10/22 15:31
- 名前: ぷちとまと。 (ID: rdX62NDu)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
⚠注意⚠
1話はだいぶ長くなってしまったので忙しい人は見ないでね><(目次性にした意味とは?)
「よし、準備できたわね。」
お姫様のような口ぶりの子は、紛れもない大金持ちだ。この同好会は、彼女という存在で成り立っているーーー。
ペンキで看板を塗るって、なかなか難しい。私は手が何色かわからなくなったとき、そう心の中で叫んだ。
「ねぇ、ほんとにやんの?」
「ほんとよ。」
「マジで?」
「マジマジ」
あぁ、ループになるな。そう思い、諦めた。だがそもそも、ペンキで手が汚れたのも、ループになるなと思ってあきらめたのも、彼女のせいだと伺える。そう、彼女の名は華。名前通り、赤いバラをそのまま人にしたような子だ。お金持ちで、次期社長に自らがやりたいといった、彼女だから。私は瑠璃。弁護士担当だ。そう、この同好会は裁判をする。ただ、普通の裁判ではない。「恋愛」の裁判だ。きっかけは、華が「あたしはいろんな人の目があるから、恋愛っていう恋愛してないの。一度でもいいから恋バナしてみたいわ。」という一言ではじまったのがきっかけである。ただ、メンバーは全員恋愛というのには程遠い人物たちだ。何が起こるかは知ったこっちゃない。でも、深いため息をついたところで、ただただ華に「そんなため息つかないで、さっさと人を集めましょ。」といわれるだけであるのだった・・・。
🍀💌
「よし、お願い箱つけられたわね。」
華がそういう。ていうか、もう一人のメンバーはどこ行った?って話なんだけど。もう一人のメンバー、諒は無口で、ただただひたすらに参考書を読んでいる、いわゆる「ガリ勉」である。音を鳴らすのは、参考書のページだけ。なんか、本当にメンバー希望の時、「やってみようと思ったから、やる。」といった人物なのだろうか。よくわからない。ただ、本当に諒のことを考えただけでなにか得するわけでもないから、どうでもいい。それより、通称「お願い箱」は相談したいときに椅子の上にある紙に相談事を書いて、お願い箱に入れるとお願い完了。必要であれば裁判をするのだ。
「明日になったら、また見てみましょ。」
そういう華は、なにかと自信に満ちた顔でいた。
🍀💌
「そ、そんな引っ張らないでよ、華。」
「いや!あったのよ!!はやくはやくっ!」
眠いのに引っ張られ、お願い箱から一枚だけあった紙を取り出した。
「あら、陰キャの結花さんからよ。」
さらりと失礼なことを言う華は、手紙呼んで不意に爆笑した。
「なにこれ!!!おもしろ!!あるわけないじゃん、そんなこと!!」
「そんなに、面白かったですかね・・・。」
見ると、同好会のドアの前に、結花さんがいた。
「ごめんね。結花さん。せっかくお願い箱に入れてもらったのに。」
「いえ、いいんです。私こういうの慣れてるんで。」
ショートヘアーの髪がさらりと揺れる。大人っぽいな、結花さん。すごい。
「ま、まあ、いいわ。ここ座って。」
まだ笑いをこらえきれないように我慢しながら、華が椅子をひいた。
「ありがとうございます。えっと、手紙の通り、私は誰かに目を付けられている気がするんです。」
「要するに、ストーカーみたいなことなの?」
「そうです。怖くて怖くて。でも、この同好会を見て決めたんです。私、ここに相談したら解決してもらえるかもって。そう思って、来たんです。」
華のことをちらりと見て、なんだか性格を判別するような目で睨んでいた。
すると華は気づいて、ムッとするようにプイッと横の方向を見た。
「そうなんだ。そういうの、怖いよね。わかった。頑張って調査してみるね。」
「あ、そのことなんですが。」
「どうしたの?」
「裁判でやってもらえませんか?」
途端、期限が少し悪そうだった華がキラキラした目で結花さんを見た。
「え!裁判でやってくれるの⁉ありがとありがとありがとー!!」
「え、あ、はい。べ、別に大丈夫ですけど。」
驚くような目で華を見下ろす。なんだかこの絵面、見たことあるようなないような。そんな気がした。
「じゃ、まずは証拠を探さないとダメね。」
「はい。お願いします。」
ガラガラ言って閉まったドアは、学校と同好会の教室を切り離したみたいに、静かになる。
「ちょっと、亮?はやくきなさいよ!」
「ちょ、ちょっと、亮じゃなくて諒ね。」
「どっちでもいいわよ!それより、はやく証拠を集めないと。」
「・・・・かない。」
「え、何?諒君。」
「俺は行かない・・・。知恵が必要な時・・・言ってくれ・・・」
諒の答え方はほとんど上の空だった。しかも、行くではなく、行かないと言った。
私たちは唖然と参考書を読んでは付箋を貼ってる、諒をみたのであったーー。
「もう!何なのよ、あいつ!!」
「ま、まぁまぁ。」
華をなだめながら調査するために廊下を歩く。でも、華の言ってることもわかる。あれはないんじゃないかなと思ってしまう。
「それより、調査でしょ?」
「そうだったわね!」
さっきと打って変わってキラキラな目をさらにキラッキラな目になった。
「よし、いくわよ!」
「うん。」
「あ、いたいた!結花さんよ!」
今から図書室に行くであろう結花さんが、すぐそこにいた。
「ほんとに、ストーカーなんているのかしら?」
確かに、今のところそういう人物が誰一人いない。次の日も、次の日も。来る日も来る日もずぅーっといなかった。
「もしかして、自作自演?」
「の可能性もあるわね。」
でも、結花さんがそういうことするような子だとは思わない。
「その可能性もあるが、もう一つの可能性もある。」
「え、何?諒君。」
「お前ら、見落としてる部分はないか?」
「ないわよ。」
「え、え~っとね、学校中全部見たし、大丈夫だと思うの。・・・あっ!」
「どうしたの?瑠璃。」
「放課後は?見てないよね?」
「そうだけど…それこそストーカーじゃない。」
「やるなら徹底的に、戦略的にだ。できないんじゃあお前らには無理だってことだ。」
「ああ、もう!わかったわよ。やってやろうじゃない。」
よかった、華がちゃんと受け入れた。私は一人ため息ついた。
🍀💌
「いたわ、結花さんよ。」
「静かにしてくれ。大事なところなんだ。」
「うるっさいわね。こなきゃよかったじゃない。」
「事件を解決するには大事なことだ。」
事件って言っちゃあ、あれなんだけど。結花さんは今習い事に行っているらしく、バックを肩にかけて歩いている。
「誰かいる?」
「ううん、いない。」
犬が走っている。誰かに会いに行くのだろうか。そう思いながらあとをつけていると、不意に結花さんがこっちを見た。そして、また前を向く。
「俺らに気付いたのか?」
「それかもしれないけど、違う可能性もあるわ。先を急ぎましょ。」
こういうとき、華は感が効く。私たちは華の言葉を信じて、先を進んだ。
🍀💌
「いないね。」
「ええ。やっぱり自作自演なのよ。」
「いや、整理しよう。まず、結花さんは、何て言っていた?」
「誰かに目を付けられている気がするって言ってた。」
「そして俺たちがつけているとき、だれか人はいたか?」
「いいえ、誰も。人はいなかったわ。確か犬ぐらいしかーーー。ッ!」
「え、犬がどうかしたの?華。」
「わかったわ!犬がずっと結花さんの目を付けたのよ!餌のやりすぎとかじゃないかしら!」
「い、犬?」
「そう、犬は賢いから、たくさん会う人だと、誰がだれかすぐわかる。だから、結花さんのこともよく知っていて、もしかしたら餌をくれるかもと思って、いつも会える時間---、つまり、この時間帯に来るんじゃないか?それで、ずっと追いかけている。」
「そういうことなんだ!」
全然、わからなかった。
「私が言おうとしたことを言わないでくれる?もう!あなたの呼び名は今日からバカ探偵よ!」
後日、結花さんに得意げにバカ探偵こと諒の推理を話し、さらにクラス中にこいつはバカ探偵よなどといって、クラス中から諒のあだ名、バカ探偵と言っている声が聞こえたのは、また別の話である。
2話に続く
- Re: 恋愛裁判同好会、判決しますっ!#1 ( No.2 )
- 日時: 2022/10/25 15:33
- 名前: ぷちとまと。 (ID: rdX62NDu)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
二章 ふざける思い 前編
「ふざけるな!」
同好会の教室のドアが閉まっててもよく聞こえる、響いた声。凛とした表情に、整った顔立ち。まさしく、「イケメン」だ。そういう縁にはたぶんないけど。そう、そういうイケメンの特徴オールAの男子の名前は筈木 和。一部の女子の間では黄色い声が常時飛び交うのだ。そうこう私が心の中の情報屋に自問自答していると、すぐさま華が飛び出した。
「その問題、私が解決するわ!」
和ともう一人の女の子、確か名前は、、麟。めちゃくちゃ画数多いなと思ってたから覚えてた。
そんな和・麟・華のえげつない距離感が、また半端なかった。
「んで、俺らは別れようと思ってるんだ。いちいち口出ししないでくれ。俺らで解決するべきものなんだから。」
「ま、待ってよ、和君っ!あたし、やっぱり和君のこと好きなんだよ!そんなっ、他の男の子と一緒にいたなんて、あたし知らないよ!」
「いや、絶対いた。俺はお前のこと大好きだったけど、冷めたんだ。浮気するやつは最低だって前行ったよな?」
「ま、まぁまぁ、落ち着いて。」
まとめると、なぜ和がふざけるなと叫んでいたのは浮気をしていた麟を昨日のカフェで見つけたという。部活で忙しかった時期だったから、それで浮気していたとみているといった。
「俺は、お前のことを信じたい。けど、少しの証拠がないと信用できない。可能性があるから。だから、恋愛裁判同好会。証拠を見つけ出して、裁判を開いてくれ。」
「私からもっ!お願いしますっ!パートナーの信用を失うわけにはいかないんです!お願いします!!」
華がわかったわ。というまで、二人は頭を深々と下げていたーー。
「麟さんもかわいそうね。浮気で疑われるなんて。」
「確かにね。はやく証拠を見つけなくちゃ。」
私たちはまず、麟さんが浮気をしている可能性は少ないと断定した。それには理由があって、まず、帰りの時間は部活が同じで、その時は親友2人と帰ってることが多い。だから、他の男の子に八数いてないと思う。もう一つの理由は、麟さんにさっき、ラインを見せてもらった。(もちろん、恥ずかしいところは手で隠してもらった)すると、麟さんのラインは親友二人と、和のラインしかなかった。どう見ても絶対そうだから、私たちは麟さんが浮気をした可能性は低いと思ったのだ。
「どう、バカ探偵?私たちの推理、完璧でしょ。あんたと違ってね、私はちゃんと証拠を写真で撮っといたんだから!」
バカ探偵こと諒に得意げに見せる写真は、、、っておーい!?
「それ、男子には見せないでって言ってた証拠写真じゃん!二人が写真になってる・・・」
しかし、時すでに遅し。諒が、参考書を読みながらそっけなく言った。
「仲がいいカップルなんだな。」
その写真は、麟さんが和に横たわり、和もまた横たわって一緒に寝てる写真であった・・・。(華はこの後和にすごく怒られてました)
「さて、調査調査♪」
華が機嫌がよさそうに言う。和に怒られながら、逆に和が照れてるのを見れたから、より証拠が正しいといえるからだろうか。そう推測していると、華が「おそい!はやくして!!」と怒られてしまったのであった。
🍀💌
「お、麟さんだ。」
そういい、華が近寄っていく。
「麟さあん!こんにちはー!!」
華が廊下で走ると、先生たちの歩けよという心の中のツッコミが聞こえてしまいそうなので、華を必死に抑えながら、麟さんのところに歩いていく。丁度、親友二人もいたので、話を聞くことにした。
「ごきげんよう、麟さんと、親友お二人さん。」
こうやって優雅に挨拶できるなら、本当に華は次期社長の社長令嬢なんだなぁ。そう思っていると麟さんが、こんにちは。とこちらも優雅に挨拶した。二人は前世お嬢様姉妹ですか?そうツッコミしたくなるのを無理やり抑え、親友二人に話を振った。
「あの、麟さんの浮気事件のことなんですけど・・・」
「ああ、あの事~?また麟バレたんだよね~。かわいそ~。」
「でも二股はしょうがないよね。バレたんだもんね。」
「だ、だからっ!聞いてよ、私は浮気なんてしてないって!」
「え?〝また″バレた?」
華が親友二人に詰め寄り、どういうことなんですかと身を寄せた。
「だ~か~ら!麟は前に一回浮気したことあんのよ!」
続く
みなさん、こんとまと~♪ぷちとまと。です!!突然ですが私が今気に入ってるゲームベスト3!
スプラトゥーン3 神ゲーじゃね?神ゲーじゃね?神ゲーじゃね?神ゲーじゃね?神ゲーじゃね?神ゲーじゃね?神ゲーじゃね?神ゲーじゃね?神ゲーじゃね?神ゲーじゃね?神ゲーじゃね?以下略
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ということで私のベスト1は、、、、
スプラトゥーン3 神ゲーじゃね?神ゲーじゃね?神ゲーじゃね?神ゲーじゃね?神ゲーじゃね?神ゲーじゃね?神ゲーじゃね?神ゲーじゃね?神ゲーじゃね?神ゲーじゃね?神ゲーじゃね?神ゲーじゃね?神ゲーじゃね?神ゲーじゃね?神ゲーじゃね?神ゲーじゃね?神ゲーじゃね?神ゲーじゃね? 以下略
(最初からベスト3する気なかったんかい)
- Re: 恋愛裁判同好会、判決しますっ!#1 ( No.3 )
- 日時: 2022/11/09 16:52
- 名前: ぷちとまと。 (ID: rdX62NDu)
- 参照: https://www.kakiko.info/profiles/index.cgi?no
「またバレた、ですって?」
さすがの華も、そこで言葉をとぎらせてしまう。
「あのとき、麟、一回浮気してたんよ。」
麟さんの友達が言うには、私達が(私たちは今中2だよ!!)中1だった頃、麟さんは他の子と付き合っていて彼には秘密で麟さんは違う子と仲良くなっていたらしい。ただ、麟さんは幼馴染だったから話してるだけだったとバレてから弁解しようとしたんだけど、その麟さんの元カレは「お前の幼馴染なんて聞いてない。それに、彼がいるんだったら他のやつと話さないのが義務だろ!勝手な行動すんじゃねぇよ!」と言われたらしい。ま、でもそういう彼は別れて正解だと思うけど。後々、麟さんも気づいたらしい。あ、別れて正解だったかもと。そこで話を最後まで聞いてくれて、心配してくれる優しい彼、幼馴染の和が好きになったと言った。
「それは、浮気っていうより・・・なんていうか、和君が話しかけたんじゃないの?」
「ちがうわ、絶対。だって麟、前にウソついてまで言ってたもの。前の元カレにね、和とは親密な関係じゃない!だからこれ以上話しかけてこないでって。」
「かわいそ~よねぇ、元カレさん。あ、ちなみに元カレの名前は谷橋紺よ。」
私達はあっけな~く麟さんの友達を見やった。本当に友達なのだろうかと、そう思った・・・。
「もう、私友達にも信用を無くしてしまったんでしょうか。」
同好会の部屋の中で、ずっとうつむき、泣いているようにも見えるその美しい顔は、今や暗いできればいいたくないけれど、陰キャのような顔をしていた。ほんとに悲しかったんだな。そう目配りを聞かせた華と私は、どうすればいいか考えていた。と、バカ探偵こと諒が言い出した。
「おまえら、やっぱり細かくないな。ちゃんとやんなきゃダメだろ。俺はもう和に聞いてきた。」
「和君に聞いてきたの⁉」
さあっと顔がさらに青くなる麟さんにはお構いなく、諒が推理を話し始めた。
「まず、和さんから聞いてきた情報だと、麟さん。あなたは、先週の日曜日、『北東駅』で待ってる人がいたんだよな。」
「は、はい。」
「次に、今週の日曜日も、駅で待つ予定なんだよな?いったい、誰を待ってるんだ?」
「え、えっと、私は和君を待ってます。だ、だって和君は遠いほうのバスケに通っているので。」
「引っかかった。」
「え?何がよ、バカ探偵。」
ニヤリと笑う諒はまるで悪いことを企んでいる悪人みたいな顔をすると、平常になって、麟さんのほうに向かった。
「和さんはこうも言っていた。『俺は北口のほうの駅を使ってる。でも、俺を待ってるわけじゃない。』と。」
麟さん、私達にもウソをついたんだ。事実がちょっぴり信頼を失わせている。すると、麟さんはいった。
「確かに、確かにそうだよ、諒君。でもね、私は、彼やあの子たちを待ってたの。」
「それはいったい誰だ。」
諒がトドメを刺したように言うと、麟さんは驚愕の事実を口にした。
「私ね、確かに彼に言ったの。これ以上話しかけてこないでって。彼、紺は少しストーカー気質があったから、、、クギを刺したつもりなんだけどね…。」
そこで間をおくと、麟さんは言った。
「『じゃあ、お前の友達に、俺がフラれて、お前が悪い奴って言ってもいいんだな?話しかけてこないでってことはそういうことだよな?』って…。」
「「!!!!」」
私達は紺っていう人にびっくりした。名前とはちがって、めちゃくちゃ悪い奴だ。と思いもした。涙を流しながら言っている、訴えている麟さんに、華はずっと、だまってみていた。まるで、かつて自分がそうだったかのように・・・。
🍀💌コラム!!🍀💌🍀💌🍀💌🍀💌🍀💌🍀💌🍀💌🍀💌🍀💌🍀💌🍀💌🍀💌🍀💌🍀
ども、ぷちとまと。です!コラム第一回!おめでとう!!!ということで今回は主人公でもある瑠璃ちゃんをご紹介するね!
・ショートヘアーの可愛いより地味一直線の子。 ・本名は「村宮 瑠璃」である。
・物静かで読書がどちらかといえば好き。 続きを
・華とは幼馴染なので、よく一緒にいる。 お楽しみに!(*´ω`*)
🍀💌🍀💌🍀💌🍀💌🍀💌🍀💌🍀💌🍀💌🍀💌🍀💌🍀💌🍀💌🍀💌🍀💌🍀💌🍀💌♥
「では、裁判を開始する。バーチャル空間に移動するので、目に装着してほしい。」
お~、すごいまとめ上げ方。少し緊張してきたな~。今、恋愛裁判が始まったところだ。華がお金持ちのおかげで、バーチャルでホントの裁判みたいにできる。目のゴーグルみたいのがあるから、すぐに背景が変わるし、なんてったって自分を可愛くできちゃう!女の子には最高のゴーグルなんだ。現実逃避なんだけどね・・・。
「まず、呼び出し人、≪被告者≫。発言は?」
「私は、彼、谷橋紺さんに脅されて、毎週日曜日に会わないといけない約束を結んでしまいました。なぜ、私の今の彼氏、和君に言わなかったというと、脅されて、『絶対に言うなよ』と言われていました。それに、一人で抱え込んどいたほうが和君にも被害が及ばないと思ったからです。」
「え、・・・そうだったのか?麟。」
ポカンとする和君に、彼「ら」、麟さんのもう友達ではないだろう人と、谷橋紺さんがいた。
「待て待て待て、俺は!麟に言われていったんだよ!『やっぱりあなたが好きだった、ごめんなさい。彼はもう捨てたから、一緒に仲よくしよう』って。俺はその言葉にまんまと騙されただけだ!」
あ、私の出番だ。私は弁護士。麟さんのサポートをするのが私の役目。
「いいえ、証拠写真があります。こちらをご覧ください。」
私達が先週、麟さんに許可を得てから先週の日曜日に証拠写真を撮りに行ったんだ。すると、紺さんはやっぱり脅してた。これを説明すると、今度は麟さんの元友達が言った。
「そ、そんなの私たちに関係ないでしょ!それとも何?私たちが何かやったっていうの?」
「よくぞ聞いてくれました、麟さんの、『元』友達方。」
「私たちはちゃんと名前があるのよ!!モ・・・」
「はいはい、そうでしたね、モカさんとミカさん。………コホン。え~、モカさんたちは紺さんの彼女ですよね?」
「「え!?」」
華が証拠写真を見せようとすると、モカさんとミカさんが誰よりも早く、びっくりした。
「あんた、紺の彼女だったの!?友達じゃなくって?」
「あんたこそ、彼女だったの?親友じゃなくて?」
「「三股してたの!?」」
紺に詰め寄るモカさんとミカさん。あ~、もう終わったな。そう思った私と諒は言った。
「三股とは、あなたはもう一生彼女を作れないかもしれませんね、とても残念ですが、これを紺さんが通っている学校と、私たちの学校に言い渡します。つまり、精神面での攻撃ですね。今さん、これからは浮気などしないほうがいいですよ。では、みなさんはゴーグルを外してください。そして、和さんと麟さん。」
急に呼ばれた二人は、ビクッと肩を上下させると、同時に「「ハイッ」」と返事をした。
「あなた方は、とても幸せのカップルに見えます。この幸せがずっと続くよう、われら恋愛裁判同好会が見守っています。」
諒が言うと、二人は顔を見つめあって、急に同時に頭を下げた。
「いてッ。」 「いたっ!」
和君は麟さんに、麟さんは和君に。
「ごめんな、麟。俺、今思えばもう少し信用してもよかったかもしれない。結構前、彼女にウソつかれて浮気されてたから。」
「私も、ごめんね。ちゃんと和君に言えばよかった。そうすればなにかいい案が思いついたかもしれないのに。」
ほほえましい二人を私たちはずっと見ていた。華を除いて。何か嫌なことがある気がするんだけど、それはまた別の話である――――。
続く
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