コメディ・ライト小説(新)
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- 本当にある現在進行中の恋話
- 日時: 2022/10/25 03:34
- 名前: ずみ (ID: YyD.HMoh)
これは、本当にある現在進行中の恋話である。
あんなに小さかった私も中学2年生。それまで恋なんて感情は知らず、のうのうと過ごしていた。
その男子はらいあという珍しい名前だった。
1年生の頃もクラスは一緒で、絶対関わらないと思っていた人だった。
でも、2年生になりらいあの1番苦手な数学のクラス分けでなぜか少人数クラスになってしまった。
なんとらいあも少人数クラスで、隣の席になった。
隣の席になった宿命と、このクラスで1番点数が高い人の宿命、そう、らいあに数学を教えなければならない。
少し嫌悪感を覚えながらも毎日毎日教えた。1年生の頃0点を取ったことがあるらいあさん。
結構ひどかった。
本当に疲れる毎日。だけど毎日馬鹿話をしながらする数学はいつもと違って楽しかった。
私は数学が嫌いだ。頭が疲れるし時間もかかる。そう、私は数学が嫌いだったはずだった。
時間割表に数学という文字があると明日が楽しみになり、土日は学校に行きたくて行きたくて仕方がなかった。
ここまで楽しいと思ったことがあったのだろうか。自分でもすごく驚いた。
それから3ヶ月ほど経ち、1ヶ月後には合唱コンクールが控えていた。
私はアルトのパートリーダーだったが、テノールのパートリーダーがいないときはテノールの面倒も私が見た。
そしてクラス全体で歌う日。
テノールが騒ぎ始め、私が注意しようと思った。
うるさいよ、と言いかけた。声が出なかった。
らいあが楽しそうに話している、それを見て何も言えなかった。
ずっと見ていたかった。それだけ。
それから本当にあっという間に時間が過ぎ合唱コンクール当日。
他の学年の合唱に集中なんてできず、ずっとらいあの方を見ていた。
けど今日のらいあはななんか違う。
私だけ見てるはずなのに妙に目が合うし、無理に私に話しかけてくる。
これは脈アリなんだろうか。そんな自惚れている考えをしている自分に腹がたった。
その日の帰り、友達が私最近3年生の〇〇さん好きなんだよねと言われた。
確かに、私も好きなのかもしれない。友達に伝えるとめっちゃ好きじゃん笑と言われ、恥ずかしくなった。
それからまた月日が過ぎ、文化祭。
文化祭準備は男女で分かれる。だからあんまりらいあと話せない。
すこし悲しかった。
私は画用紙に調べたものを書く仕事で、らいあは展示物を貼る仕事。
私は教室でらいあは廊下。どうあがいても無駄だ。
ちょっとショックだったけれど、友達と話していたらそんな気もふっとんだ。
文字を書いているうちにペンのインクが切れたのでペンの在庫がある別教室に行かなければならない。
廊下に行くということはらいあがいるということだ。
話しかけられるかな、なんて少しの希望を抱いて廊下に出た。
案の定らいあは廊下に座り込み、仕事をサボってペンで遊んでいた。
何してんの笑というとなんで教室で作業すんの?暇なんだけど、と思ってもなかった返事が返ってきた。
好きな子にそんなこと言われたら本能で動いてしまうので画用紙とペンを廊下においてらいあの隣で書いた。
いろんな話をした。気づくと私の仕事は全部終わり、らいあのところに手伝いに行った。
らいあは装飾の手伝いで折り紙をしてたので私も折り紙を1枚取って折り始めた。
文化祭準備期間は一週間。一週間全部らいあと折り紙をして話した。
時には少しサボってステージのリハーサルを見に行ったり紙飛行機を飛ばしたりして遊んだ。
文化祭準備期間3日目、謎にボディタッチが多くなった。
気のせいだろうと思いその日は終わった。
でも段々と多くなっていった。
最終的には顔まで触られた。でも私は他の女子にもやってるんだろうと思い授業中にも観察していた。
でもどうやらけじめはつけているのだろうか、全く触らない。
本心はわからない。でもらいあが触っているところを調べるとどうみても脈ありだ。
これは告白したほうが良いのだろうか、本当にわからない。
〜余談〜
私ですね、授業中だけメガネかけるんですよ。
本当に少々目が悪くて、結構おしゃれで高い丸メガネなんです。
らいあがそれを気に入ったぽくて、毎日貸して貸してってくるんですよ。
しかもあの人マッシュなのでめちゃめちゃ今風なかんじで似合うんです。
しかもあの人めっっっっっっっちゃイケメンなのよ。まじで。ありえんほどイケメン。
例えるならヤリ部の明美圭一先輩ですね。
性格全っ然違うけど。
まじで好き。